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愛し合う二人が結婚できない理由とはなんぢゃらほい?
国営放送France2に「Ça se discute」という番組がある。番組がある身近に起こる問題・疑問を一般視聴者に提示し経験談を募る。採用された視聴者のミニドキュメンタリーを局側が作り,それを公開番組で見ながら司会者,本人,ゲスト,専門家(心理学者,精神科医であることが多い)とぢっくり「明るい未来に向けて」話し合うという番組作り。そして彼らの後日談を放映する「Jour après Jour」という姉妹番組もある。両方とも非常に淡々とした作りだけど現実社会にどっかり足を据えた内容は見ているうちにぢわぢわと好きになってしまう。

2週間ほど前の「Jour・・・」。近年フランスで多発している「フランス人女性がマグレブ系男性と結婚し出産,その後不幸にも離婚となった途端,男性が子供を連れて行方をくらましてしまう」という問題が取り上げられた。双方の愛を信じて結ばれたもののフランス人女性が改宗しないまま離婚に至った時このような「子供と生き別れ」という問題が浮き彫りになってくる。
この日登場した女性の一人はジュネーブ在住でマグレブ系の前夫との間に三人の女の子。離婚後彼は3人の子供と共に祖国に「消えてしまった」。彼女はフランス国内に住む前夫の母親を探し出し子供達がアルジェリアにいると教えてもらった。その後ジュネーブのモスクを彼女は訪れた。「夫の居場所を知りたい。子供にも会いたい。」と彼女が言った途端,黒ひげを蓄えた男性が「まずは日に5回ひざまずいて祈りなさい」と行ってドアを閉めてしまった。

・・・なんかやりとりがちぐはぐ。

信仰相談に行ったわけぢゃないのに・・・。
結局彼女は弁護士や人権擁護団体もろもろに助けを求め子供3人との再会を果たし,この日は子供連れで再登場!言葉にならない彼女の喜びがひしりと伝わってきた。

(現在放映中のTF1の人気番組「Star Academy4」の候補生の一人にフランス人女性とアルジェリア人男性の間に生まれたSofianeという男の子がいる。両親が離婚を決めた時に母親が絶対に手放さないでパリまで連れ帰った子供が彼だ。)

5月だったかFrance3で「結婚」をテーマにしたオブニバスドキュメンタリーが放映された。ひとつは「ユダヤ人女性とアルジェリア人男性の結婚」。パリ在住の二人が恋に落ち挙式の日までのエピソードが次々と流れた。当の二人も双方の家庭も「こうしてフランスに腰を落ち着けたのだからこのような形があってもいいのではないか?」という意見の持主。挙式はユダヤ式とカビル(アルジェリア少数民族)式,市民婚の3つを行うことにした。彼らはフランス人がよく使う「respct」の精神を貫いた(すばらしいよね?)。結婚を決めた二人がそれは幸せそうで見ているこちらまで「よかったねぇ」ともらい泣きしてしまうほどだった。

この「結婚」の番組は7月に再放送された。私は「また見ちゃった」。
翌日職業訓練校のイスラム系クラスメート達に私が「昨日の番組良かった。幸せそうでいいことだべ。」と言った途端,即答で「だめよ。ユダヤはだめ!」とカビル系アルジェリア女性が叫びモロッコ,チュニジア,アルジェリア女性陣が同調していた。プロテスタントからイスラムに改宗したマダガスカル女性だけは八の字眉で悲しそうな表情をしていた。
この反論にびっくりしつつも私が「なぜだめなの?愛し合う二人が結婚できて幸せぢゃない?なぜダメなのか理由を教えて。」と言っても,「ダメなの!」の一点張りでとうとう最後まで理由を話してくれなかった。もちろん未だにその拒否理由は存じません。

人それぞれ「愛の在り方」は違い「愛情は何かと比較されて格付けされると決して第一位ではない」ということでしょうか?

私にとっては今まで信じ続けてきた単純な結婚観がガンラガンラと崩れ「私が信じていたことは間違っていたのかな?」と頭に浮かんでしまうのだ。

今でもだいぶかなり心にひっかかっています。

そういえば夫の母が「日本人と結婚したら離婚時に子供を奪っていくかもよ。よく確かめなさい」と夫に耳打ちしたっけ・・・。っざっけんなよ。
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by ma_cocotte | 2004-11-28 18:10 | 『?』なミュぢゅるマン | Comments(0)
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