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ヂャウ・ハランバン夫人、仏蘭西の宅配事情を改めて知る。
ヂャウ・ハランバン夫人はいつも機内で到着以降の切符の確認とお財布の中の銭交換(ユーロ⇔円)を行うことにしています。今回の旅の復路においても、画面に映し出される地図が北欧になり、矢印が南下になったあたりでその作業をもぞもぞ始めました。

ヂャウ・ハランバン夫人は飛行機を降りてから仏蘭西国有鉄道の車両に乗り換えココ新天地まで戻ることになっており、乗車券は既に昨年11月に買い求めてありました。これ ↓
b0070127_1725819.jpg

この写真でみんなたちに着目していただきたいのは、乗車券入れの広告であります。
一行目の
Avec le service bagages à domicile, voyagez léger
と言うのは和訳すると
荷物宅配便で、軽い旅をなさいっ!
で、二行目の
Votre bagage peut être livré en 24 heures, porte à porte
は和訳すると
あなたの荷物はおそらく24時間で配達されることができます(ドア・トゥ・ドアで)
となります。

2008年秋の前回の帰国だったか、同年春の前々回の帰国だったか記憶が定かではありませんが、復路においてパリの空港の受付でヂャウ・ハランバン夫人が空港内に宅配便サーヴィスがないかと質問したら、受付の美しいブラックビューチィなおねいさんに「・・・ふっ、マダム、ここは日本ではありません」と涼やかに返答された経験が既にあったので、今回の帰りの機内でこの広告に気付いた時、ヂャウ・ハランバン夫人の心は喜び躍ったのでした。なんてステキな情報なのぉっ!空港到着後、国鉄駅に移動したヂャウ・ハランバン夫人はこの広告 ↑ を片手にまっすぐ国鉄駅の乗車券購入ブースに練馬大根足を運びました。とは言え、乗車購入ブースのどの受付の表示を凝視しても宅配便コーナーなんてありません。偶然、受付終了と言う看板を出そうとした受付担当のムッシュウがいたので無理に宅配便コーナーの場所を質問すると、隣のマダムを指して「彼女に聞いてみて」とおっしゃる。その言葉に恭順し、隣のこれまたブラックビューチィなおねいさんに「おら、この広告を見ただ。おらもこのシステムの恩恵にあずかりたいっぺ」と話すと、おねいさんは両腕をカウンターに置いて、ぐっと上体を動かし、「その荷物はどこにあんのよ?」とヂャウ・ハランバン夫人に質問してきたので、夫人は自分のスーツケース、ヂャウ・ハランバン氏のスーツケースの二つを照会しました。すると、おねいさんは一層前に乗り出して、その二つのスーツケースを見、「ああ、どっちも25キロね」と言い、どっかりと椅子に大きな桃尻を戻すとこんぴーたをはじき始めました。ヂャウ・ハランバン夫人は顎が外れそうになりました。仏蘭西国鉄さんはスーツケースの中身が空っぽでも形だけで25kgと職員が目分量で判断することが平気なんですな。すかも、数秒後におねいさんがヂャウ・ハランバン夫人に「荷物ひとつにつき36ユーロかかるかしらねぇ・・・」と小声を発してきました。荷物二つでナナヂュウオイロっすかあ?

ヂャウ・ハランバン夫人は長旅で疲弊している自覚もあったのでついうっかり契約を結んでしまいそうになりましたが、何が脳に働いたのか、夫人の口からおねいさんに「荷物は明日届くのですね?」という質問が飛び出たのでした。すると、ブラックビューチィなおねいさんが夫人に今日は水曜日ですから、この荷物を業者に渡すのが明日。翌日は金曜日ですし、土日に私達は働きません。ですからあなたがこの荷物を受け取るのは早くて来週月曜日です。いいですか、この金曜日から私たちが重要なイヴェントの中にあること忘れないでください。」と言い放ちおった。
アホか、金曜日から冬休みってことだろが・・・┐(-д-`;)┌
来週の月曜日なんて帰宅から第6夜が明けた日ではないか。こっちの時差ボケさえ既に治療済みだわい。
21世紀も9年を過ぎて、ようやく仏蘭西の旅において荷物の宅配便が始まったのかと思いきや、これでは決して宅急便ではありませぬ。宅配遅延便でも遅延は「私達の大切な権利」のために客が赦さなければならない事項なんでござるぞ。

70ユーロも支払って、荷物の到着が6日先なんて誰が浄財を払うのでしょう。
こんなことがあったので重い荷物を抱えて帰宅する道を選んだのに、駅前にはタクシーが無く、仕方なく夜道を往路同様トボトボとココんちに向かって歩き始め、道の途中の真っ暗闇の中で鼻血ボトボトなんて、あああ、やっぱりヂャウ・ハランバン。

le 15 mars 2010, Louise
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by ma_cocotte | 2010-03-15 17:03 | 『旅』 Rien de spécial | Comments(5)
Commented by らぴ at 2010-03-15 20:31 x
ma_cocotteさま、おかえりなさい!(遅ればせながら)
宅配便の到着が6日後とは!!日本に着いちゃいますよね~あっぱれSNCF!フランス語、まだまだ手習い初めの小僧レベルですけど、peut être、ハイフンをつけるかつけないかで、大きな違いが出そうですが、『おそらく』の訳が適当ですね…この場合。ベンキョウニナリマシタ。

Commented by ma_cocotte at 2010-03-15 21:47
+ らぴさま、どわわわ、らぴさんが正しいですよ。
気付きをいただけたことに感謝です。どうもありがとうございます。
この peut être は受動態です。
「多分」でも「おそらく」でもありません。

・・・・・え?ならば、ウソぢゃーん????(爆笑

・・・が、英語もそうだけれどpouvoir は可能性だから、
「できないからしない。何が悪い?」と反論されるのがオチですね。

Commented by ma_cocotte at 2010-03-15 21:50
+ らぴさま、訂正しました。感謝です。
Commented by らぴ at 2010-03-15 23:44 x
いや~間違いだと指摘したつもりはないんです。ごめんなさい。
単に「おそらく」と言うのが、さすがうまいなぁ~と思ったわけで。(実際そのほうが正しかったわけですし。ウソつきSNCF!)
生意気言ってすみませんでした。ペコッ。
Commented by ma_cocotte at 2010-03-16 15:39
+ らぴさま、感謝、感謝です。
省みる機会に気付けることは幸いですもん。

しかし、私が窓口に行ったのは水曜日午後5時前でした。
駅から集荷が「翌日」の木曜日、その後、新幹線で二時間半で到着
できるココ新天地に荷物が到着するのが週明け月曜日というこの話。

誰がその条件でも70ユーロを払ってお願いするのでしょうか?
爆笑でしょう???
24時間でドア・トゥ・ドアと広告できるSNCF、やっぱサルコに魂を売ってる。Bof
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