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アトスの門が今開く。 Les trésors cachés du Mont Athos révélés à Paris
5月19日、夜8時のニュウスだったと記憶しています。




ギリシャは、アトス山(Άγιο(v) Όρος Áyio(n) Óros、=聖なる山)とエーゲ海の間のわずかな平地、その秘境にござる東方正教会の数ある修道会の中でも最も厳粛な聖務日課を今もいつも世々に至るまで守る男子修道院内の様子が初めて「西」のテレビニュウスで丁寧に紹介されました。修道院の長上さまに認可を求めたことで許可がおりての異教徒の訪問だそうで、この映像の中に食堂が映し出されますが、カトリックは同席できないのだそうです。この習慣は差別ではなく区別ですので誤解なきやふ。

アトス山の男子修道院ですが、院内の近代設備は畑での労作のために必要なトラクター一台のみ、電気はまったく用いられず、長上の許可が下りない限りは禁域(l'interdit sans l'autorisation)のため、女人禁制はもちろんのこと、修道院の伝統でもある(巡礼の)旅人も受け入れません。現在、この修道院に住む僧は105名、最年少者が19歳、最年長者が90歳とのこと。院内の案内役となった仏蘭西人司祭はシモン Simon とおっしゃり、現在41歳。彼がこの修道院に住み始めたのは24歳の時で、聖母マリアのお導きによるものだそう。
この映像の冒頭でフランス人スタッフが修道院に入るシーンがありますが、修道院側が待ち合わせ場所に指定したのがガソリンスタンドで、迎えに来た橋渡し役の司祭が真っ暗闇の中、運転する姿が後部座席からの視線で映し出されます。スピーカーからは聖歌が流れ、左の手には数珠を持ち、つまびきながらの運転。きょうび、西の神父さまもなさるのでしょうか?バックミラーにロザリオを絡める習慣は仏蘭西にも残っておりまするぞ。

さて、このようにアトス山の聖域がテレビで紹介されたのも、花の都お巴里は8区におぢゃるプチ・パレ Petit Palais におかれまして、4月10日から7月5日までアトスの僧院とビザンチン帝国の秘宝展 Le Mont Athos et l'Empire byzantin, Trésors de la Sainte montagne が開催されているからなのです。上の映像でアトス山の秘宝たる秘宝は本棚の向こうの隠し部屋にあることを知れ、異教のオナゴが知る喜びに感謝できますが、こりゃ、天晴れにすばらしいよの。拝見したいのぉ。嗚呼、一年で最も美しい「六月の巴里」に久しぶりに上ってみたくなりました。

le 29 mai 2009, Aymer

「負けず嫌い」が災いし、 東よ、これ ↓ でどうぢゃ?



電気が通ってる・・・・ウワァァーーーー。゜(゜´Д`゜)゜。ーーーーン!!! ぐやぢぃ ← 嘘



美しい。まっこと ぢゃ。


日本國ではまだ Into great silence が売られないのか、口惜しゅうございますな。
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by ma_cocotte | 2009-05-29 15:57 | 『?』なメディテらねぇ | Comments(2)
Commented by rice_shower at 2009-05-30 07:21 x
私、フェルナンド.トーレスとかビョルン・アンドレセン(旧い!)とかがチョッと気になる以外、幸か不幸か、そちらの気は無いが、男子であれ女子であれ、“修道院”と聞くと何故かモヤモヤする不敬の輩であります。
ところで、正教会の人達がみな髭を生やしているのはなんで? 美男子が周りのあらぬ欲望を刺激せぬためか?
スンマヘン、 こんなことしか思い浮かばなくて。

いつもながらですが、欧州のキリスト教文化は美しゅうございます。 
思えば、もう15年くらい行ってない。 
時間が無い、金が無い。
韻を踏んでも、世知辛い。
Commented by ma_cocotte at 2009-05-30 17:38
★ rice_shower さま、
修道院に流れる空気というのは、また聖堂に流れる空気と違います。
何と申しましょうか、神道の参道を散策した時に心身で感じる空気に
似たような何かがあります。それは静寂だけで醸し出されるものでは
ないとは思うのですが。

正教会ですが、聖堂内の造りもユダヤ教に近いと習いました。生活文化の
継承もイエズスが現世で守られていたことに連なるのではないかと。
現代のユダヤ教正統派もひげもぢゃですよね。

私個人は「文化コンプレックス」を脳や心のどこかに携えているような
自覚があります。西洋もアジアも南米も日本の昭和に生み出された
文化も「いいわぁああ」と思うのに、現時点での日本の生活文化に
満足できない、批判めいたものを持ってしまったりします。食文化にせよ、
雑貨にせよ、日本から生み出されるモノは最良だとわかっているのに、です。
地球の自然(その中に私たちも含まれます)が生み出した過去の文化遺産
はヒトが生きていく上での肥やしですね。五感で見ることで何か生み出し、
後世に残すのは私たち自身でもあるはずなんですが。自分は食べてばっかりぢゃ。
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