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小さな旅で知る大きなよろこび
ココんちの♂♀二人の、教会での婚姻を司式してくださった神父さまからの誘いで、小さな旅、日帰り巡礼なるものを三人ですなって参りました。今回の巡礼のテーマは聖ルイ・マリ・グリニオン・ド・モンフォール Louis-Marie Grignion de Montfort (1673-1716)という聖人に縁ある土地を巡ることでした。先日4月28日が地方限定とは言え、この聖人のお祝い日でもあったため実にタイムリィな巡礼でした。
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聖ルイ・マリが息を引き取った部屋に置かれている聖遺物。デス・マスクに特徴があり、手前から見るとルイ・マリは微笑んでいますが、棺の後ろに廻ってルイ・マリのお顔を拝しますと憂いの表情になっています。

日本國でルイ・マリ・ド・モンフォールはあまり知られていない聖人かもしれません。彼は43年きりの人生ではありましたが 3つの修道会 を創立、それぞれが 宣教会 ではあるものの日本には管区がありません。ルイ・マリの生前は教区司祭でありながらドミニコ会第三会員でもあったのでロザリオの信心業をフランス国内各地を訪問しながら根差したことで知られています。ゆえに彼をかたちどった聖像は十字架とロザリオをかざしているのが特徴です。
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彼が創立した修道会の小聖堂前には 旅姿ルイ・マリ の御像が。

ああ、彼は「ロザリオの神秘 Le secret du Rosaire 」という本の著者でありますね。日本語訳には「ルイ・デ・モンフォー」という著者名で出ています。
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聖ルイ・ド・モンフォール大聖堂の御像

この地味な聖人を敬愛した方が数年前までこの世におりました。そう、かのローマ教皇ヨハネ・パウロ二世です。教皇さまは1996年9月19日になんとルイ・マリ・ド・モンフォールが帰天したサン・ローラン・スュル・セーヴル Saint-Laurent-sur-Sèvre という人口3,000人ちょいの小さな町におみ足を運ばれたのでした。
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サン・ローラン・スュル・セーヴルにある 大聖堂 から彼が創立した修道会に向かう道は教皇巡礼を記念してヨハネ・パウロ二世通り rue Jean-Paul II と言う名前になりました。

ポーランド人であるヨハネ・パウロ二世がフランスの地方限定の祝祭日扱いである聖ルイ・マリ・ド・モンフォールのお墓参りをするほど敬愛したというのもガイジンの私にとっては納得行きかねる話なので、神父さまにその旨質問しましたら、ヨハネ・パウロ二世ご自身が聖母を敬愛し、ロザリオの信心業を怠ることがなかったことで、この 聖人が遺した生き様 に惹かれ、倣い、彼に取次ぎを願いつつ祈っていらしたそうです。それにしても教皇在位中 12回も来仏 されたヨハネ・パウロ二世でありますが、この第七回目の訪仏は国際配信もされたかどうかわからぬほど静かな祈りの旅だったようです。
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大聖堂の隅に置かれた教皇さまのために作られたお椅子。

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聖ルイ・マリ・ド・モンフォールと福者マリ・ルイィズ・トリシェ Marie-Louise Trichet の墓の横には教皇来訪の記念板


巡礼の帰り道、神父さまから記念にとお墓の前で祈られるヨハネ・パウロ二世の生写真をいただきました。実は私、ヨハネ・パウロ二世にはいろいろ思うことありますが、ローマ巡礼やこの巡礼で少しずつヨハネ・パウロ二世について私が知らなかったことを知ることができ「エリザベト級の心が躍る」喜びです。
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さて、この写真。あれ?と思われることがあります。それは何でしょう?(難易度4.5)

le 3 mai 2009, Philippe et Jacques
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by ma_cocotte | 2009-05-03 01:32 | 『巡礼』 Rien de spécial | Comments(2)
Commented at 2009-05-21 11:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-21 15:53
★ 鍵11H07@21/05/09 さま、
うぉおお、おっしゃるとおり絵画を凝視しますと、

  >Saint Louis-Marie が Bienheureuse Marie-Louise の「手に」
  >御聖体を授けようとしている?

と見えなくもありませんね。
実は以下のエントリーの四枚目の写真の祭壇下の中央の彫刻ですが、
http://malicieuse.exblog.jp/10926938/
聖女がパンを手に与えています。何せこの聖女が6世紀に生きた人物
ですので、この彫刻が聖体拝領を表しているのか、弱者への施しを
表しているのか(現時点で)わかりかねるので話題に触れませんでしたが、
彫刻そのものは1900年前後の作成です。
モンフォルタン・ワールドも知れば知るほど面白いというか、教育を終え、
社会人となった私たちには病院修道会などは着目すべき活動会ですよね。

で、回答ですが、お墓の向こうに聖櫃があること。
おそらく教皇さまのご訪問のため聖櫃を移動したと思われます。
(私が訪問した日はココに聖櫃が置かれてはいませんでした。)
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