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どうやら今日から丁度百日後がバカロレア初日らしい。
2010年3月10日水曜日。
朝も早から夕暮れまで、ココんちあたりの全ての信号、ロンポワン(英語で言うところのロータリー)の停止線全てに仮装した高校生が屯しており、自動車が赤信号で停まるなり、左方確認で停止線手前でブレーキを踏むなり、貯金箱のようなものを手に持ち車の運転手席横にすっ飛んで来ます。

春を目前にしてのこのイヴェントが催される日はバカロレア Baccalauréat、=大学入学資格試験百日前に当たる日で、百日後にバカロレア試験に臨む高校生たちが今宵決起集会を開くための茶菓代を共和国市民に等しく要求する行為がココんちあたりの地方では許されているのです。年に一度のこのイヴェント、マルセイユあたりで車を運転中に赤信号で停止するとどこからともなく、掃除道具を持った若いもんが現れ、勝手にフロントガラスの掃除をしてお金を求められた日のことなどを思い出したりします。車内の者が拒むにしても車から離れるわけにも、車を発車させるわけにも今の世の中ではできません。どうやら強者は物を乞う側であります。

ワタクシ個人的にはトンデモナイと思い、お駄賃を差し上げることをお断り申し上げますけれど、おそらくご自身もこの地方に生まれ、若かりし頃に同じように仮装して万民に「お小遣い、ちょーだい」とおねだりした経験を持つ中高年男女は車の窓をおろして高校生が向ける貯金箱の口に銭を落としておりますね。こうして伝統になっていくのだな。

今年のこのお祭り日の今日、日中でも1℃あるかないかの寒い日となり、信号の下、毛布に包まりつつ、車が停まるとヒラリと仮装で飛び出す青年男女。悪い風邪なんぞひきませんように。バカロレアの日までありとあらゆる誘惑に背を向けて Bonne continuation!ざます。
美しいヴァカンスが君を待っている。


le 10 mars 2010, Vivien
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by ma_cocotte | 2010-03-10 23:50 | 『春』 Rien de spécial | Comments(4)
Commented by まるくす at 2010-03-11 16:27 x
ああ、フランスの青春て、そんなとこにもあったんだ。明日からは精進。今日だけは無礼講でお許しを。いいなあ、あの頃に帰りたい。嗚呼、我が青春のマリアンヌ。何のこっちゃ。
(しかし、100日だけの勉強でよかったら、フランスに生まれたかった、と思っている不届き者もいるでしょうね。それって、私ですが。)
Commented by ma_cocotte at 2010-03-12 22:32
+ まるくす先生、

マリアンヌっちゅうのは役所に行けば必ずある女神でっせ。
国内基本料金の切手も横向きのマリアンヌ。
そうか、まるくす先生はレピュブリカンなんですね?

まるくす先生、百日の勉強ぢゃ、バックは合格できませんぜぃ。

去年の哲学試験問題
http://malicieuse.exblog.jp/11339466
2007年の哲学試験問題
http://malicieuse.exblog.jp/7045808

まるくす先生ならばどの問題を選択なさいますか?

Commented by まるくす at 2010-03-13 01:25 x
これはすごい。でも実はわたくし、この手の問題大好きなんですよ。日本の大学入試より好きだった。典型的なリセ、ギムナジウムの教育ですね。これからアメリカの高等学校の教育基準もこうなりそうで。
と、言っておいて、舌も乾かぬうちに、「おらの博士候補試験(4日連続筆記試験)よりむずいかも」。
Commented by ma_cocotte at 2010-03-13 07:24
+ まるくす先生がお好きだと拝察しておりました。
他の試験も論文形式が多く、日本で主流の選択問題の試験に出会う
ことは本当に稀です。

博士候補試験なんて私ならばだるまの絵を描いて提出です。
=手も足も出ない。
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