<< 1×9=1 という不可知な価値... だから、死んだのです。 >>
恐惶しない人による強攻により教皇が強行の強硬決着す。
2009年2月12日夜のニュウスで繰り返し流れました。
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Photo L'Osservatore Romano/AP

この2月12日、或る全米ユダヤ教指導者方 une délégation d'organisations juives américaines が集い、ウヰリアムソン君による「ガス室なんてないもん」発言の後はじめての会合がヴァチカンでございましたとさ。動く映像はとりあえず以下のURLで。
Euronews : Le Pape rejette le négationnisme et toute forme d’antisémitisme
教皇、歴史修正主義と全てのユダヤ排斥主義を締め出す。
http://www.euronews.net/fr/article/12/02/2009/rabbis-hear-pope-condemn-holocaust-denial/
し、 締め出すってあーた。「一致のためのはじめの一歩」だったんぢゃなかったのぉお?

ニュウスはじめ報道によりますと、この会合の席で教皇ブノワ・セーズ(Benoît XVI, B16)は「2000年に行われた前教皇JPIIのユダヤ人への謝罪に申し訳ないことをしてしまった」「ホロコーストの否定は認め難く受け入れられない」とか「ホロコーストは神に対する重罪だ」などはっきりと述べられたそうです。
この言葉の後、ユダヤ教の偉い人たちは「でしたら、必ずエルサレムにおみ足を運ばれませ」とおっしゃり、おそらく5月8日から15日までヨルダンのアンマンから始まり、エルサレム、ナザレト、ベトレヘムを独逸びと教皇が史上初めて訪問されることになるようです。

JPIIが嘆きの壁の前にたたずまれていた像が今も目に浮かびますが、B16も、ですか。
カトリック系全国紙 La Croix には、
depuis Paul VI, ce voyage est un passage obligé pour tout successeur de Pierre.
パウロ6世以降、聖地巡礼は全ての聖ペトロの後継者にとって義務である。
とまで書かれていました。
あの アウシュヴィッツの式典の時 のように、突然、虹が空にかかったらどうしましょう。

ですが、教皇さまがこうしてご自身の考えを明らかにされても、時既に遅し のようで、フランス国内で既に行われたアンケート調査ではFSSPX 4司教の破門解除について反対70%、賛成27%でした。

le 13 février 2009, Béatrice
13日の金曜日の前日に最高責任者としての確固たる意見表明かあ...やるな、B16!



.....で、一方、他方の 出て来い!ウヰリアムソン君 と「ゆ、ふ、きっ」(← 好きなカナを選んで後述の「かい」 に足してください) かいな仲間たち FSSPX ですけれど。

ウヰリアムソン君は先週2月4日の教皇側からの公での前言撤回を求める命令布告文について、ヴァチカンが前言撤回できるだけの反証を提示するように求め返したとも独逸國では報道されております。ウヰったらご自分で探せるのに探さないのね。そして破門解除されたなら恭順するだろう相手に仕事を求められたと。ふぅううううん。
更にこんなニュウス ↓ もおフランスで流れてすまった。
TF1 : Pour le chef des évêques intégristes, c'est un complot
http://tf1.lci.fr/infos/monde/institutions/0,,4255023,00-pour-le-chef-des-eveques-integristes-c-est-un-complot-.html
訳しますと、教条主義者の司教の長上(註:つまりFSSPX 総長のフェレ師)が
これは陰謀である
とおっしゃったそうです。なんでも 教会内の進歩主義者とヒダリの同盟によるワナ なんですって。


・・・・はあ? (*´Д`)=3
..........「陰謀」ですかあ。 「ワナ」ですかあ。    



「教会の一致のために受け入れることになる」というヴァチカンの当初の発表やル・モンド・レリジオンの編集長さんが「巨大なカトリック教会に彼らを受け入れたところで「象」と「蚊または蟻」の関係でしょう。」なんて言葉も見聞しましたが、一致のために受け入れらた人が数日後から内部分裂を連想する語を用いた発言(「教会内の敵」という表現もある)や蚊や蟻の立場で象に蚊に倣えと強いる言動が目立っているのは傍観者として摩訶不思議でございます。まさか、蟻が自分を象と勘違いしている?

ああ、そうだ。文書改ざん疑惑 も流され始めてますね。「FSSPX は第二ヴァチカン前までを受け入れるのに、教皇が第一ヴァチカン前までを受け入れる」と書いた、書かない、ⅡがいつのまにかⅠになったのならないの・・・はあ。Web 記事の投稿欄には「第一ヴァチカン前でも、第二ヴァチカン前でも同じだろうが、ボケっ」なんて書き込みもあります。ⅠがⅡに見えた、ⅡがⅠだった、粗悪な印刷なのか、いや、ワナだ・・・暇だね。発信元に確認できるのにそれをしないでこんな話を流すってやっぱり噂どおり黒山羊さんだからきちんと読まずに食べちゃったんだよね。と、傍観者に思われちゃっても自然・・・ということは、どっちがワナをかけているのだろう?

ヴァチカン側だろうが、FSSPX側だろうが先に 陰謀 という単語を口にしちゃったらそういうことが好きな人しか贔屓してくれたりタニマチになってくれなくなってしまうのではないでしょうか?この件、ヴァチカン側は「事前にウヰリアムソン師の思想を教皇は知らなかった」と表現しても、それについてワナだの陰謀だのとは一言も言っていません。既に12日にこうして教皇B16がユダヤ教指導者方の前でおん自らの考えと態度をはっきり表明されたことでウヰリアムソン君の公での前言撤回がない限り、両者は見合ったまま組むことも難しくなってしまったようです。

こりゃ、もう、「出て来い、ウヰリアムソン君」は出て来ないか。陰謀ぢゃねぇ?

【追記】 かの写真誌 Paris Match のWeb版に2月12日付で掲載された今回の件に関するアンケート調査での結果、数値にあらためて注目されたし。
Les Français désapprouvent le pape
フランスは1905年に政教完全分離しながらも決定的分断は1968年頃を境としますし、その完全分離までの千数百年はキリスト教カトリック国だったので、現在もカトリック信者をCatholiques pratiquants (生活宗旨を守るカトリック信者、例としてアリヨ・マリ内務大臣やマダム・シラク)とCatholiques non pratiquants (洗礼済だけで生活宗旨を守らないカトリック信者、例としてセゴ姐やサル)に二分します。以上を踏まえて、丁寧に記事を眺めつつ下方にスクロールしますと、共和国内における旧ミサ(1962ミサ、ラテン語典礼)の再認可を受け入れること(L’autorisation accordée de célébrer de nouveau la
messe en latin)についての表が出てきます。生活宗旨を守る人の60%、守らない人の49%、双方合わせて52%が再認可に賛成で、旧ミサ復活に反対していません。つまり、教会内どころか世知辛い世間における
・・・進歩主義も、ヒダリも関係ねーべ?
そもそもカトリックにミギもヒダリもない。
段取り踏んで教区長認可をもらって1962ミサをあげるなら、進歩主義もヒダリも賛成なんですよ。象の魂も蚊や蟻の魂も同じ価値です。だったら蚊や蟻の嗜好に認可というお墨付きをもらって象が文句を言いますか?象が気に入らなくても無理して参列せよ、なんて最高責任者は一言もおっしゃってません。

あーたたち、それが気に入らないのよねー?


兎にも角にも、電脳域やら島国で発信される伝説で惑わされませんように。>ALL
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by ma_cocotte | 2009-02-13 07:18 | 破門→波紋→和解→破壊 | Comments(6)
Commented by イエズスのペトロ at 2009-02-14 10:53 x
私もカトリック信者です。右も左も無い。その通りなのですが、どちらかと言うと保守派かな?故ヨハネ・パウロⅡ世をこよなく愛していた(今も)信者歴20年の40歳女性です(*^_^*)

とても興味深いお話したくさん書いていらっしゃって参考になります。ブログにリンクを貼らせて頂きました。もし私のブログに訪問して下さり、ちょっとこれは☓!!と思われたならお教え下さい。すぐに削除いたします。

カトリック教会も所詮人間の集まり。でも神様はそんな事は全部お見通し、ご承知の上で教会を通して聖霊が働いている。そして2000年間の長きに渡り紆余曲折しながらも導かれている。そんな歴史を振り返ったりすると、驚きと感謝の念に満たされること多しです。やっぱり神様は凄い!!
Commented by あれ、まあ at 2009-02-14 16:23 x
まだまだ大変ですね。この問題。
英語圏とフランスでは ちょっと温度差があるような。

因みに
>>http://www.fssp.org/objet/com20090212.htm
Appeal for Novena for the Pope Feb. 14 - 22
1988年、ラッツインガー枢機卿の要請で設立された
聖ペテロ会では、教皇のためのノヴェナを行うようですね。

このHP、ラテン語,イタリア語,ポルトガル語,スペイン語では
見られるのに,何故か ドイツ語とフランス語をクリックしても
現時点で見られませんでした。
Commented by ma_cocotte at 2009-02-14 16:24
★ イエズスのペトロさま、はじめまして。こちらこそよろしくお願いいたします。

おっしゃるとおりで、カトリックは伝統、保守、改革、進歩などの面から
眺める方がカトっぽいかな、と私も考えています。ミギ、ヒダリというのは
一直線上の左右に過ぎませんし、カトリックは「世界」だから、二次元で
表せません。
私は現在フランスに住んでいますが、支持政党では左派でも教会所作や
典礼では伝統を守っている方は多々います。もし左右で分けるなら、
こういう方々はどこに置けるでしょう?
私もかつて聖職者や修道者方からこの世は神さまの掌の中にあり、
全知全能は神のみだから「絶対~なのだ」という言葉を私たちが用いる
ことはできない。この言葉を使えるのは神さまのみ、と習いました。
ですが、うっかりすると自己都合で自分の掌で神さまやら聖母やら
カトリック組織そのものを転がしたくなりますね。それは他者からの
そそのかしと自身の傲慢が向き合ってしまうと発生するような気もします。
Commented by ma_cocotte at 2009-02-14 16:52
★ あれ、まあ さま、はじめまして。

http://www.fssp.org/fr/infos.htm

フランス語版でも2009年2月11日付で掲載されていますが?
現時点でフランス語版予告をご覧になれますよ。
フランス語でノヴェナはLa neuvaine と言います。
以下がきょうから始まるノヴェナの内容です。
http://www.fssp.fr/neuvaine.html

独逸語版ではおっしゃるとおりまだ掲載されていません。
http://www.fssp.org/de/infos.htm
Commented by Lucia at 2009-02-16 10:55 x
昨日のミサでは、なぜか「この日の第一朗読の個所は日本の教会のための独自の個所である」として、「創世記」3,16-19が読まれました。ローマ規範版の朗読個所は、福音書(Mc.1.40-45)の後半に関連していたのですが…。
しかも、当日の「福音書」で重要なのは、「御心ならば、私を清くすることがおできになります。」という、イエス様に語りかけた病者のことばですね。イエス様を神様であると認めて、神様がお望みならば何でも可能だと確信しながらも、自分の希望にイエス様のご意向を優先させる、深い信仰の姿がそこには現われています。
イタリア語の聖書だと、病者の言葉もイエス様のお言葉も、もっと簡潔で、感動的です: 《Se vuoi, puoi guarirmi!》; 《Lo voglio, guarisci!》
Commented by ma_cocotte at 2009-02-16 16:19
★ Lucia さま、聖書や典礼書の翻訳については問題が多すぎると
思います。ここ数年の使徒的勧告やモツ・プロプリオについては協議会側
の訳も日本語で表現できる限界のようですし(これは論文同様、注釈を
充実させる方法があるかとは思いますが)、曖昧な日本語表現と稚拙な
英語力で独善解釈やら新しい話を作って吹聴している方々もいます。

が、実は教会を離れて一般の法律に照らし合わせれば、自ずと見えて
来る法と義務に過ぎないのです。それを自己都合で混ぜ合わせて、自分に
都合のよい答えを出して世間に押し付けたりしても、それは無責任に
他人に法律を破ることを促していることになります。

翻訳については教皇庁側の介入に私は賛成しています。
例のSpirito Santos も霊は霊ですから、日本語で霊と聞いて気味の
悪いものを連想しようが霊としか訳せないし、「御霊(みたま)」を使うと
靖國を連想するので使いたくないというのも逆メガホン発想ではないでしょうか。
仏語聖書も文章が簡潔で、日本語聖書よりわかりやすいです。
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