<< 聖金曜日の夜だからこそ明らかにしたい 「早起きは三文の徳」の「得」 >>
Il giorno del dolore ミサのない唯一の日に、
葬儀ミサ
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Dernier hommage aux victimes du séisme des Abruzzes : Reuters
http://www.ouest-france.fr/

きょう10日午前11時より、今月6日マグニチュード6.3の地震に直撃されたイタリア中部アブルッツォ州都ラクイラの軍人学校校庭で、289名の犠牲者の葬儀が執り行われました。

その様子が(地上波ではありますが)仏蘭西では12時半から始まる国営放送France 3 の全国ニュウスでまず流れました。ビデオはこちら ↓ クリック ↓
A l’Aquila, Pâques en deuil
http://info.france3.fr/europe/53210599-fr.php
以下は民放TF1 の13時と20時ニュウスから ↓
Journée d'obsèques dans les Abruzzes
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4369605,00-journee-d-obseques-dans-les-abruzzes-.html
Onna enterre ses morts
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4369609,00-onna-enterre-ses-morts-.html
L'adieu de l'Italie aux 289 victimes du séisme
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4369973,00-l-adieu-de-l-italie-aux-289-victimes-du-seisme-.html
葬儀はカトリックのミサの形で行われ、我等が ベルルスコーニ Silvio Berlusconi 首相も参列。ミサの司式は地元司教であるヂュゼッペ・モリナアリ l'archevêque de L'Aquila Mgr Giuseppe Molinari 大司教、説教はヴァチカンの我等が タルチシオ・ベルトーネ le cardinal Tarcisio Bertone 国務長官、ローマ教皇からの弔辞は我等が ゲオルグ Mgr Georg Gänswein 師によって代読されました。その教皇さまからのメッセージの中には生存者の心身の傷が早く癒されることを希望し、ご自分が葬儀ミサに参列できないものの精神的には列席者と共にあり、被災者各自の胸を締め付けるような苦悶を分かち合い、犠牲者の永遠の休息を神に祈りをもって懇願する、とありました。
きょう2009年4月10日は偶然にも、いえ、神のご計画のうちにおいて移動祭日ではありますがキリストが十字架にかけられた聖金曜日にあたり、カトリック教会においてはミサがあげられず、聖体拝領をしない日にあたります。が、仏蘭西国内の報道によりますと、ヴァチカンは特別な例外として聖金曜日にあたるきょうにミサをあげることを許可したそうです。つまり、「許しを求められての認可」ということ。これ、重要 (` ´)b 普通のニュウスでもヴァチカンの特別認可について説明しております。 証拠はこちら→ http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4369613,00-les-traditionnelles-processions-de-la-sanch-.html

ミサの際、州知事からまず
«Cette journée est un chemin de croix pour chacun de nous»
この一日は私たちそれぞれにとって十字架の道行きであります。
と宣言されたそうです。なんだかなー、午前11時からミサが始まるなんて、本当にゴルゴダに向かうカルワリオの道と重なるではありませんか。

お昼のニュウス画面を眺めて、棺の上にちょこんと乗せられた小さな棺を見るなり鬼婆まここっつぁんの目からも涙が噴き出てしまいました。フランス風に言えばこれも"C'est la vie せらヴぃ。=人生だよ。" なんでしょうけれど、こんな小さなお子たちは希望や夢を持っていたでしょうに。人生と割り切るのが難しいです。

France 3 のお昼のニュウスでミサ中継が流れた直後、被災地で活躍されるフランシスコ会修道士の方々の様子が流れました。流石、お仏蘭西というか、葬儀をあげる祭司の立場ばかり紹介するのではなく、司教さまはじめとするカトリックの聖職者や修道者がどう被災者に接しているのか社会司牧面からも紹介してくらしゃるのはカトリック無知やら音痴のあっしにはありがたいこってすぜ。
こちら ↓ 、昨日、聖木曜日のキャンプの様子ビデオです。
Jeudi saint à l'Aquila
http://info.france3.fr/europe/53210599-fr.php
茶バネ装束なので OFM 会員でせうか?いやはや今年はフランシスコ会創立800周年、被災地では多くのフランシスカンが本領発揮の大活躍で、まるでフランシスコがうぢゃうぢゃと現れたかのようであります。こうして笑顔で大奉仕中の茶バネ繁殖ビデオを眺めますと、凡な自分でも何かできるだろうかと考え始めてしまいますが、何も私たちがフランシスカンの真似をするのではなく、私たち各自ができることをすれば良いのですよね。
相手の立場を思い、どこが痒いのか探してみる。051.gif
司教さまやフランシスカンがまだ察していない痒みが被災者のどこかにあるかもしれませんし、もしかしたら司教さまやフランシスカンの立場では手を差し伸べるのが難しい場所が痒いのかもしれません。手を差し伸べる全員が同じ一箇所を掻く手を持っているのではありません。...と、ぢっと手を見る。まずは手を組んで祈ってみる、か。

le 10 avril 2009, Fulbert
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by ma_cocotte | 2009-04-10 20:14 | 『?』なオイロッパ | Comments(4)
Commented by anbai at 2009-04-11 15:19 x
こんなに多くの人命が失われたことは残念です。
しかし、こういう手厚い計らいがなされたことはせめてもの救いだと思います。教皇さまが司牧訪問されるということですが、そういう支えがあると被災民は本当に喜びます。どの程度まで可能かは分かりませんが、出来るだけいろんな人と話して欲しい!そう思います。

とても他人ごとに思えない分、ニュースを見るのが辛いです。早い復旧、復興、そしてそれまでの現地の治安の安定を心から祈ります。
Commented by ma_cocotte at 2009-04-11 16:32
★ anbai さま、これまで常々anbaiさんから震災について、その後の
世間の様子や各自の心身の問題など教えていただきましたが、こうして
イタリアの様子や報道の在り方を知りますと日本とはかなり異なりますね。
救助については日本が先進ですが、被災者の心理のケアについては
イタリアの方が先進に見えました。そして、この葬儀ミサを拒まれた遺族が
82家庭だったと夜のニュウスでは伝えていました。
Commented by anbai at 2009-04-11 19:31 x
TB送らせていただきましたのでお知らせさせていただきます。

それにしてもリンク先、全て拝見しました。動画を見ているとやるせない思いです。
これから、避難生活での疲労を溜められる方がないよう願っています。
Commented by ma_cocotte at 2009-04-11 20:39
★ anbai さま、TB ありがとうございました。
耐震構造建築についてはお察しのとおりです。拙宅も鉄筋の入っていない
ブロックの家です。もし今、地震が来たら即死間違いなしです。

イタリアはカトリックの生活文化や道徳が基礎にある国なので、被災者も
前向きに歩を進められる心の強さを備えてらっしゃるかと思います(ただし、
全員ではありませんが)。手を差し伸べる各団体の方々がそれぞれの
立場で使命を生かし、被災者を導いていただければと祈るばかりです。
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