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「男子らしい?」と問われれば、「そうね」と答える。
ルイ・ド・モンフォール の世界の話題が続きます。
静かな小村サン・ロオラン・スュル・セェヴル Saint-Laurent-sur-Sèvre の広場からヨハネ・パウロ二世通りに入りますと、通りを挟んで左にルイ・ド・モンフォールが創立した女子修道会 Les Filles de la Sagesse 、右には男子修道会 La Compagnie de Marie がございます。
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男子修道会の門をくぐって、左の建物のアーケードを抜けて、すぐ右だったと記憶していますが、扉の上には労働者の守護聖人であるヨゼフさま ↑ 。この扉を背にして左手前にはオフィスがあり、異邦婦人の突然の来襲に窓の向こうから笑みを浮かべてこちらを見る神父さまらしき方がいらっしゃいました。そのオフィスの真向かいにはこの像と小聖堂 ↓ 。
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この像はもちろんルイ・ド・モンフォールですが、彼が巡礼しながら福音宣教のため家庭訪問したことを表わしています。このたすきがけのバッグはサンチアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の伝統アイテムのひとつです。蓋の部分にホタテがあると尚よろし。

窓の向こうの神父さまらしき方に小聖堂の扉を指しつつ「入ってもよろしいですか?」と目で訴えると、神父さまらしき方が「どうぞ、どうぞ」とお目目を細めてサインしてくださいました。
中に入りますと、正面はこのような設え。
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左から右まで6mくらいでしょうか。祭壇前までの路一本のみで左右に懐かしい跪き台のついた木製ベンチがありましたが祭壇前から最後列まで10列あったかどうか。ただし、祭壇向こうのお椅子が二重に並ぶほどですからして、男子修道会の小聖堂だからこその「そこはかとない違い」なのかもしれません。
この小聖堂を訪問した後、道向こうの女子修道会の壮麗、華麗な小とは名ばかりと言える聖堂を訪れたことでいっそうわかることは、男子聖堂の楚々とした美です。男子も女子も奉献生活に入っているとは言え、祈りに集中するための心理的誘いがこういう形で表れるのかしら、とも想像しました。深い茶色に染められた木製から伝わる温かさは母の愛のようです。

この男子修道院の聖堂で見つけた、ついうっかり欲しくなってしまったブツはこちら ↓
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書見台。いい仕事です。(` ´)b
そして毎度のこってすが、「ま・ここっつぁんよ、これをもらってどこに置くのよ?」

聖堂から出る際、扉の上はこのような木彫。おそらく手によるものでせう。
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扉を両方開け広げたところで男子二人が並んで入退場をスマートにできるかどうか。
ですけれど、訪問しての感想はやはりどこか男子のための小聖堂でした。

le 28 août 2009, Augustin
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by ma_cocotte | 2009-08-28 20:52 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(2)
Commented by 恵みのガブリエラ at 2009-08-30 14:53 x
なんだか、
質実剛健
という四文字熟語が思い浮かぶ聖堂の写真ですね。
Commented by ma_cocotte at 2009-08-30 16:35
◎ 恵みのガブリエラさま、
同じ創立者でも女子修道院の華麗で、夢を見てしまいそうなほど美しい
聖堂とこちらの男子修道院の木の醸し出す温かみのある静かな聖堂の違い、
興味深いところですよね。
男子修道院の聖堂内装の木で作られた何もかもが「良い仕事」だと
わかります。聖堂を出ればヨゼフさまに見守られた扉もある。修道女も
労作がありますけれど、労働をなぜか連想しました。

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