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できることをしてみること。
人口3,000人ほどのこの町に年間25000もの人が訪れるのだそうだ。
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そんな小さな町サン・ロオラン・スュル・セェヴル Saint-Laurent-sur-Sèvre の本屋さん。
一歩中に歩を進めると、本だけでなく、ロザリオやおメダイ、ご絵、聖像が所狭しと。
こんな田舎なのに、品揃えは巴里どころか四谷見附界隈に匹敵。驚きました。
日本に住む、洗礼名がヴェロニカの友人に、とカードを二枚。
一枚は彼女の堅信に間に合うようにとすぐ送付。
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ヴェロニカ Véronique のカアドやおメダイなど仏蘭西にはありそうでないので見つけた時にゃあゲットです。カアドの裏に書かれた説明によると仏蘭西ではベレニス Bérénice またはヴァネサ Vanessa のお名前でも2月4日のヴェロニクの日にお祝いして良いのだそうです。

さて、このお店を上空から見守られるのは、
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ルイ・ド・モンフォール Louis de Montfort 。
なぜか地元では隠遁司祭で知られています。
こんな洞穴 ↓ にルイは篭ってしまったんだねー。
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この洞窟までの道は日の短い季節には行きたくないほど鬱蒼とした森を抜けています。街燈はなく、自然光のみの曲がりくねった上り道の先に隠遁地がありますが、車で行っても途中で不安になるようなこの道を1700年代はじめに独りで歩いたルイっていったい?

洞窟から少し離れたところにある泉。今は蛇口からお水をいただけます。
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蛇口の周りには「私の魂は神に飢えている。Mon âme a soif de mon dieu 」と書かれていますが、隠遁したところでのどが渇いたルイがここで泥をほじったところ水が沸き出でて、その後、この水をいただいた病者が健常になるなどの奇跡があったのだそうです。
と、教えてくらしゃったのはココんちの二人の婚姻を祝福してくださった神父さまで、なんと数世代前のご先祖マダムが山奥に隠遁した司祭がいるという噂を耳にして、女性ながらにあの獣山道を抜けて、ルイ・ド・モンフォールに食料を届けたひとりなのだそうです。私がもし当時に噂を聞いたひとりだとして、私にできるか考えてみましたが、私にはできません。あの山道は怖すぎです。私が冗談で「ここで兵士のサヴァイヴァル訓練できますね」とつぶやいたら、元軍人だった神父さまが「そうだね」と即答されるくらいの山奥なのですよ。
隠遁司祭と言うとシャルル・ド・フーコー Charles de Foucauld が近年知られておりますが、いつの時代も清貧に努める者の噂を聞きつけた人々が善意でできることをしているのです。もちろん現在進行形。

巡礼するたびに思うことは毎度同じ。私にできることってなんだろう?
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ふとルイ・ド・モンフォールが眠る大聖堂から空を見上げてみたのでした。

le 27 août 2009, Monique  ← 孟母三遷か?
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by ma_cocotte | 2009-08-27 21:53 | 『巡礼』 Rien de spécial | Comments(4)
Commented by Lucia at 2009-08-28 07:58 x
人知れぬところで隠遁生活を営み、神様を見つめながら常に祈っている方々や、彼らを支援する方々がいつの時代にもおられるから、罪と悪と不正とが表面に現れる社会でさえもが崩壊しないで、人々の立ち帰りを神様が待って下さっておられるのでしょうね。  感謝!
Commented by ma_cocotte at 2009-08-28 16:40
◎ Lucia さま
おっしゃることが観想修道会にもあてられるとするならば、彼らの修道院が
置かれている自治体について祈ってくださいますよね。我が地元の
カルメルは毎週月曜日が地元市町村そのものが意向に入っています。
8月15日が国家守護である被昇天の聖母の大祝日ですので、私たちが
一年の安寧も感謝しつつ観想修道会のために祈ります。
日本では元旦がそうですね。
Commented by ma_cocotte at 2009-08-28 17:47
◎ berucci-pete さま、
サン・ロオランにいらっしゃったのですね?
静かな町ですよね。こんな町にJPIIがおみ足運ばれたという事実を
信じることが難しいくらい小さな町でした。
パリを中心とするなら、パリ市内だけでも巡礼地が点在していますし、
今年はマグダレナ・ソフィア・バラ修道女のご遺体もパリに無事戻って
参りましたのでまた一箇所増えました。日帰りでしたら、ノルマンディ方向が
やはりよろしいでしょうか?南方面(シャルトルやオルレアンなど)も日帰り
可能ではありますが。
L'Ile-bouchard ですが、存じませんでした。
教えてくださいましたこと、感謝です。
Commented by francis at 2010-02-10 10:58 x

兄弟姉妹の皆様、

秋田の聖母マリアの奇跡の巡礼地を知っていますか?

1973年から1982年まで、秋田県秋田市郊外の小さな修道院で、聖母マリアの不思議な出来事がありました。

当時は、世界的に大騒ぎになり、奇跡に立ち会ったカトリック神父が出来事を記録した著作は、4ヶ国語に翻訳され、現在も世界で読まれています。

世界のカトリック教徒の間では「Our Lady of Akita」の名前で知られています。

世界11億人のカトリック教徒の間では、よく知られた出来事なのです。

ぜひ、ホームページをご覧下さい。

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