<< やはーり神聖賢愚帝の好敵手は教... 吹けば飛ぶような将棋の駒よりも、 >>
щ(゚Д゚)щ うぉおおおっ!うめーっっ、しゅ!?
青梅酒 ???
b0070127_17484549.jpg

先週、ココんちの近所のイーパーマルシェ hypermarché で、青い梅を見つけました。
毎年、復活祭が過ぎたあたりから7月の終わりまで、共和国内にはあらゆる果実が次々と町に出ます。一年中、店頭に並んでいるバナナと林檎に加え、近年は南国のフルーツも加わり始め、色とりどり大小さまざまな果実が並ぶと目にも鼻にもうれしいのが仏蘭西の初夏です。

が、盛夏になるとピタっとその流通が止まったかのようになり、しばらくすると木の実の季節になってしまいます。もちろん林檎とバナナだけは常に店頭に出てはいるのですが。そんなこともあるので、果実酒を造るのは今、この時季しかありません。こうして仏蘭西に住んでいるとヨソさまのおうちに招かれるたびに食前酒や食後酒でその家の庭で取れた果物、地元の朝市で見つけた果物でその家の女家長が造ったリキュールをふるまわれることが続くと、これまで何でも買って済ませていた自分も果実酒を造ってみたい気になってきます。昨年、私がふとそう思った時には果実の季節は終わり、しかも、思い出すのは私が子供の頃に母が(今思うと、母もお遊び気分)造った金柑漬けや梅酒です。梅酒をちょっともらっては、父からビールの泡だけ飲ませてもらった時と同様に、どこか子供の自分が大人になったような気持になったことも梅酒の甘酸っぱい味や金柑を噛んだ時の甘くほろ苦い味と共に思い出したり。こちらのヨソんちでは洋梨やハーブなど美酒を振舞われたところで、いつもの「ないものねだり」が災いし、どうしてもココであの梅酒が飲みたい。そんな思いもあって昨年秋に帰省した際、氷砂糖1kgを買い、持ち帰りました。

でも、焼酎やホワイトリカーそのものを手に入れるのは花の都や日本人が多く寄留する都市では簡単かもしれませんが、ココんちのような日本語の仏蘭西観光案内本にも掲載されていない土地ではまずお目にかかれません。果物も「日本果実とそっくり果実」を選びます。ただし、ココんちから一番近いスーパーマルシェには林檎 Fuji が売られています。日本のように蜜が入っているフジではありませんが、味と歯ごたえは懐かしい感覚に引きずられるものです。これまで招かれたお宅のマダムたちに手作り果実酒の作り方を伺うと、果実にぶどう酒を入れただけだったり、なんと普通のお砂糖を加え、定期的に動かして馴染ませているだけだったり。結構、ワイルドかつ適当だったりします。おそらくお砂糖はクリスタル?という種のお砂糖だと想像してはいますが、この点だけはThe 雑 な私も妥協せずに氷砂糖に拘ってみました。

さて、上の青い、いえ、緑色の梅。店頭では単純にプリュンヌ Prune の名で出ており、同じ Prune という表示で赤黒色、黄色の梅も出ていますし、これらの梅に比べて少し小粒のミラベルという梅のような果実も見つけることができます。こうして明るい緑色に単純に郷愁を感じて買ったものの、日本の梅に比べると皮は薄く、ザラザラではなくツルツルンです。が、口に入れてみると味は日本の梅とそっくりだけれど酸っぱいというより甘い梅です。
b0070127_18254044.jpg
インターネットで梅酒の作り方を調べてみると、水で灰汁抜きを半日以上行ってから造ることを勧められていますが、こちらの青梅で同じことをすると、数時間後には皮が割れてしまいます。おそらく日本の梅と比べるならば渋みや灰汁も少ないと味からして想像しますが、いちおう数時間水に青梅を浸してから造ってみました。

こうしてココんちのお台所上空に、少し前に造った杏、ネクタリン(表皮がツルツルの黄桃)に梅と三本の壜が並びました。
b0070127_18563434.jpg
ド素人による、お酒の味をよく知らない方を騙すことができるであろう果実酒三種。焼酎の代用ですが、杏にはラム酒、ネクタリンにはジン、梅酒はヲッカを選んでみました。甘さも控えめにし、電脳域で紹介される氷砂糖の量を半分近くに抑えました。
梅酒は封をして二時間もしないのにこれだけ色が出始めたことにヴぃっくり。
杏酒については白ラム酒を選ばなかったことを少しばかり後悔しています。
飲み時ですが最後に造った梅酒が最も早く今年の秋頃、杏や桃のお酒は早くて年末で、いずれのお酒も一年後に文句なく美酒になる「らしい」です。おそらくヨソんちのヨソのマダムが造ったお酒は文句ないお酒でしょう。私は初めてのお酒造りだったので味見を終えてから、いっそう美味しいお酒が造れるよう「はじめの一歩」に戻りたいと思います。絶望的な失敗酒でなければ、の話ですけれど。心配だああああ。

le 22 juillet 2009, Marie-Madeleine
[PR]
by ma_cocotte | 2009-07-22 18:51 | Ca etait? | Comments(14)
Commented by ヴぇろにか at 2009-07-22 19:38 x
 おお、とうとう梅酒まで!大丈夫、きっとおいしくできますよ。
砂糖が少ないとできあがるまでやや時間が長くかかりますが、
その分楽しみにお待ちになられますように♪

 今年は梅酒を漬けられなかったのですが、昨年の梅酒の梅を
妹宅からもらってきました。私はこれでパウンドケーキを焼きます。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-22 20:09
◎ ヴぇろにかさま、恥ずかしながら不肖自分、造ってみました。
やはりどうしてもなぜか子供の頃、母にお願いして味見したあの瞬間を
思い出してみたくて、梅酒もどきですけれど。

使用したヲッカですが無臭に近いので梅の薫りが生かされるでしょうか?
洋酒で造ることになるので果物との組み合わせだけでも楽しめますね。
こちらだとミラベルのジャムがとても美味しいので、ミラベル酒もいけそうな
気がします。
梅酒ですが色が出るのが早くて驚いてます。杏と桃は既に縮み始めて
おり、脳のようです。

梅のパウンドケーキですか?和菓子屋さんのかすていら菓子っぽい!
求肥ようのむにゅっとしたものを混ぜてみたいですね。おいしそう!
Commented by siojake at 2009-07-22 23:06 x
青梅はReine-Claude?
数年前にコレと中華で買った氷砂糖、一番安いウォッカで漬けたことがありました。でも自分の場合は甘くしすぎちゃって一寸失敗気味(涙)
炭酸で割って飲んでましたねぇ。味は杏風味の梅酒ってとこだった。

リベンジしようと思いつつ未だにやってませんが、まここっとさんに便乗して今年はミラベルで作成しようかな?
アンバーラムの杏酒、ラム好きとしてはすごーーーくお味見したいです!
Commented by ma_cocotte at 2009-07-22 23:25
◎ siojake さま、
上の梅ですが Prune と表示されていましたが、Reine-Claude だと思います。
今朝、造ったのに物凄い勢いでお酒も身も色が変わり、こ、怖いよー。
なんだか皮がプッチン羊羹みたいになってるのだけれど。
大丈夫かしら?

そんなわけで先ほど杏酒と桃酒の壜をゴロゴロしてみました。
桃のお酒が赤ちゃんのほっぺのようなきれいな桃色に変わって、目にも麗し。
ぜひ、桃のお酒をひとつお試しを。
杏はラムと割っただけに薫りが既に深いです。
電脳検索するとシナモンを加える?レシピがかなりありますね。
私はシンポーイズビューチホーなので入れなかったけれど美味なのかしら??

今年は先日買ったアンジェリクのリキュールをお店の方のお勧めに
従ってシュウェップスで割りました。うままままー。ぜひぜひ。
Commented by harubooo at 2009-07-22 23:54
去年の夏漬けた梅酒と黒糖梅酒、
この前味見してみたら 甘くて美味しかったです!
私も超初心者なので詳しいことはよく分かりませんが^^;
お互い美味しい梅酒ができますように♪
あー私も今年も何か漬ければよかったなぁ。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-23 00:35
◎ harubooo さま、
それそれ、それです。実は私も黒糖に興味があり、黒糖を使って
果実酒を造ってみたいのです。次回の帰国では黒糖を買えるといいのですが。

いろいろ果物を見つけても、梅酒の味が恋しくてなりません。
本当の日本の梅と違うし、お酒も違うので、氷砂糖だけでも日本の味に
近くなればうれしい。

氷砂糖の袋の後ろに梅酒の他、レモン酒が出ていましたよ。
3月に行ったローマでレモンのリキュールを買ったけれど超美味。
シュウェップスと割ってしまうとおいしすぎて飲みすぎてしまうほどです。
haruboooさんもレモン酒を造ってみてはどうですか?
Commented by きなこもち at 2009-07-23 07:33 x
梅酒の色、いまにも飲めそうな勢いですごい出てますね。
(皮が破れたということはもしかして日本の梅より水分が多くて柔らかなのでしょうか?)
杏とネクタリンのもイイ感じになってますね。
果実以外でも結構いけるみたいでブランデー+コーヒー豆はカルーアぽくて美味しいです。
さくらんぼを贅沢に使うのが憧れですが、高価なので諦めております。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-23 15:07
◎ きなこもちさま、
一夜明けて、ウヰスキーのような色になっています。他の二本に比べて
色が出るのが早すぎてヴぃっくりです。桃のお酒がそれは幸せそうな
きれいなピンク色なのです。果実も縮み始めているのでしばらくすると
果実も美味しい?取り出してそのまま蜂蜜かお砂糖に漬ければ素人コンフィ
が出来るのかも???

コーヒー酒があると聞きましたが、なるほどお豆とブランデーの組み合わせ
ですか。バニラアイスクリームにかけるとすこぶる美味でしょうね。ぢゅるる。
さくらんぼもフランス国内で売られているジャムが本当に美味しくて、
私個人は苺ジャムよりさくらんぼジャム派なのです。なぜこんなに
美味しいのでしょう!・・・が、ココんちの仏人は苦手なのです。(涙
Commented by きなこもち at 2009-07-24 10:08 x
(゚0゚)おおっ!漬けた後の果実でコンフィ、これは一粒で二度美味しい~。
コーヒー酒、ウチではジャムの空き瓶にお豆をザラザラ、ブランデーをどぼどぼ、これだけです。(砂糖は出来たあとで加えればいいので)
そのまま飲んだことは無いのですが、バニラアイスクリームはイケルと思います!こんどやってみます。

さくらんぼのジャム美味しそう~(ぢゅる
ドライチェリーなんぞをつまみ始めるとやめられないとまらない状態に陥ります。
Commented by 葉っぱ♪♪ at 2009-07-24 14:11 x
お久しぶりでス。
私のうちには実家から持ち込んだ二十数年もの母のつけた梅酒があります。
なんか飲んじゃうのがもったいない気がして・・・・
わたしのつけた梅酒は飲んじゃうけど(笑)
棚の上のビンを見ては母を思い出しますね。
やっぱり懐かしい味なのでしょうネ。

最近は酒の飲めない子ども達に簡単梅ジュースが主流です。
買って来た梅を冷凍庫でカチンカチンに凍らせて細胞破壊!!!!!
あとは砂糖といっしょにビンにつめて待つこと一週間ぐらいかな。
大雑把な私にはドンピシャのジュースです。おいしいですよ。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-24 16:21
◎ きなこもちさま、南仏名物にフリュイ・コンフィという虫歯発見には最良
食材があります(いや、虫歯でなくても脳天直撃の甘さなのです)。
クリスマスになるとガレット・デ・ロワというお菓子が巷で売られるけれど、
南仏ではブリオッシュに色とりどりのフリュイ・コンフィを乗せたものも
ガレット・デ・ロワとして売られます。ほんのり洋酒を聞かせた果実で
お菓子を作ったら美味しい・・・日本人好みかも~と想像しています。

フランス産のさくらんぼジャムをまだ試されたことがなかったら、ぜひぜひ
ぜひぃいいいいい!です。もうね、新世界!というくらい私は好きです。
塩のきいたバゲットに無塩バターにさくらんぼジャムぅ!!!
さくらんぼの粒が残っているジャムを選んでくださいね。あの歯ごたえと
果汁の出具合がまたたまらないのでする。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-24 16:27
◎ 葉っぱ♪♪さま、でしょう?
果実酒というと、私は子供の頃のそれは昭和な台所で、母が作った
金柑漬けと梅酒を思い出してしまいます。小学校5年くらいで母と身長が
逆転していたのに、今、思い出すのは母より小さかった自分と、お酒が
沁みた果物に興味を示した自分、そして一口入れてびっくりした自分など。
そんなことがあって、「あるもので造る」と割り切りつつもどうしても梅酒が
忘れられなくて。が、色は似ていても日本の皮のしっかりした梅とはちょっと
違う梅でどこまであの味に近づけるでしょうか。日本の梅と外見がどこか
似ているのはアーモンドの実なのです(私だけかもしれませんが)。
アーモンドの方がちょっと面長な実ではあるけれど、あの灰緑色の実と
産毛がそっくりです。

果物は本当に美味しいですね。水と果物だけで生きようかなあ。(笑
Commented by anbai at 2009-07-25 16:59 x
我が家では今年はみんな梅干しにしてしまいました。去年のは、本みりんに漬けたもので、アルコール度はかなり下がってます。酢と蜂蜜に漬けた梅サワーは出来て二週間くらいで無くなってしまいます。お酒の染みた青梅は梅ジャムにしますが、みんな母に消費されてしまいます。
(そうそう、氷砂糖を果実酒に使うのは、果実酒の仕上がりが綺麗になるからじゃないかと思います。みんな同じ糖分なので、味はそんな変わらないときいてます。だから蜂蜜を果実酒に使ってもOK、でも液が若干濁る感じになります)

それにしても美味しそうな色、出来上がりまで楽しみですね。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-26 01:19
◎ anbai さま、
「お酢と蜂蜜に漬けた梅サワー」に惹かれてしまいました。
氷砂糖だとお砂糖が沈殿しにくいからではないでしょうか。こちらのお砂糖
だとどうも沈殿が目立つようなので、最初からある程度甘味のあるぶどう酒を
果実に注いで「それっきり」のマダムもいるみたいです。そうかと言って
こちらで氷砂糖らしき商品を見つけたことがまだないのです。

桃のお酒の色が本当に美しいピンクなのです。梅酒は日本の梅に比べて
皮が薄いせいか、あっと言う魔に琥珀色になってしまいました。色の出が
早すぎて怖いくらいです。梅は晩秋、他の2酒はクリスマス頃が最初の
飲み頃みたいで、良い準備ができた!と喜べるといいけれど・・・
何せ初の試み、ちょと心配です。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< やはーり神聖賢愚帝の好敵手は教... 吹けば飛ぶような将棋の駒よりも、 >>