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だったら、興味がないわ。 "Non, ça m'intéresse pas."
旅行説明会 の後、会場 ↓ 内の回廊で簡単な茶話会が催されました。
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茶会が始まってまもなく、立食とは言えお菓子や飲み物が並ぶテーブルを囲む環の外にいたココんちの♂♀にまるで旧知のごとき顔で突進してきた老夫妻がありました。挨拶の握手をしながらわかったことは、ココんちと同市内(とは言っても旧市街を挟んで向こう側)に住むご夫妻であること。でしたが、なぜ集会中に自己紹介をしたわけでもなく、40人もの参加者がいたのに私たち二人が同じ市内に住む男女に間違いないとお二人は判断したのでしょう?こちらが質問するよりも前にご夫君から、一ヶ月ほど前に届いた参加者名簿から同じ郵便番号であるココんちの♂♀を見つけ、夫人(つまり、私)の名前が異教徒のガイジンであるし、ご自分の息子が養子に迎えたコレアン Coréen、=朝鮮びとの名前と似ているのでアジアびとに間違いないと予想し、会場を見渡せばアジアんがひとりしかいなかったからこうして挨拶できたのだ、とおっしゃる。聞けば養子となった坊やの名前の語尾が「-ko」で終わるだけの共通点でしたが。

その集会の翌週になってココんちの二人の結婚を司式してくださった神父さまにお目にかかったら、私たちがこの集会に行ったことを既にご存知でした。日曜日にこの老夫妻から既に報告があったのだそう。私から「ムッシュウの息子さんがコレアンの坊やを養子にされたそうで?」と神父さまに話したところ、ムッシュウには二人の息子がおり、もうひとりはリギュヂェ Ligugé の僧院の修道士だと教えてくださった。す、すっぐぉおおい。息子さんがベネディクターン!そして更に、マダムは血液の癌であるらしいとのこと。ムッシュウからこの2月11日に夫妻でルルド巡礼に行き、この集会の前日に帰宅したと伺ったことを思い出しました。なんだか後光が差しちゃってるご夫妻だと思いました。

で、思い出したことがありました。
まだ南仏に住んでいた頃、ココんちの仏蘭西びと♂がバス停で突然知らない女性に声をかけられ「あなたといつも一緒にいる女性はどこの出身です?」と質問されたそうです。彼が「日本人です。」と返事をすると、その女性はすかさず「...あ、なら、いいわ。私、日本人には興味がないから」と言ったそうです。なんでも彼女は養子縁組を考えており、できればヴェトナムびとを希望しているので、もし私がヴェトナム人だったら何かのきっかけになると思い、いつもアジア女である私と歩いているココんちの仏蘭西びと♂に私の出自を質問したのだそうです。それを聞いた私は仏蘭西びとにとって養子縁組の感覚とはまるでペットを選ぶ感覚なのかとふと思ってしまいました。
確かに養子を家庭に迎えれば自治体から養育補助金が支給されるし、その制度を悪用しているヒトもいることを私も知ってはいます。そして、もしカトリック教会での婚姻を共和国民が望んだ場合、結婚準備講座の中で子供に恵まれない夫婦には世の中で幸せを知らない子供を引き取ることも召命だと教えられたりもします。日本國のカトリック教会の結婚準備講座にあずかったとして、養子縁組までの指導を果たしてしているかどうか、どうでしょう?ただし、養子を迎えるにしても、女性が閉経を自覚するその日まで子作りに励むこと!とココんちの二人の婚姻準備指導をなさったイタリア、いや、ローマびとシスターは眼光鋭くしておっしゃりもしました。いやはや、それではまるでユダヤん超正統派ではございませんか。

さて、今も今も或るところにヂャニ・アリデ Johnny Hallyday という翁王がおりまして、先週末あたりから再び愛妃 レティシア Laeticia さまとご一緒に 眼鏡のCM でテレビ画面にやたら登場あそばされるようになりやした。少し前にココんちで愛読しているテレポッシュ(Télépoche, =テレビ番組予告雑誌)にレティシア妃のインタヴュウが掲載されており、そこには2009年のうちにもうひとりヴェトナムから子供を引き取りたい、と書いてありました。「もうひとり」と言うのも、既に二人は2004年11月にヴェトナムから生後3か月の女児を養子に迎え、ヂャド Jade と名付けて共に住んでいます。詳細はこちら → この子の運命。
偶然、タイムリィにも、写真雑誌パリ・マッチ Paris Match 3月5日号の表紙にヂャニ・アリデ翁王ご一家のご近影が掲載されました。
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Photo : Paris Match/Gérard Giaume@Paris Match du 5 mars 2009

あれぇ?アジアんな子供が二人いる。
なんとヂャニ・アリデ翁王と同妃のおふたりは昨年12月にヂャド Jade 姫(写真右)と一緒にヴェトナム国内の孤児院におみ足を運び、この女児を引き取られたのだそうです。現在生後7か月で、名前はヂョイ Joy。英語の Joy 、仏蘭西語の joie、日本語ならば「喜び」ちゃんでしょうか。このたび、Paris Match 紙を通してヂョイ姫の初お披露目 となりました。なんだよ、レティシアったら既に引き取ってたんぢゃんか・・・。

共和国内で町をぶらりと歩けば、一目で血のつながりがない親子であるとわかる家族がかなりいます。この子達がどのようなルートで仏蘭西びと家庭の養子になったのかは存じませんが、以前より今は幸せなのでしょうか。アリデさんちのお子たちは物資では恵まれ過ぎていることは誰もが知っているけれど。同じ屋根の下に住まない立場の者が詮索してはならないことですが、養子を引き取った家庭は自分たちが気に入った外見のペットとして甘やかすのではなく、いずれ彼らが独立して自分が家長として良い家庭を築いていけるようひとつの人格として心身を育てていただきたいですね。

仏蘭西共和国内では3月に入ってから、やたら「ろモパランタリテ L’homoparentalité」という単語を見聞するようになりました。同棲する同性二人に親権を法的に許すかどうかという問題のようです。お仏蘭西では両親の離婚後、現状で約30000人の子供が片親と恋愛関係にある同性の成人と共に生活しているそうです。・・・私ゃ、この現状を知りませんでした。共和国内の町をぶらり歩いても同性の両親と一緒の子供という家族形態を見た記憶がございません。これから段階的に同棲する同性二人が養子を迎えることが仏蘭西では問題ない方向に向かうように政府は計画していくらしいです。ホモセクシュアルの婚姻の認可より先に「家族計画」を認めることとなる?この「ろモパランタリテ L’homoparentalité」については今しばらく動向を見守りたい深刻な御題でございまふ。テレビ討論に登場されるホモセクシュアルの方々は養子を引き取ったところで何も深刻ではないとおっさってるけれどね。そうなのかなあ?もんのすごーく深刻だと私は思うよ。私がもし子供だったら両親が同じ性だったら悩むだろうけれど、子供が物心つく前から家族として生活を始めるのだったらそれが当たり前だから「なんら深刻な問題ではない」という考えなのかしらん?うぅうううん。

le 9 mars 2009, Françoise Romaine
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by ma_cocotte | 2009-03-09 16:54 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(2)
Commented by tama at 2009-03-11 20:31 x
2/19に「XとYの物語」という番組をみました。最近5年間で精子が急激に弱く、少なくなつているという話で、生物としての命をつなぐ根本が揺らいでいるという恐ろしい内容でした。
このなかで、2人の女性同姓カツプルが2人の娘を育てていました。二人とも自分の生んだ子たちです。実は、2人の男性カツプルの1人が2人の娘の父親なのだそうです。彼の精子を2人の女性カツプルがもらつて、出産。今は6人がいつたり、きたりして仲良く暮らしているそうです。どこの国だつたか、忘れましたがカルビンさんという名前がありました。
あと500万年から600万年で精子はなくなるそうですよ。
Commented by ma_cocotte at 2009-03-12 01:44
★ tama さま、その番組が日本で放映されたのは日本国内の少子化
対策問題改善の意図が秘められているのでしょうか。
結婚すると子孫を残そうとする本能に目覚める、と我が友が結婚して
まもなく話してくれたことを思い出したりしますが、ロモパランタリゼの
問題は元はカトリック国だった仏蘭西ではしばらく長引きそうな問題の
ようでもあります。未来の納税者である子供が同性の両親に育てられた
ところでなんら心理的問題がないのかどうかも重要らしいです。
どうなんでしょうね。ホモセクシュエルの男性のカップルは女児を引き
取るのでしょうか?
地球の寿命と、この世から精子が消えるのとどちらが先なのでしょう?
ううう、実は深い問題なのかも。
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