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店モ見カケニ寄ラぬモノ
ココんち近くの工業地帯の一角で見つけたランチプレートです。
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にんじんのサラダ、おそらくシャラント・メロンにヴァンデ産ハム、そしてピエモンテ風サラダに、赤い果物のソースとミント葉を添えた生チーズのデセールです。
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いつも我が園芸生活を潤すために寄る外環道路近くのお店の並びに、しばらく前から気になるお店がありました。日本で言うところのコンテナというかプレハブというか白い箱のような簡易建築の建物に、Traiteur トレトゥウル、=総菜屋と書かれた看板が掲げられてはいるのですが、そのお店の一帯は商業地区ではなく工業地区、工場や倉庫が点在しているような環境です。外環道と隣県の県庁所在地に真っ直ぐ行ける国道の交差点近くに、ポツーンとお総菜屋さんができたからって、内心、つぶれるのも時間の問題と思ったこともあり、閉店前に一度はひやかさなくてはと決めていたのでした。

今年、夏になってお天気の良い日、園芸店に行くついでに寄ってみました。
お昼手前で、お店と街道の間の土地には日よけのテントと、その下にテーブルと椅子がいくつか既に置かれていました。それを横目に店内に入って、おばちゃん、ヴぃっくり。だって、充実過ぎる二十種類近い惣菜とデセールが美しく並び、そのショーケースの上や壁に並ぶ食材の壜も箱も、ほれ、花の都はマドレーヌ寺院近くの右後ろのあの F のものです。お江戸だったら日本橋?

ちょっと、あーた、こーゆーお店が工業地帯のど真ん中にあってよろしいものなの?え?

どう考えても、旧市街の石畳の坂道の途中の近世のクラシックな建物の中にお店を出した方が儲かりそうです。けんども、そんな予想を立てるのは私がガイジンだからでしょう。日替わりのランチも数種類用意されており、こちらが条件に従って自由に選べるようになっています。そして御代は昔ながらの習慣のまま、その場でいただく場合と持ち帰りの場合では金額が違う形を取っており、ドけちなワタクシはもちろん持ち帰りしたのでした。

ココんちに帰宅し、ランチプレートの蓋を開いて ↑ 、見た目の美しさに満足。
そして、ほおばるたびに、大満足。
お口に入れての第一印象は、都会の洗練された無駄のない味です。
巴里にお住まいならいつもこういうお食事をいただいているのね?
と涙しつつ、モリモリいただきました。
嗚呼、巴里ぃ、裏飯屋。
美食の季節も目の前です。

le 1er septembre 2009, Gilles
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by ma_cocotte | 2009-09-01 17:18 | The ou Cafe? | Comments(16)
Commented by annie at 2009-09-01 18:53 x
>嗚呼、巴里ぃ、裏飯屋。
うらめしや・・って、笑ってしまいましたよ~。
すんごく美味しそう!
生ハム&メロンも良いですが、生ハム&イチジクも美味しいですよね。
最近のお気に入りです。
Commented by ma_cocotte at 2009-09-01 21:36
◎ annie さま、
この持ち帰りランチですが、我が想像以上の美味しさ、大当たりでした。
素材の美味しさを邪魔しない味付けのお惣菜ばかり、勉強になりました。

そうそう、生ハムといちじくですが、ココんちのいちじくの木に実がなったら
最初にこの組み合わせで味見しようと決めているのです!
メロンと生ハムも本当に美味しい。簡単に準備できるので夏の代表メニュウ
となりました。
Commented by Lucia at 2009-09-02 09:48 x
フランスではジャガイモサラダをピエモンテ風サラダと呼ぶのですか?確かイタリアではそれを、ロシア風サラダと呼んでいたと思います。所違えば名も変わる?
見るからに美味しそうなお持ち帰りランチ!目で見て、ご馳走様!
Commented by ma_cocotte at 2009-09-02 15:02
◎ Lucia さま、
じゃがいものサラダは具によって名前が変わります。
ゆで卵とハムが入ったサラダをピエモンテ風 Salade piémontaise
と呼びますが、フランクフルトのようなソーセージの輪切りが入ると
ストラスブール風 Salade strasbourgeoise という名前
になります。豚の三枚肉をマッチ状に切ったものを混ぜるとブルターニュ風
Salade bretonne、サラミを混ぜるとオーベルニュ風 Salade auvergnate です。
Commented by いとへん at 2009-09-02 23:45 x
あらま、いいものを見つけになりましたね☆
これでおいくら万円(ふ、ふるい。。)くらいでいただけるのですか?
いいなぁ、ここ44の街中にはあんまり、こんなこじゃれたもの見かけないなぁ。でもちょっとボリュームが足りなさそうな感じで、私の大きな胃袋はみたされないやもしれません(笑) でも質がよければ心が満たされますねー。
Commented by ma_cocotte at 2009-09-03 01:09
◎ いとへんさま、

7万バル(ひぇええ、何時代ぃ?爆笑)ですわよ。
サラダ二種類、温かいお料理という選び方だと8万バル。
上のプラですが一見物足りないようだけれど、これがお腹にどっしりと。
サラダピエモンテとデセールのせいかも?
にんじんサラダが美味しかった。馬も大喜び間違いなしの甘いにんじんでした。
Commented by Lucia at 2009-09-03 07:45 x
まあ、中の具によって色々名称が変わるのですね。覚えておかなければ…。私が頂くとするとやっぱりピエモンテ風かな?
Commented by ma_cocotte at 2009-09-03 16:38
◎ Lucia さま、じゃがいもと和える具はお肉以外にもツナや燻製ニシンも
あります。どれも美味しいです。
Commented by Lucia at 2009-09-04 08:06 x
そうですね。燻製ニシンは頂いたことがありませんが、ツナは私もみじんぎりの玉葱とパセリと合わせて、ジャガイモサラダに使います。缶詰のツナですが、それは何故か、イタリアのものに比べて日本で入手できるのは味が落ちます。オイルのせいか、下ごしらえが違うのか…。
日本でもジャガイモもまた、色々な種類がありますが、どうも美味しいのにあたりません。これだけは、昔食べた物の方がホクホクと遥かに美味だったような気がします。
Commented by ma_cocotte at 2009-09-04 17:45
◎ Lucia さま
こちらのスーパーではスモークサーモンだけでなくビニール袋に密封
された油付けの燻製ニシンも庶民の食卓のために売られています。
朝市ではひからびて見えるほどの燻製ニシンと、粗塩で寝かされている
タラも売られています。
ツナ缶は仏蘭西でもアタリハズレがあります。
缶詰製造にあたっての条件が日本と欧州では違うのではないかと思います。
が、調理された缶詰はこちらのものだと美味しく食べられます。

日本の場合、食料自給率が低く、輸入品に頼らざるを得ないので、年々
味や質が落ちていくのは仕方の無いことだと思います。
Commented by Lucia at 2009-09-05 08:43 x
この辺りのスーパーでは、どこに行っても日本の一つのメーカーのツナ缶しか置いてありません。その内、食料品の輸入業者さんに相談して、イタリアのツナ缶を試してみようかしら?
ジャガイモサラダとは違いますが、イタリアでは夏に良く、冷たいトマト料理を頂きました。トマトの種の部分をくりぬいて、茹で卵、ツナ、玉葱、ケッパーなどをみじん切りしてマヨネーズであえてトマトの中に詰めて冷やしたものです。つくるのは簡単で、しかも疲れた胃袋にも優しい一品です。
フランスでも同じようなのはあるのでは?
Commented by ma_cocotte at 2009-09-05 17:12
◎ Lucia さま、
トマトに詰めた料理ですが、ハンバーグのようなものを詰めてオーブンで
焼く料理があります。
南仏だとイタリア料理と似通った料理がかなりあります。
拙宅あたりはフランスで最も貧食地域(ピンポイントですが)ですので、
なんだか外食だろうが家庭料理だろうが空腹を満たすだけです。

日伊間は存じませんが、フランスの保存食品は日本の保存食条件と
合わない場合があるように思います。
イタリアの缶詰が輸入されているといいですね。
Commented by Lucia at 2009-09-05 18:38 x
トマトにお米を詰めてオーブンで焼くお料理はありますか?
イタリアではイタリア風散らし寿司(とはいっても、オリーヴ油を使いますから、サラダと言った方が適切でしょうか?)やリゾットだけでなく、お米を使ったデザートもあります。南に行くとお米はあまり食べられないようですが。
お米にバターとチーズ、あるいはトマトソースとチーズだけを混ぜて食べることもありますが、その場合や、お米サラダの場合、お米は日本風に炊くのではなく、沢山の水を使って茹で上げて水を切ってから使います。
その調理法はどうやら中国から入ったようです。
話がだんだん逸れてきてしまいました。ゴメンナサイ。
Commented by きなこもち at 2009-09-05 23:00 x
お写真のランチプレートめちゃめちゃ美味しそう・・(ぶぢゅるるぅ
彩りがばっちし適度なボリューム、デセール付きで手頃なお値段。女性にウケるポイントおさえてますよ、これは。
せっかくのお店、つぶれてほしくないですね。
ところで御仏蘭西ではその場でいただく場合より持ち返りのほうがお徳なんですか?(日本では基本逆で、容器代取られることが多いもんで)
Commented by ma_cocotte at 2009-09-06 01:08
◎ Lucia さま
南仏のカマルグ米を使ったサラダが知られているかもしれません。
そしてカスタードクリームや生チーズにお米を混ぜたデセールもあります。
フランスのお米も茹でて食べるみたいです。
日本産のお米は贅沢品ですが、他のお米は世界中のあらゆる種類を
スーパーで買うことができます。料理によって選べるので面白いです。
Commented by ma_cocotte at 2009-09-06 01:13
◎ きなこもちさま、
そうなんですよ、持ち帰りの方が安くなります。税率が違うようです。
日本でも有名になったポルもこちらではまだ持ち帰りと店内で食べる場合では
値段設定が違います。
中華系のお店だと、電話で注文し、自分で取りに行くと店内飲食料金から
10%割引という設定をしていたりします。
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