<< 寒村で見つけた、ヂェズイット ... お仏蘭西の最貧食地方でつぶれな... >>
ヂャウ・ハランバン夫人、計画妨害に怒髪天突く。
ヂャウ・ハランバン夫人のツルツルかつ蛍光灯の脳味噌が三度目の訪日を目前に控え、やふやく仏蘭西の現実を悟るに至りました。

ヂャウ・ハランバン夫人の今回の訪日はココ新天地に越してから数えて三度目で、一度目は偶然(天の主さんにしてみれば必然)にも母堂の帰天と重なっての帰国、二度目はその半年後の母堂の納骨、そして今回三度目は母堂の三回忌、祖母の二十五回忌法要が目的であります。一度目は母堂帰天前からの訪日計画であり、二度目も三度目もお寺さんとのお約束さえ整えられれば余裕を持って旅程を組めると言うもの。今回は三度目ですからこれまでのココ新天地と日本國往復という二度の旅程に倣い、実家から法要の日時が知らされてすぐ計画を立て始め、まずは巴里-東京間の航空券を予約、その後、きょうび仏蘭西でも当たり前となった早割りでココんち地元駅から巴里の空港までの列車の券を買い求めたのでした。

それが、昨年11月13日 のことです。

前回二度の旅程に倣うと、ココんち地元の国鉄駅 11H30 → 12H 乗り換え駅 12H50 → 15H 巴里空港駅 となり、復路も時間違えど同じルート、午後7時過ぎに空港駅から新幹線に乗り、乗換駅には午後9時半頃到着、その後午後10時半にココんち地元の国鉄駅に辿り着くというものです。国鉄駅の窓口で券を求めたところ、なぜか往路のココんち地元駅から乗換駅までの券を国鉄が発券停止にしているとのことなので、これまでの二回と同じ時間の列車の券をその一部分以外発券していただきました。窓口のきれいなおねいさん(名札には Alexandra と)がおっしゃるには12月か遅くとも1月になれば未購入の往路の券も買えるでしょう、とのこと。

さて、12月の終わり、仏蘭西の師がおヴァカンスで走り去った後の閑散とした国鉄駅に行き、同じアレクサンドラおねいさんに未購入区間の発券を確認したところ、まだ国鉄が発券をブロックしているので年明けにいらっしゃいませよ、と言われてしまいました。年が明け、フォワグラ食べて自分もフォワグラ肝となった重い身を転がしつつ国鉄駅に行ったのが先週の22日でさーね。今回の窓口はきれいなアレクサンドラおねいさんではなく、作業着をお召しのヂャック・ヴィルレ Jacques Villeret を膨らましたようなおっさん(名札無し)で、いつもどおり12時50分発の乗換え駅から巴里空港駅までの切符を見せつつ未購入区間の発券をお願いしました。す、る、と、返事がこの日は線路工事のため、午前11時半の新幹線は存在しません、ですと。ひええええええ、ほんぢゃ、乗換駅から巴里空港に向かう新幹線に乗るためには、オラ、どーすりゃええの?と質問し返すと、午前八時半の列車に乗る以外の選択肢は無いという返事。んもー、ヂャウ・ハランバン夫人の頭蓋骨は除夜の鐘でさあね。普通ならあるはずの県庁所在地間をつなぐ長距離バスもこの街には存在しないので、列車に頼るしかないんですと。その列車が一本休航となると朝8時半発。しかも乗換駅に午前9時過ぎに着いたら午後1時手前までどうしろと?・・・と、頭の中で思い巡らさずにこの偽ヂャック・ヴィルレさんにつぶやいてみたら、駅の周辺でも散歩したらどうだ?と。オラ、日本に行くからでっけぇ荷物があるだよ、その駅にはコインロッカーはあるべか?と気付け薬を欲するかのようにカウンターによれつつ言葉を発したところ、その乗換駅ではテロ防止のためコインロッカーを廃止してしまったとのこと。そんぢゃいっそのことこの乗換駅で時間をつぶさずお昼過ぎに空港駅に着く券に買い換えたらどうだ?と偽ヂャック・ヴィルレさんがおっしゃる。運が良かったというか、昨年11月に購入した往路の新幹線の切符が安い方から二番目の売り換え可能なテケットなのだそう。ヂャウ・ハランバン夫人の脳はこの偽ヂャック・ヴィルレさんの提案に珍しく瞬時に着火。脳内を「お昼過ぎに巴里空港駅に着けば、夕方のチェックインまで巴里市内観光ができるぢゃーん?」と。偽ヂャック・ヴィルレさんもコイン・ロッカーの廃止権限は各県庁所在地レベルでの判断だから巴里のでっかい空港だったら手荷物預かり所は存在するんでねーか?とおっさる。その言葉にうっほっほとなったヂャウ・ハランバン夫人はその言葉に従い、往路の切符をココんち地元駅 8H30 → 9H10 乗換駅 9H30 → 12H 巴里空港駅 というこれまで経験したことのない時間帯に買い換えてしまったのでした。これで空港から成田行の飛行機は夜7時離陸なので、夕方5時くらいまで巴里旧市街を観光できます。


ところが、帰宅して電脳域で巴里の空港を調べてみると、にゃんと巴里の空港もテロの影響でコイン・ロッカーも手荷物預かり所も存在していないようなのであります。うへ~。となると、あちしはお昼過ぎから午後7時まで巴里の空港内で時間をつぶさねばなりません。午前八時半の列車に乗るためにココんちを出るのは午前7時半ですから、約12時間。巴里の空港から成田空港までの約10000kmは飛行機で約12時間の旅ですから、きょうび世界は距離と時間は簡単に測れるものではないと実感。

もうココ ↑ までで想像するだけでヨレヨレの旅なのに、なんと昨日27日、ハランバン夫人の出発日に国鉄が大規模ストライキを決行するという大本営発表がありました。_| ̄|○ お願い、もう勘弁して。
お昼のニュウスでその事実を知り、またもヂャウ・ハランバン夫人の頭蓋骨は主日の鐘のごとき状態となりました。当日、巴里に辿り着けなかったら飛行機には乗れません。日本國に行けません。これまで早割りで購入した列車や飛行機のテケッツ tickets は泡となります。それも今回は二人分でっせぇ?脳内がガンガンしたまま国鉄駅に行き、スト当日に巴里空港駅まで行かねばならない、行かねばなるまい、と窓口の、いかにも地元の山羊チーズで成長した赤毛のマダムに話したところ、なんとスト当日の運行状況は来週2月1日にならないとわからないンですと。

ヂャウ・ハランバン夫人は2月1日にまた国鉄駅に行かねばならないのでした。

果たしてヂャウ・ハランバン夫人は日本どころか巴里まで辿り着くことができるのでしょうか?
こんなわけで、今回もこれまでの旅と同じく波乱万丈な幕開け「前」となりました。こんなに早くから旅行計画を立て、ドけちゆえに早割でテケットを購入したところで、SNCF(仏蘭西国鉄)という名の共和国軍からの計画破壊攻撃が止まりません。ヂャウ・ハランバン夫人の心中を文字にするなら「既に帰国が面倒臭いっす」。
ココ新天地は日本びとが住めるとこぢゃないべよ。┐(-д-`;)┌
既に夫人のくるくるパーマの髪の毛が怒り狂って天を突いてます。ええ。
マジ、勘弁してくれよ。当日、空港まで行けるのかどうか
教えてください、神様

le 28 janvier 2010, Thomas d'Aquin
[PR]
by ma_cocotte | 2010-01-28 19:40 | 『旅』 Rien de special | Comments(10)
Commented by 黒猫亭主人 at 2010-01-29 06:22 x
流石、彼の国。無事ニポンにまゐられませんことを。

てか、「教へて下さい神様」を歌へるジブンに恐怖。パスカルやおまへんが、Ça m'éffraie !
キンキンも、「なるほど! ザ・ワールド」より「パック」を想ひ出すジブンに恐怖。
Commented by Lucia at 2010-01-29 10:08 x
ご心配が解消されて、ご無事に成田にご到着できますように!
ヨーロッパのストライキは日本の様に「乗客の便を考えて…」というわけにはいかないので、にっちもさっちもいかなくなりますね。
また、冬季は、霧だの雪だのが原因で、航空機の発着も突然なくなって、別の飛行場に行かねばならない、ということもあります。
そんな経験が私も三度あります。一回はミラノの飛行場が使えないと当日分かって、ミラノから夜行列車でチュウリッヒに向かい、そこから帰国し、もう一回は、ミラノ空港が霧のため閉鎖されたので、バスでベルガモに行き、北欧で一泊して帰国しました。後一回は、乗る筈の航空機に油漏れが発見されたので、マルペンサで半日以上待った後、アリタリアの手配で、ストレーザのホテル・ボッロメーオに一泊して、翌朝一番機で帰国したことがあります。それで関空に着いたのが朝4時頃でしたから、当日朝から勤務もあったので、仕方なく家までタクシーで帰りました。
Commented by annie at 2010-01-29 12:56 x
日本びとならではの綿密な帰国計画を立てていらっしゃったのに、
まあ何てことなんでしょう・・。
どうなるのか全くわからない状態で待たされる事が、ストレスですよね。すべてがま・ここっとさんに良いように回って、無事に帰国できますように・・・。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-29 14:50
+ 黒猫亭のご主人さま、
私は恐怖の中におりますです。この一週間は国鉄駅のカウンターで
交渉したところで「Ce n'est pas mon problème」攻撃に
遭うのではないかと。したら、ココんちの仏蘭西びとがもし
相手がそう攻めてきたらこちらが「C'est pas ma faute!」で
責め返せ、と指導して来ました。
これ、あらゆる場面で応用できそうです(爆笑。
早割で買ったところでこんな現実、いや、正直参りました。

ところで、「教えてください、神様」を唄えてしまいますか!(大爆笑
天馬さんと能瀬さんが記憶にあるとなると、いやー、はっはっは。
(言葉にできない)
キンキンさんは「おはようこどもショー」のロバくんだったのでしょうか?
2007年に免許証の書換の講習の時はキンキンがビデオに登場して
いました、そういえば。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-29 14:54
+ Lucia さま、
いつも乗っている午前11時半発の列車が工事で運行休止とわかったのが
1月第三週です。それまではただひたすら「コンピュータが
ブロックしている状態です。」という返答ばかりでした。
この午前11時半の一つ前の列車は午前八時半発ですから、こちらの
計画は最初から立て直さねばならなくなりました。計画を立て直し、
往路の切符を全て買い換えたところで国鉄ストの発表です。
しかも、当日の運行状況はスト実施二日前になるまで公開されない
そうです。

これっていったい・・・・臨時のバスも出さないのだそうです。
まさかこの日がストになるなんて昨年11月の時点では気づけ
ませんでした。とほほほ。
Commented by ma_cocotte at 2010-01-29 14:57
+ annie さま、お祈りに感謝です。
本当になんとまあ、な天命なんでしょー。次から次に難題が
向かってくるので泣き笑いです。が、ストの発表は決定打ですね。
こちらから逆転ホームランを打たねばなりませんが、月曜日まで
待たないと現状では巴里まで行けるかどうかもわかりません。

なんてこったいっ!ヽ(`Д´)ノ
Commented by siojake at 2010-01-30 03:00 x
最後の手段…それは、車だす。
はーつ とか えいヴぃすのレンタカーを借りて、空港で乗り捨てしましょう。
運転手2名になると料金割り増しになるのでご注意。
乗り捨て料金もかかるけど、背に腹は変えられない状況ならしゃあないよね。

ストの場合ってSNCFは払い戻ししてくれるのでしょうか???
無事のご出立をお祈りしておりまする。
Commented by sachio_tukiyo at 2010-01-30 07:18
日本は遠いでございますなぁ・・・

ベルギー王国からの直行便がないため
いつもパリ経由(電車で行くかANAのお迎えサービス、でも
今年から+200ユーロという破格なお値上げ)か、
アムス経由(これも電車かJALのバンサービス、でも電車はいつも遅れる)
もしくはブリュッセルからどこかの国で乗り換え(人気はドイツ乗換えやフィンランド)
と、かなり長旅を強いられてます。
思えば遠いところにきたもんだ・・・と哀しくなりますが
無事日本に到着されることを願っております!
Commented by ma_cocotte at 2010-01-30 18:53
+siojake さま、なるほど、レンタカーですな。
何せココ新天地に越して初めて経験するSNCFストでして皆目検討
がつきません。おそらくストと言っても間引き運転だと想像しては
おりますが・・・・月曜日になってみないとスト当日の運行状況が
わからないとしかカウンター側から返答されないのです。

いつも使っているお昼前の新幹線が運行せず、3時間も早い新幹線
の券に換えた数日後にスト発表って・・・ける・ですたん。ふへー
Commented by ma_cocotte at 2010-01-30 18:59
+ sachio_tukiyo さま、
なんだかココんちからパリから離陸するまでの所要時間と、
パリ-成田間の飛行時間がほぼ同じということで頭の中で整理が
つかなくなっています。いったいどーゆーことよ?と。

ブリュッセル空港はそれこそ1999年にスコットランドとダーハムを
訪問した時に経由地として寄りました。帰路、エリザベス女王の
スコットランド到着日ということでエジンバラで足止めとなり、
予定していたブリュッセル-マルセイユの飛行機に乗り遅れ、
ブリュッセルの空港に半日近くいました。マルセイユ空港に
到着したらエクス行きの最終バスが既に出た後で・・・
ああ、あの日を思い出したら今回の往路の慰めだか励みになるかも~。

私もいつかルフトハンザかフィンエアで往復してみたいのです!
憧れ、夢なのです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 寒村で見つけた、ヂェズイット ... お仏蘭西の最貧食地方でつぶれな... >>