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旅慣れない民への「飴」と「鞭」
もうかなり前になりますが、EU諸国内で最も海外旅行をしない国民はフランスびとだと見聞したことがあります。当時、数名のフランスびとに確認がてらその話題を出したら「そりゃ、そうさ。フランスほど美しい国はこの世にないから外を見るよりフランスの美を知ればいい」なんて返事をもらったこともありました。旧市街の旅行会社のウィンドウを眺めても、一見海外でも実は元はフランスの植民地だった国へのいざないが多かったりします。そんなドメスティックな庶民を大量に抱え込んでしまった神聖賢愚帝サルコぢ一世が共和国大統領なんかに身を窶してまもなく地中海クルーズやらエイメリカなど家族と一緒の海外旅行をすることで臣民に見本を示したつもりだったようだけれど、あたいら庶民にはあーたのような旅行費用丸ごと出してくれるユダヤん人脈なんてないのよ。深読みすれば、フランス国内の主な海外旅行会社のオーナーってサルコぢ一族のお友達ぢゃないの。私たちが一生懸命働いて貯めたお金はなぜかサルのお友達の懐に入っていく~~ンだな。Bof。

この春、私は初めてフランスの旅行会社が関わる団体旅行でフランス国外に出ることになりました。「出る」と言っても隣国イタリアはローマですけれど。私にとっては夢だったローマ訪問がかなうことになります。一生のうちに行けるかと想定するくらい「近くて遠いローマ」でしたが、どうせ一生に一度のローマなら史跡と教会建築や美術をツーリスティックにひやかせたら、と願っていました。ああ、そして何よりも我等が ラ ッ チ ン ガ ア をこの目でお見上げ申し上げたいのです。(隣のゲオルグだろ?という突っ込みはどーかなー。だったらベルトーネのタルちゃんにぜひぜひ)。そんな私の夢を数年前、南仏にお住まいのイタリア、いや、ローマ人シスターにおしゃべりしたら、私のこの目的には教区主催の巡礼団に参加すると安くてお徳だと勧められました。
その勧めをいただいてからできるだけチェックはしていましたが、ココんちが南仏から中西部に引越したこともあり、教区の教勢やら内情の違いから巡礼がお手軽お気楽でないこともわかって来ました。こんなことだったら南仏時代にローマ巡礼に参加すれば良かったなあ。だって、ニースからフェリーに乗ってローマ入りですぜい?それってちょっとした 地中海クルーズ ぢゃないのよっっ!? 後悔のみざますね。

さて、今年たまたまココんち地元の教区がローマ巡礼を企画したので、ココんちの♂♀が参加することにしました。
マ・スールの嘘つき。参加費用がデラデラに高い。しかも、応募当初に金額フィックスではなく、参加者数によっては更に費用が上がるとまで予告されていました。一緒にいらっしゃる司教さまの旅費分の分担金の問題でしょうね。1月の終わりに残金振込みの手紙が届き、当初の料金で済み、内心ちょっとホ。それでも1300+αユーロで、数日後に地元のスーパーの企画でインドネシア・バリ島旅行が1000ユーロちょいと知り、ドけち魂が抜ける思いをしました。

2月の半ば、このローマ旅行に参加する人への説明会があり、ココんちの♂♀が出席して参りました。6泊7日の旅程の説明がなされ、そこでの重大発表というか、ま・ここっつぁん号泣のお知らせが。なんと、その週の水曜日に限って 
教皇さまの 一般謁見ショーが にゃいっっ!!!
ミーのメインエヴェントがにゃいンでありまっす。ウワァァーーーー。゜(゜´Д`゜)゜。ーーーーン!!!
こんな話ってあるぅ?こんな運命ってあるぅ?こんなことで大当たりぃ!てか?
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びょーびょーと泣く私にココんちの仏蘭西びと♂が「また行きゃいいぢゃーん」と、ボソ。何事も「せ・ら・ヴぃ。おんヴぇは。C'est la vie, on verra 」の国のヒトですもんねー。あたしゃ「死ぬのは未練たらたら、一寸先は闇よ」の国のヒトだからさ、この運命、恨むよぉおお。(T□T) 
もうこんなハズレの巡礼旅行なんてどーでもいいやと延々と続く旅行説明会も上の空で、今宵の夕食をどうしようかと西日が入る窓の外を眺めていたりしましたが、説明会の最後になんだか添乗員のマダムが入口近くに積み上げられたダンボール箱からごそごそと取り出し、参加者全員に配布し始めたのでした。それが次から次に私の膝に積み上げられましたが、こんなもの ↓ 。
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お揃いのデイパックに、スーツケースにつけるネームとシール。そして、ローマ市内の教会説明書(15ユーロもする!)、3月全日分の典礼が掲載された本(3.90ユーロ)に、巡礼日程中に利用する聖歌集です。い、い、い、
いらんわ、こんなもーん ヽ(`Д´)ノ
しかも、我が耳に入ってきたのはローマ滞在中はお揃いの黄色いスカーフを着用のこと。ずぇ、ずぇ、ずぇったいやだあああ ウワァァーーーー。゜(゜´Д`゜)゜。ーーーーン!!!
死んだ母がそんなもんを着用する子に育てた覚えはないって泣くぅうううう。・・・と妄想したいくらい、そーゆーのが苦手な私だったりします。だっさー。黄色で何か特注だよなあ。横ではポケット一杯の新品デイパックに大喜びのココんちの♂やら嬉しそうにいただいた物品をデイパックに要領よくしまうぢっつぁま、ばっつぁまの様子が我が目にゴロゴロ入ってきました。デイパックに刺繍されたロゴをよく見れば、しっかり十字架があしらわれており(それも2つも)、これではきょうび耶蘇小学校低学年用ランドセルではないか・・・・_| ̄|○ 勘弁シテクレイ。

何せ海外旅行に慣れない仏蘭西びとの中でも、今回の参加者は仏蘭西観光ガイドにも掲載されていないほどのクソど田舎地方の土に返る人々の集まりだからして、6泊7日の参加費用は高いと言えど、集合直後から解散までお財布を開かなくて済むようになっています。全食事つき、自由時間なんてほとんどありません。流石、お仏蘭西。Club Med スタイルが愛される国だべ。参加者は同じラベルを貼ったブロイラーのようです。
ふっふっふ、久しぶりに風紀違反を楽しめる予感がしてきましたねー。ワクワク。
で、この旅行説明会の最後の最後にとどめの一発がありました。そ、れ、は、
旅行初日の集合時間が 午前3時30分

ヴぁ、ヴぁ、ヴぁっきゃろーっっ!にゃろめーっっ!尋常でないわいっ、ヴったぎってやるぅうう! ヽ(`Д´)ノ


と、瞬時に怒髪天を突いたのはどうやらソコに集う唯一のガイジンの私だけだったのでした。くそド田舎の農耕民族やらパピィ・マミィ(祖父母)どころかペペ・メメ(曾祖父母)年齢のぢっつぁま、ヴぁっつぁまにとっては午前3時半なんてありがたい時間なんだべなあ・・・・。しかも、会合が閉会したら次々とぢっつぁま、ばっつぁまがあたすら♂♀の前に現れて「あんたら一番若いから、巡礼中は大活躍だねぇ」という予告編。会合中に巡礼旅程中のミサにおける聖書朗読や先唱のお手伝いが募られた時は皺がハレーションするほどの輝いた子供のような顔で挙手していた連中がだよ。それ以外の大活躍って何よ?....ま・ここっつぁんの脳裏にはかつて参加した教区主催ルルド巡礼であのシャリオ(重病者を運ぶ荷台)を80歳を過ぎたマダムと引くお手伝いをし、結局、心臓病を持つマダムを庇うあまりま・ここっつぁんが一人であのシャリオを引いて丘を上り下りした記憶がフラッシュしたのでありますた。
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↑ ルルドの商店街の路地で JPII にばったり ↑

さてさて、どうなりますことやら。ヂャウ・ハランバン夫人、まもなくローマに参ります。

le 6 mars 2009, Colette
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by ma_cocotte | 2009-03-06 16:42 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(10)
Commented by やよい at 2009-03-06 19:41 x
何か、近くて遠い所のようですね。

日本に来る青い目の団体さんは リボンも何もつけていなくて
さあ〜すがと思ったけど、そうなんだ、みんな青い目で鼻が高くて
金髪だと、目印が必要なんだと 変な所で納得。
願わくは、その黄色いスカーフは 絹のスカーフでありますように!

ああ、でも ベネさまにお目にかかれないとは......。

良い旅行を!!いってらっしゃい。
Commented by ヴぇろにか at 2009-03-06 19:59 x
 ワタクシも先日某国にて1日半の団体ツアーに参加して、即刻調子を崩した根性ナシですのよ。日本人とは思われない協調性のない性格の成せる業かしら。

 お伊勢は参りましたが、ローマもルルドもまだ未体験。いつの日か、ぜひ!と思いつつ。

 よい旅になりますように!
Commented by ma_cocotte at 2009-03-06 20:13
★ やよいさま、ありがとうございます。まだちょっと先ですけれど。
何だか登録したものの、超格好悪い旅の予感が(爆笑。
でも、何事も楽しまねば!学ばねば!ですね。

ベネさまぁああああ (号泣
Commented by ma_cocotte at 2009-03-06 20:20
★ ヴぇろにかさま、そうでしたか。
お伊勢参りも私の夢です。
母がかつて参りまして、関東からなので漏れなく志摩にも寄り、あの時の
お土産と土産話が忘れられません。行って見たーい!

念願のローマに行ける!夢のような本当の話です。
今からドキドキしています。

ルルドはぜひぜひです。
それこそカトリックの伊勢と申しましょうか。祈りの巡礼地です。
ローマは例えるなら京都、奈良に近いようです。ルルドでお世話になった
シスターがそう説明してくださいました。楽しみぃ♪
Commented at 2009-03-06 22:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2009-03-06 23:19
★ 鍵22H28@030609 さま、

っえっえっえ、私はいったい何のためにローマに行くのでしょう _| ̄|○
ラッツィに会えないローマなんて(T 。T)...買い物してやるーっっ!ヽ(`Д´)ノ

朝っぱらの8時から聖ピエトロのクリプトでごミサですってよ。
厚化粧にはハードなスケジュウルです。(号泣
Commented by Lucia at 2009-03-07 10:53 x
ma_cocotteさま

当日パパ様は外国にでもおいでになるのでしょうか?残念ですね。
ローマ滞在中に日曜日が入っていれば、そしてその時パパ様が帰国しておられれば、日曜日の正午にはヴァティカンのお部屋の窓からお姿をお見せになって、広場に集まった人たちにお話と祝福があります。その時はラテン語で「お告げの祈り」もあります。

昨年私が教会のお友達とローマに行った時も、もしかしてパパ様がローマにおられなかったら、参加する友人たちに何と言おうかと心配でしたが、前もってのご計画は大使館に問い合わせても分かりませんでした。幸いローマにおいでになったので、車椅子使用者が二人でしたから、四人とも直接お言葉を頂くことができました。

今度はご自分で旅行を計画されれば、きっともっとお安く行けるでしょう。
夏はパパ様はカステルガンドルフォの別荘におられますし、真冬はパウロ六世謁見室での謁見となります。そこに入りきれないほどの巡礼がいる場合には、聖ピエトロ大聖堂でまずそこに集まった皆さんにご挨拶してから謁見室に行かれます。
Commented by ma_cocotte at 2009-03-07 15:02
★ Lucia さま
私がローマにいる期間の日曜日、教皇さまは海外にいらっしゃいます。
帰国直後の静養のため水曜日の行事がないとのこと。おそらくその
水曜日はカステルガンドルフォにいらっしゃるのではないでしょうか。

当初の予定には水曜午前中の式典について書いてありました。

教区の巡礼団に入ると一般では入れない場所や、高位聖職者や修道女方
からお話を伺えるチャンスがあるので、今回は個人旅行では楽しめない
ことからいろいろ学び、喜べたらと願っています。
Commented by Lucia at 2009-03-07 19:36 x
パパ様が外国においでの時には、イタリアのテレビで中継放送はあると思います。水曜日がご帰国直後というのは残念ですね。

ヴァティカン市国の中では、個人旅行では見られない所もかなりありますから、そちらを楽しまれればよいですね。
どうか充実した旅行となりますように。

Commented by ma_cocotte at 2009-03-07 21:33
★ Lucia さま

今はYouTube に教皇庁専用チャンネルがあります。便利ですよ。
ぜひ以下をLuciaさんもご覧あそばせ。イタリア語でそのまま流れます。

http://www.youtube.com/vaticanit
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