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いずれ誰もが塵になる。
以下、極上の 灰水の陣 (↓ 画面上をクリくりっくん!)



これぞ、まっこと ザ・美

大英帝國はサルスベリではなくサリズベリ大聖堂 Salisbury Cathedrale での Ash Wednesday (灰の水曜日)の様子のようです。サリズベリは約750年前から存在するカトリックの巡礼地であります。やっぱ英國国教会の合唱メソッドは比類なし。頭の天辺から声を発するようなイメージを描きながら発声練習を積むという話も聞いたことがあります。



もしわたくしに息子がいたら、金積んでもぶち込みたい世界であります。
春がそこまで来ている予感もいたしますし、いつもの「英國に行きたい病」がムズムズしてまいりました。
今年も昨日、2月25日に灰の水曜日 Cendres の移動祝祭日を迎えました。ココんち地元のお子たちは先週土曜日から冬休みです。前日の火曜日は Mardi Gras マルディ・グラ、脂の火曜日だったので、ココんちも揚げドーナツを食べ、ま・ここっつぁんの母の一周忌でもあったのでなぜか母の分までといつもよりちょっと美味しい食事を用意して食べました。

一年前、母が帰天した時は既に四旬節のうちにあり、母を火葬し、残った母の存在を目の当たりにしたばかりの私は日曜日にミサに行くたびに肉と魂の違いを聖書箇所やら神父さまのお説教から学べ、かつ、慰められました。肉体は朽ちるもの、いずれ誰もが塵となる。そういくら聞かされても、まだ、どこか恐い。「死ぬのが恐い。燃やされるのはいやだ」と常々言っていた本人、=我が母の死後の変化を目の当たりにしたからわかっているのにね。
それから一年後、偶然にも母の命日は灰の水曜日の前日で、灰の水曜日には助祭さまからおでこに灰を塗っていただいて、なんとなく自分がいずれ塵に戻ることをひっしり感じ入ることができました。

さて、灰の水曜日で思い出すことは子供の頃です。
なぜか学校の聖堂でお昼休みだか放課後すぐお式があり「信者でなくてもいいんだよ」という同級生の誘い文句に乗って、興味ばかりでおでこに灰を塗っていただいたことが何度かありました。当時は定期的に聖堂に行っても、ミサだとすると未信者は最初から最後まで座ったきりで、その場で立ったり座ったり跪いたり居眠りしたりしていました。そして、白いベールを頭に乗せた信者の同級生がうやうやしく奉納というお手伝いをするために結婚式の花嫁のごとく聖堂後方から祭壇前までそろーそろーと歩く姿やら聖体拝領する様子を眺めるばかりで、祭壇近くに誰もが平等に行けるチャンスなんて灰水の陣くらいだったんだよねー。ああ、懐かしい。脳内フロッピーが一杯になりつつあって、うっかり消去しそうな子供の頃の思い出をこうしてここに書けました。Deo Gratias ってか。

それにしても、ええわぁ、大英帝國。うるるん。

le 26 février 2009, Nestor
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by ma_cocotte | 2009-02-26 23:44 | 『春』 Rien de special | Comments(4)
Commented by lakeforest at 2009-02-27 07:52 x
アレグリの“Miserere Mei Deus”ですねぇ・・・(涙)。
Hi-Cといえば、たしか彼自身カストラートだったかと。石の聖堂に一直線に伝わるような発声とその響きは、日本に多い木の聖堂のそれとはまた異なりますょね。素晴らしい映像に感謝です♪
Commented by ma_cocotte at 2009-02-27 14:54
★ lakeforest さま、
かわいい坊やの口の丸め方やのどの動きが面白いですね。
私個人は欧州の中でも英國の聖堂建築が好きです。仏蘭西ほど地味でなく、
イタリア、スペインよりは落ち着いた内装とでもいいましょうか。そこに
音楽のための環境が備わっているようですね。エクサンプロヴァンスの
大聖堂の造りがちょっと英國に近く、オルガンも背後ではなく側面にあります。

ところで映像の中の灰ですが、練られていませんか?ドロっと。
仏蘭西の灰は単なる灰なのです。
Commented by rice_shower at 2009-02-27 22:55 x
うぅん、神父が男色小児性愛に堕ちるのが分った。(失礼!)

様式美、造形美は、合理的、科学的機能を否定した時に、機能美をも生む。
宗教は、合理主義により堕落し、その機能をも失う。
私たちが命をかけて保守すべきもの、それは梵我一如たる物語なり。
私たちの世界は、小さな物語の寄木細工。

なんて、antonianさんとこの軍艦の写真を見たのが切っ掛けで“哲学”してみました。
Commented by ma_cocotte at 2009-02-28 00:58
★ rice_shower さま、

だってモーリスの国ですもの。(ヨシコ・ミタ風にどうかひとつ

宗教は合理主義により堕落し、機能をも失うですか・・・うぅううううむ。
合理主義の混沌からまみれるモノを引き上げる力はないものかのぉ。
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