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【 grippe A (H1N1) 】 時差やら、温度差やら。
諷刺新聞 Charlie Hebdo の最新号にこんな諷刺画。
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グリップ・ア Grippe A は例の新型インフルエンザ H1N1型のことです。少し前、日本國では感染においても、パニックと呼んでいいほどの騒ぎにおいて既に過去、沈静化方向にあると電脳上の報道で読みました。一方、仏蘭西では6月半ばあたりからこの新型インフルエンザについての報道が流れるようになりました。今も緊急を要するほどの事件がない限り、ニュウスを見れば必ずと言っていいほど一トピックスはグリップ・アの話題で、先日は開業医でもらえるらしい予防キットが紹介されていました。ダンボール箱の中には鼻の頭より少し上から顎まですっぽり覆われるマスクが入っていました。・・・けれど、これ既にグリップ・アにかかった患者がかけるのでしょうか?健常者が予防、あらかじめ防ぐというより、かかった側が健常者にうつさないようにマスクする???隔離はせねど、健常者を守るのは既にこの病気になった者という発想でしょうか?


きょうまでフランスにおけるグリップ・アに関するニュウスを振り返ると、6月中は感染者が出たことで休校になった学校がいくつか取り沙汰されましたが、患者を受け入れた病院も、いずれの学校もぼやかすことなく実名が出、なんと患者ご本人も患者の保護者も顔もはっきり、名前もくっきり紹介されました。日本國における同じ病気についての報道を思い起こすと学校名が明らかになり、学校側が記者会見を開いても、患者については居住する市名以外は隠されたままで、電脳域では同じ路線を利用しているであろう人々が語り合うさまざまな予想、推測やら原因・結果が流れていました。フランスは6月末をもって学年末になるので休校になったことでそのままヴァカンスに入ってしまった学校もあったかもしれません。

「7月になったからヴァカンスなので良かったね、学校で感染しなくて済むもの」と言えないのがフランスで、7月に入ってからグリップ・アがニュウスで取り上げられたのは、グリップ・アが流行したことで子供たちが心待ちにしていたコロニィ・ヴァカンス Colonie Vacance、和訳するなら林間学校が中止になったり、そのためにコロニィ・ヴァカンスで稼いでいる関連施設が閉鎖に追い込まれてしまったことです。コロニィ・ヴァカンスを林間学校と和訳したところで、日本の林間学校と大きく違うのは二泊三日、三泊四日という短期間ではなく、平均して短くても2週間、長ければ一か月にも及び、フランスで育った人々にコロニィ・ヴァカンスについて質問すれば誰もが甘い顔となって、コロニィ・ヴァカンスを終えて帰宅した子供が親に話すがごとく、ご自身の思い出を語ってくれるものです。今の時期、ココんちあたりでも、街中に出ると、広場には数十人の子供とゲームをする若いもんという様子も散見でき、彼ら若いもんは初等教育を学ぶ学生や、このコロニィ・ヴァカンスを専門とする指導員だったりもします。宿泊施設にしろ、彼ら指導員にしろ、こうしてコロニィ・ヴァカンスをあてにした業が成り立っており、子供たちにしてみれば長期休暇のコロニィ・ヴァカンスは待ちに待ったものなのに、キラキラの夏休みにグリップ・アが流行してしまったことは悲しむべきことです。cf. TF1 : Grippe A H1/N1 - Deux colonies de vacances touchées par le virus

それにしても、日本國では沈静し既に過去の話題になりつつある新型インフルエンザが、今、仏蘭西で流行し、注目されるようになったのでしょうか。不思議なんですよね。以前も書きましたが、メキシコが元とするなら仏蘭西の方が日本國よりメキシコと物資、人間と全ての交流において密だから、同時に発生するか、仏蘭西の方が日本國より重篤な現状になるだろうと想像しましたが、2か月近い時差があります。なぜだろう?世間で騒ぎにして良いおフランス規準に達したのかしら???んなもんがあるかどうかなんて知る由もない立場の私ですけれど。まあ、かかったな?と思たら、病院に行くことにしますわ(と、なぜか名古屋弁)。

上の諷刺画のように、美しい夏に浜で完全防備というのは悲しすぎ。
良い夏休みにしたいもんです、はい。

le 27 juillet 2009, Nathalie

ところで、神聖賢愚帝サルコぢ一世ですが、先ほど午前11時過ぎ、一泊の入院を終え、寵妃カルラちゃんとお手手つないで徒歩で退院、その後、ルノ Renault に乗ってお城に帰りましたとさ。めでたし、めでたし。
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Nicolas Sarkozy et son épouse Carla Bruni-Sarkozy à la sortie de l'hôpital militaire parisien du Val-de-Grâce. Photo : Reuters

疲労による体調不良らしく、運動もしばらくは控えるように指導されたそうですけれど、飽食をお控えあそばすよう指導はされたのでしょうか。どーでもいいけど、辞めるのいるの、夜明けだよ。まぶしいのはカルラのポニーテールぅ・・・なんか違っ!
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by ma_cocotte | 2009-07-27 19:50 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(4)
Commented by Lucia at 2009-07-28 07:30 x
ma_cocotte様、いえいえ、日本では新型インフルエンザは沈静化どころかどんどん広まっているのです。ただ、最初は大騒ぎをしたので、マスクが買い漁られましたが、今ではマスク姿は見当たりません。人間って不思議ですね。今では患者数が増えすぎたので、もう数えないことにしたようですよ。最初の患者さんたちは、ご自身に何ら責任もないのに、まるで犯罪人のように罵倒されましたが、今では患者さんがどこにいるのか、どこを歩いているのかさえ知らされないままに誰も気にもせず、一方インフルエンザはあらゆる地域に静かに蔓延しているのです。この現象も不思議に国日本独特の現象かも。しかも、60歳以上の人には免疫があるらしいと言われていたことも間違いで、免疫があるのは90歳以上の方たちだとか…。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-29 16:06
◎ Lucia さま、教えてくださいましたことに感謝いたします。
沈静化したのはあの異常というか、異様な騒ぎ様「のみ」だったのですね。
フランスでは今朝もニュウスで保健担当相が日本の病院でしばしば見かける
エメラルドグリーンのマスクを手にとっている様子が流れました。

日本國における騒ぎを傍観していて不思議だったのは責任の所在を
探り合っていた、擦り合っていたことです。菌やらウヰルスについてもう少し
義務教育中に教えないと、こういう無知で騒ぐことになるのか、とふと
思ったりしました。日本独特の騒ぎだったと私個人は判断しています。
新型インフルエンザがご高齢の方々に免疫があるとしても、どの風邪を
引いたところで高熱を発せば高齢者には危険であるから、素人が「新型
インフルぢゃないから我慢」なんて判断をしなければいいですが。変な
ツボで玄人、変なツボで無知になるよう情報が流れていなければいいですが。
Commented by Lucia at 2009-07-31 11:21 x
日本ではどうやら患者数は5000人以上のようです。高校野球の出場校の学生たちも感染しているとか、時々耳にします。幸いにして、死者は出ていないようですが、何故か、今は誰もマスクを着けていないし、外出後の手洗いやうがいについても話さなくなっています。
どんな病気が流行しても、基本的な抵抗力をつけておくことと、一般的なマナーを守ることが大切ですね。
Commented by ma_cocotte at 2009-07-31 17:05
◎ Lucia さま、
フランスでは悲しいことに昨日、帰天者が出てしまいました。
7月最終週ですが、こちらはどこか既に秋っぽくもあり、短く美しい貴重な
夏に、このような病気で「我慢」をさせてしまうのは、秋から復活祭までの
厳しい季節を乗り切るためにも気の毒というか。
こちらのニュウスの特長かもしれませんが、事件性ある内容以外に、
視聴者を啓発する話題(文化、社会など)が盛り込まれるので、この
新型についてもニュウスの後半で政府対応、薬局や開業医の対応など
いろいろな角度からの報告が流れるので、パニックにはなり難いです。
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