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今年は、「おかあさんといっしょ」



アレ ↑ から一年経ったようです。
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今月末から始まる待降節を前に、毎年恒例のスクールカトリック Secours Catholique (=カリタス・インターナショナルの仏蘭西支部)の募金キャンペエンが今年も動き始めました。
先週半ばにいずれのテレビ局のニュウスにおいて、スクールカトリックの報告で共和国内の『女性の貧困 La pauvreté au féminin 』が上昇傾向にあることが流れていましたが、その直後からテレビ画面でスクールカトリックが女性の貧困救済のために募金活動を始めた旨のコマーシャルが流れ、町のあちらこちらにポスターが貼られるようになりました。
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どうやら2009年度の年末恒例募金 La collecte annuelle 2009 は貧困の中にある女性の救済のために用いられるようです。だから、一年前の募金のポスターには子供だけが写っていたけれど、今年のポスターは「おかあさんといっしょ」のよう。
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数日前からテレビ画面に流れ始めた2009年度募金活動のコマーシャルはまだ YouTube に掲載されておりませんが、以下のURLから3種類のコマーシャルを見ることができます。
AVEC SECOURS CATHOLIQUE
AIDEZ-LES

スクゥル・カトリックと一緒に彼女達を助けなさい。
http://www.secours-catholique.org/jecroisentoi/jecroisentoi/films.html
URLをクリックし、左の3つの小さな四角それぞれをクリックすると、それぞれのテーマのコマーシャルが右の大画面に流れます。
昨年と同様、今年は大項目が『女性の貧困』で、小項目は『心身が弱っている女性』、『孤独を感じている中高年女性』、『若くして母となった女性』の3つです。
何しろこういう企画を発表し募金活動を始めたにせよ、ココは仏蘭西という国だからどこぞの広告会社が「このテーマならがっぽがっぽと儲かりまっせ」と勧められてスクゥル・カトリックがこのテーマに的を絞ったとするなら共和国民が納得するわけないので、スクゥル・カトリック側は世間に対しなぜこのテーマを選んだのか屁理屈と思われるほどの理由を明解に世間に示さなければなりません。それがスクゥル・カトリックの公式HPの以下の画面となります。
Rapport annuel du Secours Catholique, « La pauvreté au féminin »
スクゥル・カトリックの年度報告『女性の貧困』

http://www.secours-catholique.org/dossier_48_1935.htm
この理由表明が公開されたのが2009年11月5日木曜日付なので、これを受けて共和国内の各報道が独自のレポートを添えて世間に知らしめる手伝いをしたのだと思われます。
この一年間でスクゥル・カトリックに相談を求めた140万人の人のうち54,4%が女性であり、生きていくことの苦しさを訴えたことになります。この数値が上昇傾向にあることをスクゥル・カトリックが認めたことで今年度の募金テーマが『女性の貧困』への援助と決まったのです。仏蘭西と日本國では社会状況がかなり異なりますが、それでもこの世に生きていく上で心身が疲れ、孤独を感じたり、若さゆえに思うようにいかない女性が共和国内にも増えていることになります。うむぅううう、なんということだ。仏蘭西の場合、時代が逆行し始めているのでしょうか。それはなぜ?

このようなコマーシャルが流れたところで、街中でスクゥル・カトリックのポスターが目に入るだけで、身悶えるほどの嫌悪を感じる共和国民ももちろんおりますが、そういう嫌悪や疑いしか心にもてない人が無理にスクゥル・カトリックに寄付する義務はなんらありません。共和国内には他に、共産党系のスクゥル・ポピュレエルやイスラーム系、ユダヤ系の各慈善団体もあれば、有名人が創立したチャリティ団体も数多あるので、各自が各団体の屁理屈文書を読み、納得し、喜んで寄付しようと思える団体に自分ができることをすればいいのです。

それにしても、女性の貧困。それは男性と比較しての体力の違い、各自の金銭や食料の不足だけでなく、子供との関わりの難しさ、逆に孤立や孤独感も含まれるとなるとお金だけで払拭するのは難しいでしょう。コマーシャルで今年も昨年と同じように Je crois en toi! 私はあなたを信じるから!と締め括られていますが、相互の信頼あってこそ希望が見えるのではないでしょうか。「相互の信頼あっての希望」あれば、カリタス Caritas 、究極の愛が相互間に芽生えます。

le 10 novembre 2009, Léon

ところで、ちょと余談。
上の2008年版、2009年版のスクゥル・カトリック募金コマーシャルビデオの中ほどで聴こえる男性の声に、仏蘭西生活に関わる方ならば「おや?」と或る男性か、人形の顔が思い浮かびませんか?そう、このナレーションはPPDA なのです。あのパトリック・ポワァヴル・ダヴォ Patrick Poivre d'Arvor です。昨年からスクゥル・カトリックの募金活動をお手伝いくださり、今年もこうして同様に奉仕してくださいました。彼はカトリック的にはとても褒められるような過去を生きた男性ではなく、一例を挙げるなら1995年にあのクレェル・シャザル Claire Chazal との間に一男があり、同年に本妻との間の5人の子のうち次女が地下鉄に飛び込んでの自殺を選びました。2008年夏、サルコぢ一世の思惑を受け入れられなかったPPDAは民放の雄TF1の花形ニュウスキャスターの座から去り ましたが、その数か月後、PPDAが国営放送の文化番組司会者として復帰するまで サン・ヂャック・ド・コンポステルの巡礼を行った ことは記憶に新しいところです。PPDAは2001年から休暇のたびに少しずつサンヂャックに向けて歩を進め、2008年7月25日の大ヤコブの祝日をサンヂャックで迎えられたことで自分の念願がかなったそうです。そして、その直後からスクゥル・カトリックでの奉仕。こういう回心もあるんだね、と感動しつつ、でお・ぐら~しあす。
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by ma_cocotte | 2009-11-10 17:28 | 『秋』 Rien de special | Comments(0)
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