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お仏蘭西の最貧食地方でつぶれないお店で出るものは、
ココんちからほど近い 旧市街の大広場に面した立地に開店してもすぐ閉店に追い込まれてしまったお店 がある一方で、花の都はお巴里に向かう街道沿いの辺鄙な場所にある定食屋は大繁盛のようでありんす。
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ココんちあたりは人伝に聞いた話では、世界で美食国として知られる仏蘭西においておそらく最悪の食環境の土地なのだそうです。いちおう酪農穀倉地帯らしいので、そこはかとなく海の向こうの大英帝國の気候や環境に似ていたりもします。ココんちあたりの名物食料はチーズやバタアなどの乳製品、白いんげん、沼に生える雑草、庭にわくカタツムリ、川底のウナギ、ザリガニ・・・・どれも大西洋の塩を基本にパセリにんにくバタアで味付けるので、どれをいただいても食感が違うだけで同じ味だったりします。早い話、メニュウにウナギとカタツムリの二種類があったところでどちらを頼んでも同じソースにからめたものが出てくるのです。

そんな仏蘭西一つまんない地方の、ジャガイモ料理屋の昼定食メニュウ。
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山羊チーズのサラダ La chèvre chaud

田舎風のパンに山羊チーズと生クリームを乗せて焼いたものを、そこらの畑で取れた野菜とラルドン Lardon と仏蘭西語で呼ばれるベーコンのような豚肉を炒めたものの上にドドンと乗せたサラダでござんす。おいしうございましたけれど、私個人は一昨年の五月にいただきました 山羊チーズのサラダ が今も金賞でございます。おそらく花の都お巴里に参りましたならば、こんなサラダなど ペッペッペ なんでございましょうけれど。

そして、山羊サラダの向こうに見えるお料理は、こちら。
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じゃがいもバーガー Patata Burger

パンの代わりにハッシュ・ド・ポテトで精肉店で買える本物の牛ひき肉ステーキをはさみ、ラクレットチーズを乗せて焼いたものでございます。

考えてしまうと瞬時に身体が膨張しそうな恐るべきカロリーなのかもしれませんけれど、寒い北国の冬はこのようなものをいただいて身体の内側から身体を温めないと「きびしーーーっっ!」のです。とは言え、春を告げる復活祭の飽食も強烈に凄いですけれど。ご先祖さまが狩猟農耕民族だからなんでしょう。

このお店にはつぶれる気配がまだ流れていません。

le 27 janvier 2010, Angèle
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by ma_cocotte | 2010-01-27 00:49 | Thé ou Café? | Comments(12)
Commented by まるくす at 2010-01-27 23:37 x
あっ、だからフレンチフライなのか!
Doverに面した町なら確かにパリは遠い。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-28 00:33
+ まるくす先生、

ココから巴里、遠すぎ。_| ̄|○

ドーヴァーはブルターニュという長袖の肩より上ですが、私の
住まいは長袖の腋の下、洗い忘れやすいあたりですね。
Σ( ̄△ ̄; だから貧食にゃのきゃ?

独逸語でフレンチフライをポンフリと呼ぶらしいです。
仏蘭西語だとフレンチフライは Pomme Frite ポム・フリトです。
仏蘭西のぢゃがいもは美味しいです。
Commented by らぴ at 2010-01-28 01:43 x
じゃがいもバーガー、おいしそう!!!ん、カロリー?計算弱いのでよくわかりません・・・(ということにしておいて)
ひょっとして我が家からよりも巴里は遠いのでは?うちからだと高速で3時間、TGVで1時間半強だったような・・・やっぱり広いですね~
しかし、お仏蘭西ではどこにいてもおいしいものが食べられると思ってたのになぁ。

じゃがいも、イモの国に来てから好きになりました。おいしいですよね。やっぱり主食になるものは品種改良に力が入ってておいしいのかな。日本の米はおいしいですものね。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-28 03:25
+ らぴさま、
このじゃがいもバーガー、美味しいですよ。
お肉も焼き加減を聞いてくださる。
ですが、ココんちあたりは仏蘭西びともヴぃっくりのつまらない食文化の
地方らしいです。確かに白いんげ豆の煮物「のみ」で、美味しいお肉が
つくわけでもない。仏蘭西のガイドブックに唯一掲載されていない地方かも。
ココんちからパリまではTGVで2時間ちょっとだと思います。(まだ利用
したことがありません)
空港駅に行くためには途中の駅でなんとLille行きのTGVに乗り換え
なければならないのです。

話戻ってじゃがいも。
美味しいです、ほんと。味だけでなく歯ごたえもどこか違いますね。
Commented by Lucia at 2010-01-28 10:41 x
カタツムリは美味しくても姿を想像してしまうから私は苦手ですが、そちらで揃う材料だけを見ていると、結構なお料理ができそうですが…。
フランスでお料理がおいしくなったのは、メディチ家のお嬢様が王室にお嫁いりして、料理人さん達を連れて行ったからだと聞きますが、王家がお宿を定めなかった地域では、未だに調理法が貧しいのでしょうか?
写真を見ると、確かにカロリーはかなり高そうですね。
ma=cocotteさんはご自宅では工夫して美味しいお食事を造っておられるのではないでしょうか?
Commented by ma_cocotte at 2010-01-28 18:25
+ Lucia さま、
カタツムリは先のクリスマスにいただきました。
バターとたまねぎで炒め、白ワインを香らせて生クリームで
グラタンにしたものです。近所のスーパーのお惣菜売り場で
買いました。美味しかったです。
が、年に一度、拙宅の庭にカタツムリが異常なほど発生する時季が
あり、あれを見てしまうと食べる気になるのが難しいです。

メディチのお姫さんがお嫁入り道具でナイフ、フォーク、スプーンを
イタリアから持ち込まれるまでの仏蘭西は手づかみでムシャムシャ
だったそうです。
中世時代の修道院やアヴィニヨンの教皇庁には「カタツムリ採取
担当」の僧がいたそうです。
以下、興味深いです。
http://exquis.exblog.jp/i5/
Commented by 恵みのガブリエラ at 2010-01-29 00:17 x
ま・ここっとさま、ごきげんよう。
ところが変われば食も変わると申しましょうか。
「お腹いっぱいなればいいと思うの」「盛りつけとか気にしないの」
風の料理なのでしょうか…



Commented by ma_cocotte at 2010-01-29 00:25
+ 恵みのガブリエラさま、
そうですね。
先に紹介したつぶれてしまったレストランの客層はネクタイと
スーツでお仕事をされる方々が多かったです。上の写真のお店には
そういう方々はいらっしゃいませんね。
Commented by 黒猫亭主人 at 2010-01-29 06:06 x
あゝ、くひてえ。

てか、なんでニポンには、かういふメニュー(menuにあらず)がないんかいな??

ウチの学食なんざ、揚げモンばっかでっせ。
まあ、ワカモンにはアゲモンなんでせうがね。
Commented by Lucia at 2010-01-29 10:14 x
食用のカタツムリと庭の木を這い廻るカタツムリとは別物で、食用になるのは、タニシの様に、水中に居るのだと思っていましたが…同じなのですか? どちらにしても、私には苦手ですが…。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-29 14:24
+ 黒猫亭のご主人さま、
日本の学食は仏蘭西の幼稚園や小学校の昼食方式でもなければ、
中学校以上の大学や社食のカンティンのようでもありませんよねぇ。
こちらは Flunch というカンティン(セルフ・サーヴィス)形式の
廉価なレストランも地道に存在しており、仏蘭西びとは割り切って
食べていますね。あの仏蘭西風のセルフ・サーヴィスの形を日本の
学食でも真似すればよいのに・・・と思うことがたまにあります。

都内の某商社の社食はまさに仏蘭西のカンティンを真似ており、
おぼんを取ったら、前菜、主菜、デセールを取ってレジでチン!

でも、私は学食のうどん、好きです。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-29 14:41
+ Lucia さま、
食用のカタツムリも地上での養殖だと思います。仏蘭西で出る
オーブン焼きのエスカルゴは escargots de Bourgogne
(ブルゴーニュのカタツムリ)という品種で、確かブドウ畑
などで見つけられるカタツムリではないでしょうか。殻の直径
だけで3cmくらいで、身体はかなりグロテスクで、日本の
カタツムリとちょっと違います。
海のエスカルゴ escargot de mer という貝は縦長の巻貝のような
外見で小粒のものを指すと思います。

最近、エスカルゴのキャビアが流行り始めたらしいです。
私個人はいただくのに勇気要りますね。
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