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ルルドの裏街道から、
ああ、主よ、聖母よ、愚かな魂の病につける薬はどこに?
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この際、「バカにつける薬」でも構いません。

どうか、愚かな私をその場にお導きくださいませ。
写真はルルドのクリプタ聖堂。

それは2008年11月の終わりのこと、ピレネーの山肌の雪は日毎、裾を野に広げておりました。ロザリオ月も過ぎれば、ルルドも川の水の音ばかりが町中に響くほど閑散としております。そんな季節はずれのルルドに私ども夫婦が参りましたのも、我らの愚かな魂の病に効く薬を探すためでした。
060.gifるーるぅるるるるるぅる、る。るっるー、るるるる、るー060.gif
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先に見えるはルルドのバヂリカ大聖堂ではないか。
あかねたーすきに、すげの笠ぁ060.gif
ここ ↑ は私ども夫婦が選びました或る修道女会経営の巡礼宿の客のみが使用できるルルドの聖域に直接つながった裏道でございます。石垣の手前は獣道、宿まで3つの門をくぐらねばなりません。その鍵は宿泊が認められた者にのみ修道女より手渡されます。
土塀を抜けて最初に私どもを迎えてくださいましたのは、
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Saint Margaret  聖女マーガレット

スコットランドの守護聖女です。江戸は三鷹台の新教女学校の守護聖人でもあります。こんなルルドの裏街道で枯葉まみれにおなりあそばして、よよよのよ。
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お薬はあっち ↑ 
↑ これ ↑ ばかりは罪の意識感ずるほどの独善和訳 m(_ _"m)

「薬はどこ?薬はどこ?時間がない、時間がないっ!」とまるで不思議の国のアリスの前を駆け抜けるウサギのようにルルドの聖域を彷徨い歩いておりましたら「仏蘭西カトリック界のアイドル」という方に偶然出遭いました。この方、小テレーズ Petite Thérèse とおっしゃり、ローマ教皇さまにお墨を付けられた「おとめ教会博士」サマなんだそうだ。小なのに大なんだな。と、こ、ろ、が、小テレーズおとめ教会博士サマ曰く、
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わたくしより、ここの地元育ちの子に伺ってみましたら?

なんともつれないお返事であります。おとめ教会博士サマがぢっと見つめる先を信じて参りましたところ、
こちら ↓ が生粋のルルド生まれ、ルルド育ちのベルナデットたん。かわゆす。
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魂の病につけるお薬ですって?
知らないことはないけれど、今は羊のお世話が忙しいの。
ヨソモノのあなた方にお返事できるまであちらで時間を過ごしてください。

なんともベルナデットたんまでつれないお返事。それでも、愛らしいベルナデットたんの指し示す方向を信じて参りましたら、
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ようこそ、ワタクシの世界へ~。

ぬぁんと笑顔の美しい天使に迎えられたもの、この天使は微笑をたずさえたまま「この山を一山登って降りなさい」と私どもに命じられました。世に言う、十字架の道行き だったのぢゃああっっ!
周りを見渡せば世界から集いし善男善女の中には素足で砂利道を登山下山なさってた。この苦行を生きながらに行えば、愚かな魂の病につける薬が手に入りますのか!?

「十字架の道行き」登山を終え、ルルドの聖域に戻りますれば、正門の門柱には 大天使ミカエル
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魂を病める悪っしきモノなど我が槍でツンツンぢゃ!

なんて頼もしいお方・・・
ところが、大天使ミカちゃんのお話ではミカちゃんの雇用主との契約でツンツンしたところでミカちゃんがとどめをさせないのだそうです。ミカちゃんの雇用主が産科医だとするなら、ミカちゃんはお産婆さんなのだとわかりやすい説明をミーにしてくれたのでした。・・・取り出した赤ん坊って?ロクロクロクかい!? ヽ(`Д´)ノ

再びルルドの聖域と言うところに入り、フラフラと歩を前に進めると牛を連れたムッシュウに声をかけられました。ルカという名のギリシャびとだそう。
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このムッシュウ、きょうまで千数百年間ずーっと大ベストセラー作家なんだって。しかも、ムッシュウが表現した魂の病を癒すための処方箋は万民にわかりやすく読みやすいので、世界中のこれから幸せになろうとしている男女が二人で手を取り合って読んで愛を育て、魂の病なんかにそう簡単に罹らないようにしているんだって。このムッシュウは私ども夫婦に「おぬしらのようなドあほ夫婦にもワシが書いた処方箋を読めば少しは心身聡明になるぞよ。ふぉーふぉっふぉっ」ときっつ~い言葉を頂戴したのでした。メルシィ、ムッシュウ。

よっしゃ、魂の病に効く薬の処方箋を見つけたからにゃ、おくすり、おくすり、ゲット、ゲット。
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щ(゚Д゚)щ うぉおおっ、も、もしやココが!?  щ(゚Д゚)щ 

これだけの人々が磁石に吸い寄せられるように集まっているのであるから、ココに魂の病につける薬があるに違いないっっ!インディアナ・ヨハンナは恐る恐る歩を進め・・・る前に、このピクトグラムをしっかり見たあるね。
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このピクトグラムを見た後、その周り全体をゆっくりと見回したところで、我が蛍光灯脳が着火して私に命じたことは、
ココが祈りの場であるから静粛に。
でした。そう妄想したのは世界中でワタクシただ一人かもしれません。これを見たところで「この祈りの場では轟音を楽しもう♪」と判断する脳を持つ崇高なニンゲンもこの世にはいるのかもしれません。どちらがマジョリティなのかは天主のみぞ知るですなー、はっは。

兎にも角にも私ども夫婦は究極の愚か者ですから、魂の病につける薬を飲むだけでは効かないほど重篤なので、ここ ↓ の長い列に数時間並び、すっぽんぽんになって脳天から爪先までどっぷりと魂の病に効くお薬に浸かってまいりました。
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身震いするほど冷たいお薬、=ルルドの水にどっぷり浸かり、身支度を整え、あらためてルルドの水をがぶがぶと飲み、外と内から我が愚かさを拭おうとしても、我が身は深海の底にあるがごとし。闇に差し込む一筋の天空からの光を頼りに我が魂の病を取り去り、少しでも無原罪の聖母のような純白の魂に近付けるよう死の瞬間まで魂を清め続けねばなりますまい。
明日11日午前11時半、
四谷駅麹町口近辺だけ大雨となり強風吹き荒れますように。
雷鳴が轟き、ヒトビトが作りし轟音が消され、
ヒトの舌から出る戯言は誰の耳にも届かなくなりますように。
麹町教会はノアの箱舟と化しますように。
ただし、箱舟に潜む悪を豪雨の中に吐き捨ててください。
そして、悪が流れ去った後、
暗雲を陽光が割り、聖母のマントと化して大地を照らし、
大空に虹がかかりますように。
そして正午のイグナチオの鐘の音が響き渡りますように。

善男善女のみなさまがたにおかれましてはどうぞ主日の良い午後を。派遣~
天からの雨、それは本物の聖水、まる
...というか、この一件、
抜本的にも、歴史的にも、番町・麹町・紀尾井町ではなく信濃町が真の的ではあるまいか?
ひと駅とは言え下車先を間違えるのも江戸っ子ではないからだわな。

le 10 octobre 2009, Ghislain
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by ma_cocotte | 2009-10-10 17:16 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(0)
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