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Da mihi animas, caetera tolle
Da mihi animas, caetera tolle
声を出して読みますと、だみひあにますちぇってらとおれ。

なんだかおまじないのようですけれど、これぞ羅典語だそうで和訳しますと
我に魂を与え、他のものは取り去りたまえ。
となるそうです。

我が身から取り去らねばならない「他のもの」とは何なんでしょね?

ヒトは誰しも生きていれば悪いことはすべて心から始まり、良いことも美しいこともすべて心から始まります。もし悲しくも自分の心が悪いことを欲したところで忘れ、代わりに善を行うことを繰り返し生きることが理想でしょうけれど、それは難しいでしょう。なぜならヒトは弱い。この世の歴史を振り返るとただふたり、生まれながらにして心が一度たりとも悪いことを欲さないままこの世から去った方がおり、それは聖母マリアさんと彼女の息子であるイエズスさんだそうです。この地球が創造されて今に至り、これから先の世々に至るまでこのお二人以外の数多の人々は生きていれば心に何らかの悪いことを欲してしまうものなのだそうです。「わたくしはそんな思いを抱いたことなどなくってよ」とおっしゃりきれる方もこの広い世界のどこかにいらっしゃるかもしれませんが。
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↑ ルルドのバジリカ聖堂のモザイク ↑

さて、仏蘭西の暦を眺めると、きょう十二月八日は Immaculée Conception いんまきゅれ・こんせぷしおん、和訳すると「無原罪の聖母」の祝日です。無原罪の聖母の祝日が制定されたのは1854年ピオ9世教皇の御世においてだったので意外にも歴史浅いようにも思えますが、聖母の無原罪についての神学論争は十世紀にまで遡れるのだそうです。

原罪を持つ平らで凡な自分が人間の中の例外的存在である無原罪の聖母 une exemption virginale de la tache originelle に倣って生き抜くことは快楽どころかつらく厳しい道程でありましょう。が、この世に生まれた男子も女子もヒトであるならば、できるだけ聖母の生き方に近づこうと一生かけて努力することを怠るなかれっちゅうことなんでしょうな。
ま、今こうしてこの世に集う私たち、頑張りすぎずに頑張って生きましょい。
言葉と行いをもって心をできるだけ白に近付ける。ハードやわ。

le 8 décembre 2009, Immaculée conception
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by ma_cocotte | 2009-12-08 00:24 | 『?』なKTOりっくん | Comments(4)
Commented by berucci-pete at 2009-12-08 16:07 x
原罪無くして宿ったわけではないけれども、原罪の汚れを母の胎内で清められてから生まれた方がもうお一人いらっしゃいます。洗者聖ヨハネは母エリザベトが聖母のご訪問を受けた時に胎内で「喜び踊り」ましたが、その瞬間に全ての汚れを清められたそうです。それゆえ彼は聖母と共にその誕生が祝われる例外的聖人なのですが、かわいらしい話ではありませんか?
今日はリヨンが最も輝く日ですね。復活した表参道のイルミネーションにはあまり興味が無いですが、リヨンの光の祭典にはいつか行ってみたいです。今年もKTOで見られるのでしょうか?
Commented by ma_cocotte at 2009-12-09 01:15
+ berucci-pete さま、
洗礼者ヨハネはそのようにとらえるのですね。勉強になりました。知る喜び!
私はあの「喜び躍る」のお話が大好きで、私たちも良心が喜び躍ることを
するようつとめなければと自分に言い聞かせてはいるのですが難しいです。
リヨンの夜の様子は普通のニュウスでも紹介されました。
以下、フランステレヴィジョンです。ビデオもご覧になれますよ。ぜひ。
http://rhone-alpes-auvergne.france3.fr/info/rhone-alpes/Un-univers-de-lumi%C3%A8res-sur-Fourvi%C3%A8re-59441558.html

以下も無原罪の聖母について、面白いのでぜひ。
http://www.ktotv.com/videos-chretiennes/emissions/mille-questions-a-la-foi/mille-questions-a-la-foi-pourquoi-bernadette-a-vu-la-sainte-vierge-/00047730
Commented by ベル at 2010-02-13 00:25 x
はじめまして、こんばんは。
綺麗な画像を色々載せていらっしゃいますね。
mihiですが、古い時代にはmichiと綴られたそうで
ミキと発音すると教わりました。
hはカトリック典礼のラテン語では通常発音しませんけど
例外が2つあって、ひとつはmihi
もう一つはnihil ニキル だそうです。(こちらも古い時代にはnichilと綴られたそうです。)
また美しい画像や話題を載せてくださいね。
Commented by ma_cocotte at 2010-02-13 12:32
+ ベルさま、はじめまして。ようこそ。
知る喜びをありがとうございます。
だから幼児洗礼の女児に「みき」というお名前が多いのでしょうか?
michi はラテン語というよりどこかヘブライ語っぽいですけれど。
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