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こ れ ま た 奇 怪 な 、
C'est pas vrai!ちょっと、コレ、本当?

「日本食街」規制の動き=アジア系集中、住民が懸念-パリ
5月3日15時37分配信 時事通信
【パリ3日時事】日本食レストランなどアジア系店舗の集中が進むパリ中心部のサンタンヌ通り一帯で「なじみのパン屋や肉屋が消えてしまう」と懸念する住民約200人が、出店規制を求める嘆願書を市議会に提出、実態調査の実施がこのほど決まった。欧州有数の「日本食街」として知られる同地区だが、新たなレストラン開店が難しくなる恐れもある。▼日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、フランスでは1980年代にパリに50店ある程度だった日本料理店がすしブームに乗って90年代後半から急増。今や約1000店に達した。▼大半はすしと焼き鳥を組み合わせた中国・アジア系店だが、サンタンヌ通り付近は「本物」のラーメンやうどん、お好み焼きの店など20以上が軒を連ね、パリっ子にも人気がある。▼ラーメン店「ひぐま」の経営者、平田建洲さん(64)は「お客さんの95%はフランス人。いろんな日本料理店がそろうこの通りへ来るのを皆が楽しみにしているのに、一方的過ぎる」と規制への動きを批判した。▼住民のロマン・アトグさん(41)も「誰が多過ぎるなどと言うのか。日本料理店が多いのは便利で結構」と話していた。



何 を 今 更 まっこと奇怪な話でおぢゃるぞ。
この記事に登場するサンタンヌ通り la rue Sainte Anne というのは、オペラ座 l'Opéra とパレロワイヤル le Palais Royal の間にあり、この周辺は日本人租界はたまた居留区と呼ぶよりは日系商業地区と呼ぶにふさわしいでしょう。私が生まれてはじめてパリに行った時、フランスに長く関わる先輩が案内してくれたのもこの界隈にある日本人が経営する和食レストランでした。日本人の口にあう「和風料理」に手っ取り早くありつくにはこのカルチエの中に入ってからお店を選択すればいいだけの話です。その後、私にパリへ昇る機会があり、Made in Japan 製品が必要になった時には機械的にこのカルチエに足を向けたものです。食料品店はもちろん、日系書店や旅行代理店もあります。それらの商店だけでなく日系の商社や銀行の支店がこの界隈に集中しているのも今、2009年5月に始まったことではありません。ですから、この記事はやつぱり
何 を 今 更 な話なのであります。
しかも、パリの旧市街がコンパクト(山手線の内側くらい)なことから、サンタンヌ通りに住むヒトがパンを買うのに不便というのはあまりに苦しい、屁も出難いほど窮屈な理屈に思えます。近隣にはフランス共和国の省庁もあり、四つ星の高級宿泊所もゴロゴロある界隈に伝統あるフランスパン屋がまったくないというのも信じ難い話であります。それとも、きょうびパリのあのあたりはパン屋もなければ、お肉屋さんやお総菜屋さんもなくなったのでしょうか。おそらくあの界隈の建物の1~2または3階はオフィスでしょうがそれ以上の階は一般家屋がマジョリティでしょう。ですが、偏見を述べるとするなら、あのあたりに住まいを持てるような収入ある方々ならばお惣菜は歩いて10分ほどのギャルリィラファイエトやらプランターンでお買い求めになりゃあよろしいンぢゃありませんかあ?・・・てか、やっぱりこの訴えに無理があるっつぅか、サンタンヌ通りを中心に縦横無尽に広がる路地にまったくパン屋さんがない?お金さえあったらルーヴルの売店やらリボリ通りのカフェで分けてもらえばよろすぃいのに ← 以上、アントワネットさま風に音読くらしゃいませ・・・いっくらでも方法が浮かんでしまう、私っていったい。それに、パリというところは世界各国のカルチエの集合体で成り立っているようにも思え、他のカルチエで同様の問題が多発しても不思議ではありませんが、なぜに日系地区でこのような運動が起こったのでしょう。不思議です。

フランス語グゥグルでニュウス検索してみたけれど、引っかからないや・・・┐(-д-`;)┌

ところで、こちら ↓ 、ココんち地元の旧市街のお寿司屋さん。
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路地を挟んで向こうは、田舎だっつうに「おポワラアヌ」のパンで作ったサンドウヰチを出すお店。外気に漏れるほどのおブルヂョワな雰囲気がムンムンなので私には入れないお店であります。日本料理の寿司(鮨)は私の記憶が確かならば2年くらい前からやたらテレビのスピーカーからも聞こえてくる料理になりました。お寿司がパリ旧市街に住むBCBG な方々の集いのアペリティフに喜ばれるようになったことで、次第にその集いに招かれるテレビタレントさんたちが会話の合間に「Sushi」という単語を口にするようになったと言えるかも。
が、彼らのように美味しい本物のお寿司にありつけるのも極限られた方々であり、庶民の私たちが目にするお寿司はスーパーの鮮魚コーナーに置いてあるかなり日持ちするお寿司で、本当に小さなプラスチックの折に収まっていますが、機械が握ったシャリなので調子に乗って食べてしまうと後になってお寿司がお腹の中で膨れること、膨れること。このテイクアウトのお寿司でなければ、庶民がしばしば見つけられるのはココんち近くのお寿司屋さんのようにアジア系フランスびとやら移民が経営するエセ寿司屋であります。そういえば、その昔、私はマルセイユにあるユダヤん経営のお寿司屋さんのことを話したことがありました。
悲しい寿司やね。
http://malicieuse.exblog.jp/1656416
こちら ↓ はココんち近所のお寿司屋さんの入口に掲げられているメニュウ、いや、お品書き。
b0070127_21524555.jpg
エセ寿司屋さんにはまずマグロの握りはござらん。そのかわりスモークサーモンの握りは必ずござる。お味噌汁はお湯のような物で、お味噌が溶かされてはいても「おすまし」の味にもなっていません。このお寿司屋さんのすぐそばにおそらくこの旧市街で一番美味しいアジア料理屋さんがありまして、このお店で働くラオス人のマダムがこのお寿司屋さんで既に食事をしたけれど Pas terribre 大したことなかったわ と私に教えてくらしゃったことで、私はまだこのお寿司屋さんに入っていません。変なお寿司を食べるくらいなら、このラオス人のマダムの旦那さまの手による海老炒めや汁そばの方が瞬時の幸福を味わえそうな気がしてならないのでした。

・・・いや、入ってみましょうか・・・いや・・・え、でも。

で、花の都はお巴里のサンタンヌ通りの件ですが、「カネさえあればなんとでもなる」が神聖賢愚帝サルコぢ一世が臣民に強いていることですので、お金で解決付くのではないでしょうか。お金のあるパン屋さんやお肉屋さんがこの通りに出店すればよろしいのです。

le 3 mai 2009, Philippe et Jacques

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by ma_cocotte | 2009-05-03 22:19 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(10)
Commented by siojake at 2009-05-04 20:32 x
このニュース私も読みました。
あのー、サンタンヌ通りに近いメトロ駅・ピラミッドのそば(@オペラ大通り)に
大手スーパーのモノプリが鎮座ましましているので、日用品の購入は
普通に出来ると思うんだけどなぁ。

都会の真ん中で頑張ってる個人商店が、代替わりや契約期限の関係で
べらぼーな家賃諸々を請求されてやむなく廃業…ってのは世界どこでも
同じ状況ですよね。
サンタンヌに限らずパリの真ん中辺は「カルチェの雰囲気が消えてしまう」
って嘆いている所は多いけど、なんで日本料理店のみを槍玉にあげるの?
と疑問に思ったのでした。

日本食がポピュラーになったからなのでしょうか、仏人に「日本人も行く
美味しいレストランを教えて!」と聞かれることがちょびっと増えた気が。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-04 20:55
★ siojake さま、実はしおじゃけさんからのコメントをお待ちしておりましたのよ。
ぬぁんと、モノプリがあるなら、パン屋さんが入っていますね。
エクサンプロヴァンスやらマルセイユのモノプリを思い出すぅ(遠い目

このニュウスの出所はどこなのでしょう?検索をかけたけれど、この記事とは
逆にこの界隈の日本食レストランについてポジティヴな記事ばかり上位に
出てきました。どう冷静に考えても「なぜ、今、ココが槍玉?」というくらい
不思議だと思いませんか。20年前、30年前ならわからなくもありませんが。
サン・ルイ島に高いけれど美味しい和食屋さんがあると聞きました。
それにしても、パン屋さんや肉屋さんがなくて不便という理由さえ、
理解できないままです。
個人商店を開業するために商工会議所の研修を受けた段階でめげる
ヒトはかなりいますよね。Place d'Italie からConcorde まで歩けて
しまう自分としては今もって現実味のない話題でR。
Commented by しぇリ~ at 2009-05-05 16:46 x
モノプリのちょっと先にはPaulもありますし、ブルス方面には地元のパン屋もあります。お肉屋もサンタンにはちゃんとありますよ。
確かに税金&家賃の高さで世代交代できない個人経営店が多いパリ。
なんだかやらせっぽいニュースですね。

それに日本食街と言われても、このサンタンどおりだってほとんど中国系の料理人なので和食とほど通りですし、今では韓国料理屋がひしめく地域。お寿司もラーメンの味も日本から来た日本人には受け入れられないそうですよ。(友人談)何をもって日本食だけ取り上げられるのかわかりませんね。最近のパリの韓国料理店の多さは驚くばかりです。

サン・ルイ島のお寿司屋さんは有名ですよ。高いけど、本物の板さんの味。でもここのマダムが怖くて。。ご無沙汰しております。(苦笑)
化粧、服装&持ち物がキーポイントざんす。
Commented by siojake at 2009-05-05 20:22 x
あらま、待たれていたとはいとうれし。ホントに不思議な記事ですよね。
この数年サンタンヌは「ひぐま」とか、札幌ラーメン、うどん屋さんなどなど
日本人が躊躇せずに暖簾をくぐる所に行列バシバシです。
しぇり~さんが書かれているように、オーナーが中華系とか韓国料理屋が
めっきり増えました。以前は界隈見渡しても「日本風の」焼肉屋さんが
1~2軒あっただけなのだけどね。
ついでにミョーな日本語の看板も増殖しましたぜ~(笑)

やっぱりね、コレだけひしめくと仏人もホンマモンかどうかを気にする人が
多くなってくるのでしょう。こういう無料誌も出てるし。

ttp://www.wasabi.fr/

サンルイ島は…未だに未踏破でございます。
(しぇり~さんが挙げられてる条件をクリアできないっす orz)
Commented by ma_cocotte at 2009-05-05 21:51
★ しぇリ~さま、久しぶりに元記事を手繰り寄せられない記事に出会いました。
韓国系のお店は以前、リヴ・ゴーシュに多かったけれど、今やオペラ、
ルーヴル、マドレーヌの三角州に多々あるということですね。
あ~、なんだかパリに探検しに行きたくなりました。オノボリさんになろうかな。
マルセイユもアジアんかユダヤんが日本食の看板を掲げており、
某日本人経営のレストランについてはモニョニョ。一見さんについては
日本人店主が品定めです。「ここは学生が来るところではないわ」と
山陰の大地主の息子さんにおっしゃってた。こういう日本人って、
憐憫しかありません。
サン・ルイ島はベルティヨーンのキャラメルアイスでハァハァです。
ううう、食べたくなりました。ピスタッシュと一緒。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-05 22:00
★ siojake さま、
きょうび21世紀はovni よりwasabi ですか?
まじ、あてくしおパリなんざ参れません。でも、参りたひ。
お寿司についてはテレマタンでよくウィリアムさんが話題にするように
なって、ヴィヴモン・ディマンシュでも19時版でテーブルに出るように
なりましたよね。それからあっと言う間に「すしすし」と。
でも、ラーメンもようかんも食べられるパリって私には裏飯屋です。

サン・ルイですが、敷居が超高いようですね。
髪型も名古屋風でないとダメそう?
Commented by きなこもち at 2009-05-05 23:58 x
面白い記事でしたのでよろしければ。。。
本当の日本料理店の見分け方
『How to Tell a Real Japanese Restaurant』【DYSKE】
ttp://www.dyske.com/index.php?view_id=786
Commented by ma_cocotte at 2009-05-06 01:27
★ きなこもちさま、拝読。
うううむ、ガイジンが比較した中・韓・日とはこう見えるのでしょうか。
日本人が海外で眺めるアジア料理店の比較考察とツボが違いますね。
私は入りやすくて美味しい日本料理店があれば・・・と願うことしばしばですが、
帰国時の楽しみにするのもこれまた幸せと思えるようになりました。
日本製の食品も中韓に比べると割高というのも涙です。
Commented by valvane at 2009-05-16 16:38 x
お久しぶりです、ま・ここっとさん。TBさせていただいたので、ご連絡しますね。
これ、最初に記事を出したのは3月26日付けの「ル・パリジャン」(Le Parisien)らしいです。
私は単純に、パリのど真ん中に外国人経営の店ばかりが集まって欲しくない、ということかと考えましたが、いかがでしょうか。日本料理は美味しくとも、毎日聞こえてくるのは日本語ばかり…とあっては、気分が良くない人もいるでしょう。
…と、悪いことに、中国人や韓国人も日本料理店を名乗って開いているようですが、これも水増しされちゃっているのでは、と。見分けが付かないでしょうから。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-16 17:22
★ valvane さま、こんにちは。
お知らせいただいたル・パリジャン紙のHP版で検索したところ、読者の
投稿欄で舌戦が繰り広げられていますね。現時点では有料スペースに
なっているようです。
問題になっているSainte Anne ですが、もう何十年も昔から日系企業の
商業地区(ココ、ポイントです、居住区ではありません)です。福澤諭吉が
泊まったホテルからも近いくらいです。日本語が不快な日本人以外の
共和国民や外国人は最初から住居を選ばないカルチエだと思います。

中国系や韓国系は廉価で偽和食を提供しますから、このカルチエの
日本人経営のお店からすれば彼らも営業妨害ですよね。

パリのド真ん中ですが、各国のカルチエの連鎖で成り立っています。
日系のカルチエを妨害するなら、一日中ドネケバブの臭いが立ち込める
ギリシャ人街も、ファラフェルを揚げる油のニオイでいっぱいのユダヤ人街も、
アラブ人街も同様の内容で解散を求められると私は思うけど、そんなの
空論に等しいですよね。不法食品売買を続けている中華系人脈は
衛生上、厳しくしていただきたいです。
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