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二時間に一度の休憩に、
7月も後半に入り、おヴぁかんすも酣(たけなわ)。
欧州大陸の南、北、東の各国を結ぶ真ん中の位置に今もいつも、おそらく世の終わりまでいるであろう仏蘭西という国の道路は、欧州各国のナンバーを携えた車やキャンピングカーでひしめきあっております。仏蘭西共和国内の道路における制限速度は高速道路が130km/h、中央に分離帯がある国道であれば110km/hです。そして、各市町村を囲む外環道路(=制限速度は条件によって90から70km/hの間)を出てしまえばほとんどの道路が信号もなく80km/hの制限速度となります。日本びとにしてみれば外環道路より内側はどれも高速道路みたいなものです。美しい海や大草原の中を気持ち良く駆け抜けましょう。

欧州の道路と聞きますと独逸のアウトバーンをまず思い起こしたりしますが、共和国内の場合、意外にも運転条件は独逸より厳しいと思われ、運転においては2時間に一度の休憩が奨励されています。

ツール・ド・フランスの中継を眺めていても仏蘭西の街道筋というのは文化的にも商業的にも興味を引く場所がかなりあり、こういうお店や文化をひやかしつつ旅をするなら高速道路には乗っちゃだめよ、と申し上げます。通りすがりの町や村のレストランやカフェでの食事もお勧めですが、普通のパン屋さんでバゲットを買い、その近所の惣菜屋さんでハムやパテ、テリーヌ、サラダや果物を買い、道路際の絶景ポイントを兼ねた休憩ポイントのテーブルで美味しい空気を吸いながらの食事は格別です。そうかと言って、目的地が遠距離となると時間を無駄にしない、要らぬ疲労を蓄積しないためにもやはり国道と高速道路をつないで車の旅をした方が良いとなります。

仏蘭西も日本同様、年々、高速道路内の休憩ポイントは充実しています。
ガソリンスタンドに寄れば充実の品揃えの売店があり、なぜかカフェはなくても貸しシャワアがある。これは仏蘭西生活文化の特長でしょうか。狩猟民族を祖とする彼らは簡単に臭くなれるからかもしれません。おえ。
休憩所も大中小とさまざまですが、こちら ↓ はココんちからボルドー Bordeaux に向かう高速道路上の休憩所です。正午手前にふらっと入りましたが、遺跡がすてきです。
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目隠しして葡萄摘みとは何か事情でもあったのでしょうか、まどもわぜぇる?

雨の日も風の日もピーカンお天気の日も目隠しした苔生すマドモワゼェルの後方に視線を持って行きますと、今や日本國でも知られる某パン屋さんのロゴなんぞ見えます。建物の中に入ってみますとこんな感じ。
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日本國と同じイメージの店構えである某パン屋さん、その右にはコンビニ(仏蘭西風にはタバッ Tabac )、左側手前には高速道路内の中規模以上の休憩所に必ずある定食チェーン店があり、他にもう一軒、ステーキハウスも入っていました。腹が減っては戦に出られませんので、この日は定食チェーン店に入りました。正直、あまり味に期待はしていませんでした。初めて入ったお店では定食を頼むのが無難なので、そうしました。こちら ↓ ね。
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骨付きハムのロースト Roti de Jambon à l'os です。付け合せ野菜 garni とソースも数種類から選べ、ソースはお店のマダムが勧めるマデラ酒のソースにしました。味に期待しなくて正解だったと言うか、予想を裏切るほどの美味しさで、味だけでなく、ハムの味、弾力と柔らかさ、焼き加減まで完璧!ハムを噛んだ直後のハムに沁み込んだ下味と肉汁の混ざり具合が絶妙でした。
このチェーン食堂はセルフ・サーヴィスのお店なので、私がお昼手前に入った一番目の客だったことで、ハムのソテも付け合せの野菜も作りたてで、温熱器で干からびてしまう前だったのかもしれません。だとしたら、運が良かった。

デセールはココで頼まずに、お店を出たところで昔は花のお巴里はパリカトそばの角でしか買えなかった今や世界をまたぐ巨大チェーン店の某パン屋さんにて我が大好物のこのお店製のショソン・オ・ポンムと、
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ハート型のパルミエ palmier 。
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止めろ!と言われても今では遅すぎた。
でも、止められません。
車の旅の楽しみは車窓からの眺めと風が運ぶ香りだけでなく、
休憩時間もこれまた楽し。

le 19 juillet 2009, Arsène
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by ma_cocotte | 2009-07-19 04:38 | 『旅』 Rien de spécial | Comments(11)
Commented by Lucia at 2009-07-19 08:50 x
骨付きハムの姿に、私の舌は「食べたーい」と叫んでいます!
高速道路では、私も、一時間から二時間毎に休憩をとっていますが、困ったのは首都高速。あそこでは休憩が取れるような場所はなく、しかも殆どいつも渋滞しているので、先日足立区から海老名まで行くのに、結局3時間車に閉じ込められていました。
制限速度についていえば、東名高速では、工事中でもなく、故障車がいるわけでもなく、雨が降っているわけでもないのに、なぜかいつも時速50kmに制限されている区間があります。しかも誰もそんな制限速度を守っていないので、70kmで走っているとかえって危険でさえあります。首都高速や大阪市内の阪神高速では、時速20kmにも達しないノロノロ運転しかできない時間帯や区間がしばしばありますが、ヨーロッパだと、高速道路が大都会のど真ん中を通ることはまずないのではないでしょうか?日本の高速道路の現状は、まさに昔手塚治虫の漫画で驚きながら見た光景となっていますね。
Commented by Lucia at 2009-07-19 08:50 x
(続きです)
郊外を走る高速道路での車の運転は、渋滞があってもイライラせずに、周囲の風景を楽しむことができますが、首都高速を走るときは、車間距離や進行方向を確認するだけでも、一時たりとも注意を逸らすわけにはいかず疲れる、というのは、私だけでしょうか?
Commented by ma_cocotte at 2009-07-19 15:58
◎ Lucia さま、

この骨付きハムのローストはもしできるならお届けしたい。それくらい美味
でした。ナイフを入れた後のほころび加減もよく、兎に角、口に入れてからの
肉汁と下味の加減と言ったら。本当に期待していなかっただけに思いがけず
美味しい豚に出会えました。仏蘭西のハムはここに限らず本当に美味です。
化学調味料の味がまったくしないと言えるかも。

ところで、日本國の交通事情をこうして改めますと不思議ですね。
道路計画、都市計画にメリハリがないような気がします。おっしゃるとおり、
欧州の都市計画だと外環道を出ないと高速道路には出会えませんね。
仏蘭西の場合、外環道より内側(市内)の制限速度は50km/hで、教育
施設近辺は30km/hで、いくつものコブがあり、コブを車が抜ける時は
細心の徐行になります。

続きます。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-19 15:58
◎ 以前も書きましたが、日本は夜間走行も電力に頼りすぎていないでしょうか。
昼間のように明るくすれば安全という連想はこちらではないですね。
都内の渋滞ですが、車間距離に気をつけないと接触事故になりやすいです。
実は私も一度経験したことがあります(一般道で、でもです)。
こちらでも運転中の視線を遠くに持って行くように注意されることがあり、
もしかしたら都内を運転していたクセが私に残っているのかもしれません。
Commented by Lucia at 2009-07-20 10:22 x
そうですね。私は39年前にミラノの中心にある自動車学校で免許を取ったのすが、そこの指導員は、すぐ前の車だけを見るのではなく、5,6台前の車の様子に注意しながら運転するようにと言っていました。直前の車がブレーキを踏んでからブレーキを踏むのでは追突しかねないので、5,6台前の車がブレーキを踏んだら、速度を落として準備しなさいということです。運転中は、一か所を見つめるのではなく、なるべく広い範囲をぼんやりと眺めているようにということも注意されました。
車間距離を保つことも事故を避けるには大切ですね。日本では、しかし、車間距離をとっていると、車線変更のサインも出さずにすぐ前に割り込んでくる車があるので、注意が必要ですね。
事故には合わないようにお気を付けになって、ドライブを楽しんで下さい!
Commented by Lucia at 2009-07-20 10:24 x
誤字脱字、ごめんなさい!
Commented by ma_cocotte at 2009-07-20 16:00
◎ Lucia さま、こちらは整備された道路はまっすぐか、緩やかなカーヴ
ですのに、田舎道に入るとクネクネのカーヴが多く、どうしても私は
怖気てしまいますが、こちらの指導員は目線を先に持って行き、ハンドルを
動かしつつ進め!と。エンジンブレーキで減速すると叱る指導員が多くて、
こちらの身体が追いつかなくて苦労したりしました。どうもギアを落とすという
行動を選ぶと納得する指導員が多いですね。

昨年帰国した際、実家近所で左から追い越しをかけた車があり、驚き
ました。無免許運転でしょうか。その車の運転者は罵声を飛ばしつつ、
猛スピードで逃げて行きました。抜かれた車は左折しようとしたので、
ウィンカーを左に出して一時停止して数秒後でした。
歩道に乗り上げてまで左から抜けるものでしょうかねぇ。あれには驚いた。
Commented by Lucia at 2009-07-23 07:49 x
自分がいくら注意深い運転をしていても、とんでもない運転をしてくる車があるので、ハンドルを握っている間は気を抜くことができませんね。
左折の準備をしている車の左から追い越しをかけた人は、あるいは日本では左側通行だということを知らない人だったんでしょうか?でも、事故にならなくて良かったですね。大事故にもなりかねない状況ですから。
日本の高速道路では、左車線でゆっくり運転の車が数珠つなぎになって車間距離が取れないことから、追い越し車線に入って追い越しながらも制限速度を守って走っていると、それの時速20km位のオーヴァーで追い迫り、ランプで威嚇する車や、トンネル内でランプを点けずに猛スピードで追い迫る車をよく見かけます。もし事故が起きたらどうなるか、ということを考えずに運転する人がかなり多いので、どうかご注意ください。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-23 15:15
◎ Lucia さま、日本で左から追い越した男女は日本人でした。・・・と
思います。小型車に乗っていました。左折しようとした車はお寺の参道に
入ろうとしていましたが、急いでるにせよ、一般道で左右折はあって当然。
右の前方から車が迫っていたわけでもありませんでした。不思議ですよね。
あの日を思い出すと狐につままれたような気分になります。
背後から迫りすぎつつ威嚇する車ですが、こちらが恥ずかしくなります。
いっくらいろいろな道で、別の時に、同じような嫌がらせをされても、私も
やってみよう、という気になれません。哀れな人たちだと思ってます。
こちらは路肩もセンターラインもない曲がりくねった田舎道で時速80km
なのでまだ慣れません。困りました。
Commented by Lucia at 2009-07-25 10:31 x
フランスでも嫌がらせ運転する人はいますか?私はフランスは通過で走ったくらいですし、それも高速道路だったので、フランスの交通事情は知りません。驚いたのは、スペインです。交通規則などあって無きが如しでした。一方通行の道だと、乗っていたタクシーがバックで何十メートルも突っ走ったり…。そう言う私は、同乗していた妹に教わって入った道がほんの数メートル区間だけ一方通行になっていた(タクシーはいつもそこを通っていたそうです。)ということで、丁度居合わせたお巡りさんに叱られたり、トレドで標識を見ながら走っていたのに、いつの間にか車幅プラス10cmもないような道に入り込んでしまい、しかも辿り着いた先は車の長さより直径が1m位長いという袋小路になっていたので、冷や汗を掻きながら前進後退を繰り返して向きを変えて脱出した経験があります。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-25 16:58
◎ Lucia さま、います、います。
教習車に嫌がらせをする狭量なドライバーさえいます。
私は田舎道走行中になんと女性タクシードライバーから嫌がらせされた
ことがあります。追い越し禁止の道でそういうことをする。呆れました。
フランスも旧市内だと車幅+10cm程度の路地はかなりあり、しかも
一方通行が多いのでそこに入らないと脱出できないことがかなりあります。
外環道内は古い町であればあるほど迷宮入りが多いかもしれません。
時に標識がアテにならないこともあります。が、旧市内を外環道が
囲み、外環道から放射状に国道と高速が出て、隣町より先に行けるという
都市計画は悪くないと思います。日本は今更、ロータリーを造れないでしょうし。
これは悔やまれる点ですね。日本の交差点は必ず信号。ううううん。
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