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ヂャウ・ハランバン夫人、消えた幻に再会す。
もう諦めていた、脳内フロッピー内で壊れかけていたメモリが治った。そんな気分。
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Babinton's Tea Room

そう、かつて江戸は追分の某百貨店の二階の片隅にございました「バビントン・ティールーム BABINTON'S TEA ROOM 」。あのシックなお店が追分から姿を消して何年経ちましたでせう?思い起こせばヂャウ・ハランバン夫人の女子大生時代、追分のバビントンは、週数度、放課後の寄り道のための重要拠点でありました。「いつもの」アールグレイのアイスティーを頼みつつ、視線をレジそばのガラスケースに収まっているパウンドケーキに持って行き・・・必ずしもすぐ注文しないのね。注文のタイミングはパウンドケーキの盛り上がりが頂点に達しつつある時点、またはパウンドケーキの端っこが確実に自分の目の前に置かれると見計らった時であります。お店の内装も百貨店の片隅とは思えないほど外の世界と遮断された独特で重く落ち着いた雰囲気を醸し出し、美しくも愛らしい調度品は「全て盗んで帰りたい・・・」とつぶやきつつ、ぢゅるるるる・・・とストローから轟音を立て。
ああ、楽しかったなあ。
寄り道のために学校に通っていたようなもんだ。
さて、追分から消えてしまった名店をどこで見つけたかと申しますと、この階段を下りて右に曲がった右角でございます。
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今にも雨が降りそうな重い曇天ではありますが、ここは倫敦ではなく羅馬。
ほら、階段を下り、振り返って左の隅にお店のトレードマークの黒猫が見えるでしょう?
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追分にあった頃からこのお店の看板を眺めては、なぜ羅馬が本店なのに思い切り英語の店名なのだろう?と疑問を持っても、美味しい紅茶とパウンドケーキと友達とのダベリングでどっかに飛んで行っちゃうことの繰り返し。調べてみたところ、創業1893年のこのお店 Babinton's Tea Room はイザベル・カージル Isabel Cargill とアンナ・マリア・バビントン Anna Maria Babington とおっしゃる大英帝國出身の婦人お二人が羅馬に住むアングロサクソンびとのために始めたお店だそうです。当時の伊太利亜でお茶は薬局でのみ購入できたとのこと。

今回の羅馬の旅は三食昼寝厳禁の団体旅行でしたし、あまりにもおブルヂョワな空間に足を突っ込むどころか頭から突進する勇気もさらさらなく、
いつか見てろよ、オレだって!
この高い敷居をタイトスカートで颯爽と跨げる日を夢見て、ココんちに住む赤い首輪を身につけた「ほぼ」黒猫を撫でつつ、地道に生きて行こうと決めました、まる  ← 超負け惜しみぢゃん?

le 16 mai 2009, Honoré

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西班牙広場からトレビの泉に向かう道途中、小さな広場に立つ聖母像。空が青だったら良かったのにね、とふと思ったりもしますが、雨の日も、風の日も、心が曇りの日も、いつも聖母はココから一帯を眺めてらっしゃる。通勤途中でふと聖母を見上げて射祷する人も多いでしょう。「毎朝、希望を願い、毎夕、その日に感謝」の繰り返し。祈りも積もれば花束になる。
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by ma_cocotte | 2009-05-16 17:00 | 『旅』 Rien de spécial | Comments(6)
Commented at 2009-05-16 21:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-17 04:14
★ 鍵21H09@16052009 さま、
私の憧れの彼の地は初夏のようですか?若葉の緑と、海と空と雲と、
住居の屋根がすばらしい五月を表現しているかと思います。
ご訪問先、お知らせくださいましたこと感謝。2000年にちょっとだけ
寄りましたが、聖堂群にはまったく寄らなかったのです。ヂャンヌ・ダルクは
5月の聖人ですものね。

お義母さまのこと、お察し申し上げます。
私の母も同じレベルでした。
互いの優しい気持は互いに伝わります。伝わっていることを伝えることに
不自由があるかもしれません。頑張ってください。応援しています。
Commented by ヴぇろにか at 2009-05-17 14:12 x
 こ、ここは!
「夫人のお付き合い? で通っていたティーサロン」と先日買った、
ワタクシ最愛のマルチェロ・マストロヤンニ氏の本に載っておりましたよ!
 涙とよだれがちゅるるんと出ました。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-17 14:53
★ ヴぇろにかさま、
うぉおお、なんと。
マストロヤンニ氏の夫人とは・・・・?
まさか、おカトリーヌ・おドヌーヴさまではあるまーに?
Commented by ヴぇろにか at 2009-05-17 16:06 x
 ドヌーヴさまとおつきあいのある前も後も、離婚せずにずっと奥様で
いらっしゃった、フローラ・カラベッラさま。99年に亡くなられた、イタリアはローマ出身の女優さんだそうです。

 パウンドケーキの注文タイミングを見計らうma cocotteさまのお姿が
・・・・!へっぽこ菓子焼きのワタクシ自身ももちろん、よおく焼けた
端っこかいちばん大きい真ん中が、大好物でございます。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-18 16:28
★ ヴぇろにかさま、パウンドケーキはやはり端っこか頂点ですね。
それと割れ具合が決め手。バビントンの胡桃のパウンドケーキ、オレンジの
パウンドケーキ・・・どれもすこぶる美味でした。いくら食べても太らない
あの頃の身体に戻りたひ。

欧州ラテン国家間の有名人愛人関係というのはいやはやなんとも。
私はキャロル・ブケェの美にも毎度ほれぼれなんでありますが、彼女は
ドパルデュと関係がありますよね。彼との間の二人の息子をリュベロン
山中の別荘で育てたことも。

ドヌーヴさまとマストロヤンニ氏の子供はキアラ・マストロヤンニですね。
あのクララかあ・・・とふと思ふ。
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