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2009年 11月 22日
![]() 八年ぶり三度目のルルド訪問とは言え、オフシーズンのルルドは初めてでした。 本当ならば11月はじめから中止となる日没後の聖母行列が隣国イタリアから大きな巡礼団がやって来たという理由で例外的に行われました。 ![]() ハイシーズンのルルドとは異なり、厳しい寒さと漆黒の闇の中での行列です。参列者もハイシーズンの十分の一以下だと思われました。 ![]() ですが、冬の空気のせいか何もかもが美しく、 ![]() ![]() ルルドにいない自分。 ココんちで、日常のうちに、待降節を迎える準備に入ります。 ![]() Le 22 novembre 2009, Christ Roi 2009年 11月 20日
光が当たる先は、こちら ↓ photo @ AFP
![]() それにしても、日本語標記の ファンロンパウ ・・・・_| ̄|○ アルファベット標記では Herman Van Rompuy です。これをどう発音するかがまず問題で、仏蘭西語だと発音したところで「ファンロンパウ」とは読めません。日本國メディアでは「ファンロンパイ」という表記を選んでいる会社もあり、どうやら y を「ウ」または「イ」の二音に分かれるようですね。仏蘭西では「エルマン・ヴァン・ロンプゥイ」が発音に最も近いカタカナ表記かも。 19日の選出から一夜明け、お仏蘭西でもトップ扱いではないにしてももちろんニュウスで触れている話題ではございますが、まずは以下、日本國の全国紙における関連記事ざます。 EUのファンロンパウ大統領は「妥協の産物」 11月20日11時4分配信 読売新聞 19日の欧州連合(EU)首脳会議で、初代の欧州理事会常任議長(EU大統領)に知名度の低い小国出身者が選出されたのは、加盟27か国間のバランス重視の結果だ。▼国際社会での存在感より内輪の論理を優先した「妥協の産物」の色彩が強い。▼常任議長には、国際社会でのEUの威信向上につながる指導者として英国のブレア前首相への待望論もあったが、多くの中小国が難色を示した。強力な指導者の誕生で、自国の発言力が低下する事態を恐れたと見られる。その点、典型的な調整型指導者のファンロンパウ氏は、どの国にも無難な候補だったと言える。▼一方で、外交安保上級代表(EU外相)が英国出身のアシュトン欧州委員に落ち着いたのは、国際社会で英国が持つ重みが決め手となったのは間違いない。▼現在、EUの官僚機構である欧州委員会トップは南欧ポルトガルの、民選議会である欧州議会議長は東欧ポーランドの出身者が務めている。「大統領」「外相」に西欧の小国と大国の出身者をそれぞれ据えることで、27か国の地域間バランスも整う格好となった。 (ブリュッセル 尾関航也) 俳句が趣味の「ミスター修理人」 初代EU大統領のファンロンパイ氏 11月20日11時17分配信 産経新聞 外見通り控えめな性格で、国際的な知名度は皆無に近いが、フランス語圏とオランダ語圏が対立していたベルギー国内政局を円滑にまとめている調整能力が評価された。▼1972~75年、ベルギー中央銀行に勤務し、93~99年の予算担当相時代には大胆な歳出削減を進め、財政再建を果たした。忍耐強く地道な仕事ぶりから「ミスター修理人」と呼ばれる。▼欧州連合(EU)内に敵が少ないことが初代EU大統領に選ばれた最大の理由だ。“ブレア大統領”の誕生を阻まれた英メディアは「首相に就任して1年もたっておらず、敵を作ろうにも作りようがなかった」と揶揄(やゆ)した。▼記者会見では調整型の人らしく、「敗者を生む交渉は良い交渉とはいえない」という持論を披露した。趣味はオランダ語で詠む俳句。母語のオランダ語のほか、フランス語、英語、ドイツ語も操る。 (ロンドン 木村正人) ( ̄~ ̄;) ふぅうううううん。 讀賣も産経も中道よりミギでしょうに辛口と言うか、ε= (´∞` ) Bof と言うか。 EU大統領の人選は最終段階でベネルクス三国(ベルギー、オランダ、リュクサンブルグ)、小国とは言え立憲君主制国家に的がしぼられていたと漏れ聞いてはいましたが、ブレア大統領ですかあ。タニィはローマン・カトリックの永久助祭になるため、そんな暇なんてないんぢゃないの?(-。-) ボソッ さて、欧州連合初代大統領閣下 Herman Van Rompuy 氏。 日本國では「妥協の産物」「無難な人選」「忍耐強い」「地道」「敵がいない」とされ、仏蘭西では「慎み深い」などと冠せられておりますが、20日付の仏蘭西メディアを見聞しますと、ロンプゥイ氏は Il sait créer le consensus omniumらしいです。仏蘭西語だけど途中からラテン語。ロンプゥイ氏は満場一致を生み出す方法をご存知で、二文化融合の国でもあるベルギーにおいて国王からの信頼もこの上厚いそうです。 そして、以下、彼についておそらく日本國のマスメディアでは触れない部分。 -un homme simple, modeste。___φ( ̄^ ̄ ) にゃるほど、大統領はイエズス会士が手塩にかけて育てた男子なんぢゃな。この過去あっての権力にも勝る彼の精神的かつ知的な「縁の下の力」が期待されての選出と。うぅううむ、外れてないロジックかも。とは言え、仏蘭西共和国内におけるイエズス会男子校は既に過去で卒業生が全て帰天したら伝説と化すであろうですが、こうして多くの紙面に Jesuites のキーワードが掲載されるとなると欧州全体ではまだこの経歴は「生きる、生かされる」ということですわな。 そして、ニホーンびとにうれしいことは -Il raffole aussi de l'art japonais du haïku大統領は俳句という日本芸術をたしなむっちゅうことですなーっはっは。 le 20 novembre 2009, Edmond 2009年 11月 18日
16日の夜、衛生放送局 Direct8 の Business というドキュメンタリー番組の中で、花の都はおパリで日本料理店が成功し始めているという話題が流れていました。なんでも今やおパリではピッツェリアの数と「 Sushi 」と看板を掲げた日本料理店の数が逆転したとか。ところが、「 Sushi 」とアルファベット標記された看板を掲げた店舗でも本当に本物のお寿司を出すお店は両手の指の数?いや、片手の指の数で足りるかもしれないそうです。
ん~、これは南仏プロヴァンス地方の現状と似ているかもしれません。 お寿司がなぜこんなにも流行し始めたのかと言うと、二年くらい前から花の都はおパリに住むおスノッブな方々の集いの場においてアペリティフとしてお寿司が好まれるようになったことがきっかけかと思われます。もちろんそれ以前にもお寿司は存在し、私個人が欧州で初めてお寿司を買って食べたのは1999年7月1日、ブリュッセル空港内の売店です。機械が握った鮨飯の上にスモークサーモンが乗っているモノと海苔巻きと海苔の代わりに胡麻を表面にくっつけた巻モノがプラスチックケースに入っておりました。その数年後、大手スゥパァマルシェの鮮魚売り場で、同じタイプのプラスチックケースに入ったお寿司を見るようになりました。もちろん賞味期限が長いお寿司です。月曜夜の番組だと或る工場で製造されており、経営者も登場しましたがお名前から拝察するにヒトが作った国境を越えて世界中から引くことの日本國に散らばる選民のうちのおひとりで、従業員は移民の方々。衛生管理はお仏蘭西の市井に散らばる某中華@アジアの方々の不法調理場とは月とスッポン、天と地底くらい異なり、日本國レベルにもしかしたらプラスαかもしれないくらいの、素人表現なら「無菌」と言ってしまいそうなほどの環境で寿司折りがヒトと最先端機械によって産み出されておりました。この工場の様子は、視聴者には安心材料だったのではないでしょうか。 話戻って、おパリの旧市街。 お寿司が流行したことで、全国紙のおル・フィガロさまなどの記者が身分を隠して、市内に散らばる日本料理店の真贋を確認中とのこと。彼ら仏蘭西びと記者の見極めにおいては、本物の日本料理店はパリ郊外にある ランジス Rungis の卸売市場 (=昭和時代の秋葉原駅前や築地市場を思い起こしてくれたまへ)の定休である月曜日を同様に定休にしているそうです。これを第一定義にして間違いないらしい。 仏蘭西のお寿司屋さんについて素人のワタクシめの真贋の見極めは単純で、マグロのお寿司があるかないかです。現在のココんちの地元の Sushi 店含め、偽のお寿司屋さんのメインはスモークサーモンの寿司と、アボガドとカニカマを使った海苔巻きです。マグロのお寿司はありません。仏蘭西の鮮魚店でもマグロの輪切りを買えるのに、なぜか寿司店には出ない。これも流行のきっかけが華やかな席でのアペリティフに出されるおつまみだったからでしょうか?ちなみにお仏蘭西のヒトビトは輪切りのマグロを塩コショウとハーブ、白ワイン、オリーヴオイルで数時間マリネにしたものを焼いて食べたりしますけれど。ナマでは召し上がらないのかも? この番組の中でなんとなくわかったことは、お寿司という食べ物の流行が先走りしたことで、仏蘭西びとにはまだ日本料理の料理人と寿司職人の違いがわかっていないことです。残念なことですけれど、現状では流行の食べ物であって、ピッザやドネケバブ、ファラフェルのように定番と化したと宣言するにはまだ早いですし、あの機械で握ったお寿司を本物のお寿司と信じている仏蘭西社会では、仏蘭西向けの応用したお寿司「もどき」が誕生しそうです。 仏蘭西のド田舎に住む私はココ新天地でもアジア系レストランの看板が掲げられるたびに訪問していますが、旧市街にできた Sushi 店にはいまだ行っていません。というのも、今もってこのお店の話題になった時点で「美味しい」という話を聞いたことがなく、他の普通のカフェやアジア系レストランのランチメニュー料金と比較しても割高です。 というか、このたった一軒の Sushi 店に限らず、既に20軒近く訪問したアジア系(中國人、ラオス人、ヴェトナム人、カンボジア人など)のレストランでは、言葉を選ばなければ「ボラれた」と食後に痛感、反省することばかり続いています。 大失敗は2か月ほど前、なぜかラーメンを食べたくなったので、中國系のバイキング形式の店に入ったところ、本当に美味しいからと10ユーロの海鮮麺を勧められ頼んだところ、どんぶりの底にモヤシが沈み、麺とスープは明らかにタイ製の出前一丁海鮮風味、具はスゥパァで売っているフリュイ・ド・メールという単品で売れない海老やイカ、貝を混ぜた冷凍食品を炒めたものでした。これで、10ユーロ・・・_| ̄|○ 面倒見たよ。←櫻井センリの声でどうかひとつ。 何度騙されても、ついうっかり日本で食べていたものが恋しくなってしまうと、アジア系食堂に入り、毎度後悔するの繰り返し。いい加減、懲りたまえ、キミ!ですな。花の都はおパリに上ったとしても、私のような者では本物の日本料理店の敷居は私の背よりはるかに高く、ブブカにワザを習ったところで無事に越えられるかどうか。 お寿司も、ラーメンも、おそばもお新香も、次回の帰国まで我慢することにします。 とりあえずは機内食で和食を選ぶことにしましょう。 le 18 novembre 2009, Aude
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その日暮らしのその日@ココんち
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