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13日の金曜日の前日に Le mea culpa de Benoît XVI
13日の金曜日の前日2009年3月12日にヴァチカンは教皇ベネディクト16世が3月10日付で全世界の全司教宛に送った手紙を一般に公開しました。その手紙は仏蘭西語では6ページに及ぶもので、一ページ目には
LETTRE DE SA SAINTETÉ BENOÎT XVI AUX ÉVÊQUES DE L’ÉGLISE CATHOLIQUE
au sujet de la levée de l’excommunication
des quatre Évêques consacrés par Mgr Lefebvre

カトリック教会の全司教へベネディクト16世聖下からの手紙
ルフェーヴル大司教によって聖別された四司教の破門解除について
と書かれてありました。仏蘭西語ではありますが、以下、カトリック系全国紙ラ・クロワ La Croix に掲載された手紙の全文です。よろしかったら、クリック ↓
Lettre du pape Benoît XVI aux évêques sur la levée de l'excommunication
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文章のはじまりもそうですが、途中で現在のFSSPX (聖ピオ十世会)のヴァチカンにおける立場について司教さま方に語りかけるように優しくて易しい言葉で細かく説明されています。これぢゃもうFSSPX側が流す都合の良い過去の話も今の話も以前にも増して通じなくなってしまいました。ルフェーヴリストのみんなたちはこれからどんな形で教皇ベネディクト16世との関係を語られるのでしょう。
以下は3月12日夜のTF1ニュウスで流れたこの件についてのビデオです。
TF1 : Affaire Williamson : Benoît XVI s'explique
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4305121,00-affaire-williamson-benoit-xvi-s-explique-.html
une lettre aux évêques en forme de mea culpa 反省と回心を司教方に告白した手紙かあ。TF1ニュウスに登場した仏蘭西司教団広報担当司教さまも、France 3のニュウスに登場されたエヴル Evreux の司教さまも教皇さまの謙虚さに畏れを持ったようなことをおっしゃってましたが、もしかしたら日本語訳が正式に公開される可能性もあるので私の立場では訳すのを控えますけれど【3月13日追記】 ヴァチカン放送HPに掲載された記事 をご覧ください、公文書を読む際には感情移入は禁物ですが、司教さま宛のお手紙ということで読み始めますと、
ついうっかり もらい泣き (T□T) ビョー
です。ココんちの近所で鼻の穴を膨らましてこの破門解除の件で怒りまくっている9人の神父さまもこのお手紙をご覧になって鼻の穴を少し小さくしていただきたいものです。紙ふぶき、いえ、手紙が鼻にくっついて穴を塞いでしまうと呼吸も上手にできなければ、手紙の文章を読むこともできません。

それにしてもだなー。先月26日にウヰリアムソン師からヴァチカンに送られた 謝罪文 についてウヰリアムソン師が謝罪するMea Culpa(メア・クルパ、私の過ち)の具体的内容を知りたいと28日に返事したヴァチカンでしたが、その後FSSPXもウヰリアムソン師も動くことなく、第10日目に教皇さまが世界中の全司教方にご自分のいたらなさ(=Mea Culpa)を謝る手紙を送られるとは。ε= (´∞` ) ハー。来月16日に82歳の誕生日を迎えられるおぢいちゃまにこんな手紙を書かせるなんてかわいそうだ。ご老人にこのようなご心労をかけるなんて。このお手紙を読んでいると、頭を深々と下げるご老人が目の前におり、こちらが「お願いですからそこまでなさらないでください」と申し上げたくなるような状況を思い浮かべてしまうほどです。もし私が騎士勲章をもらっていたら驢馬を頼りに馳せ参じますですよ。我等がベネさまにこんな手紙を書かせる奴なんて凡人には赦すのが難し過ぎるぢゃないかっ。
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・・・・なんだけれど、教皇さまの「下準備を軽んじた」という告白については凡女の私でも「そうですね」としか申し上げられません。誰も分裂のままでいいとは思っていないけれど、一致するにしてももそっと下調べはもちろん、聖域内の霊的兄弟方との間でも密な段取りが必要だったように思います。1月24日、噂が事実となった時はそれこそ世界びっくりショーで、多くのヒトが豆鉄砲を喰らった鳩のお目目で、サブロー・キタジマの鼻の穴だもの。パウロ年の大きなプレゼントのつもりだったかもしれませんが、隠しすぎたことで驚かせすぎ。それで結果がこれぢゃあね。
B16はヒトが作った国境を取っ払った世界で成り立つカトリック教会の最長上であり、ヒトが作った国境の世界では一国家元首でもあるのですから、このままでは世界中の聖域においても俗界においても不和が平和を押しつぶしかねないことを自ら悟られて動かれたのでしょう。頂点に立つ者が公で謝らなければならないことは三角形の底辺にいるヒトよりはるかに多い。しかも教皇さまは事務的な文書ではなく、ご自身の心と気持の篭った言葉で綴られた手紙の形で霊的兄弟である司教方にまず送ることでFSSPX なる団体とご自分との関係、教会との関係をきちんと明快に説明されたかったのかもしれません。

私なんぞはお気軽極楽なヲッチャアの立場なので、こうして教皇さまから司教さま方に送られたお手紙を拝読しますと、単純に「教皇さまを悲しませちゃいけないよ」と思います。なぜって教皇ベネさまが好きだから。
こんな時こそ教皇さまのためのシモン、ヴェロニカになるんだ、ぢょー。
で、タオルはどこ?¢( ・_・) ドコ?

le 13 mars 2009, Rodrigue


以下は朝日新聞に掲載された上記の件に関する記事です。

司教の破門解除問題 ローマ法王「説明が不十分だった」
2009年3月12日21時44分配信 朝日新聞

【ローマ=南島信也】ローマ法王ベネディクト16世は12日、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を疑問視する発言をした司教らの破門を解除して批判を受けている問題で、「私が深く後悔している過ちは、(破門解除の際の)説明が不十分だったことだ」とする書簡を出し、事実上謝罪した。5月のイスラエル、パレスチナ自治区訪問を控え、一連の問題の収束を図る狙いがある。 ▼法王は今年1月、教義上の理由で破門された超保守派の司教4人の破門を解いた。ところがその1人で英国人のリチャード・ウィリアムソン司教が昨年11月、スウェーデンのテレビインタビューに答え「ナチスのガス室で殺された者はいない」とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定していたことが分かり、イスラエル政府やユダヤ人社会が激しく反発していた。 ▼法王は書簡で「情報には大きな注意を払わなければならないことを学んだ」とし、事前の情報収集が不十分だったことを認めた。さらに「お互いの無理解を乗り越えて信頼関係を築くために、ユダヤの友人たちが助けてくれたことを感謝する」とも述べ、ユダヤ人社会に対する謝意を示した。 ▼法王は5月8~15日にイエス・キリストの死と復活の地とされるエルサレム、キリスト生誕の地とされる自治区ベツレヘムなどを訪れ、ミサを行う予定だ。



【追 記@13032009】
ローマ在住で以前からFSSPX問題について追究を続けてらっしゃる神父さま Fr. John Zuhlsdorf のブログ What Does The Prayer Really Say? で教皇さまから全司教方へ送られた手紙の米語訳と、その手紙をご覧になったFSSPX総長フェレ師による公式声明文の米語訳が既に掲載され、3月12日のエントリー直後からいずれもコメント欄が大賑わいとなっております。以下、ご参考までに。
▼教皇さまから全司教方に送られた手紙について
Benedict’s Letter in English: Fr. Z comments
▼教皇さまから全司教方への書簡をご覧になったフェレ総長の公式声明文
SSPX Superior Bp. Fellay on Pope Benedict’s Letter

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by ma_cocotte | 2009-03-13 06:40 | 破門→波紋→和解→破壊 | Comments(4)
Commented by anbai at 2009-03-13 20:36 x
今、日本語訳は出てないので、バチカン放送の記事を参考にすることが出来るかな、と。FSSPXの現在のステータスほかについて、理解の助けになると良いかと思われます。成りゆきは見守るしかありませんが、心痛のあまりに教皇さまが体調を崩されないよう…祈るしか。

教皇、全カトリック司教に宛てた書簡:ルフェーブル派司教の破門解消について説明
http://www.radiovaticana.org/gia/Articolo.asp?c=272298
(以下引用)
>教皇はこれを機会に、今回の破門解消の範囲を改めて説明。
Commented by ma_cocotte at 2009-03-13 22:13
★ anbai さま、お知らせくださいましたことに感謝。さっそく本文中に
加えました。まあ、2月4日の文書でもはっきりしていたことが、今回の
教皇さまご自身からのお手紙でいっそうはっきりしたと思います。全文を
読むと両者の主張がまるきり違うこともわかりますよ。
各国が全文公開しているので、日本國でも正式訳で公開されるのでは
ないでしょうか。
こういうことに同情は禁物だと思うけれど、ご高齢のご老人にこのような
思いをさせ、告白させるというのは自分はしちゃいかんと改めて思いました。
(ただし、高齢でも本人が過ちの張本人なら甘やかせないと思ったりも
しますが)教皇さまがこういう行動に出たことを権威の失墜と喧伝しても、
権威で庇えるウヰリアムソン師の思想ではないでしょう。
誰もが「平和と一致」を願っているのだから「教会内に敵がいる」という
表現を使わない方がいいだろうに(特に世俗が)。それこそ教皇さまが
引用された「互いにかみ合い、共食いしているのなら、互いに滅ぼされない
ように注意しなさい」ですよね。なんか、恐いや、せぞく@にほーん。
Commented by マリー at 2009-04-04 15:47 x
[知的生活の模倣日記]

 ここへも反論なさって、あげてくださいませ。
Commented by ma_cocotte at 2009-04-04 16:06
★ マリーさま、はじめまして。

  >ここへも反論なさって、あげてくださいませ。

なぜでしょう?
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