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まもなく陽が沈み、翌日となります。
2010年4月3日午後9時丁度。
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小雨混じる北西からの強風で勢いよく点火されたものの、蝋燭に火がなかなか移らず、それなのに火がなぜか司祭方の祭服にチョッカイを出しているように見えました。

復活徹夜祭、仏蘭西語で言うところのヴェイイェ・パルカル Véillée Pascale のごミサが閉祭したのが午後11時20分でした。途中、洗礼式があり、20台後半と思われる男性が受洗。ミサの最後の司祭の言葉でわかったことは、この男性、愛した女性がポーランド人だったことで洗礼を受けることにしたそうで、この善き日まで準備すること二年。ミサの最後には祭壇前に今ではこの男性の妻となった女性と彼女のご両親も招かれていました。奥様の難関門を突破してすぐのような晴れやかで安堵した顔と言ったら。(これで、ご両親にぶつくさ言われなくて済むかな?)これからはお二人で良い家庭を作られますように。そういえば、数年前、私が南仏蘭西に住んでいた時、やはり復活徹夜祭で仏蘭西人男性が受洗。彼の場合は妻がヴェトナム人であることで洗礼を決められた。受洗直後には婚姻の秘跡も続けられたことが印象的でした。復活徹夜祭だというのに参列者が婚姻のお祝いもできるなんて100%の幸せの中に誰もが浸れるなんて、でお・ぐら~しあすでんな。

今からフタ昔前なら仏蘭西人と結婚することで受洗を決めた異教国の男女という話をしばしば見聞したものですが、21世紀も十年目となると今やこのように逆の例も増えつつあるようです。彼ら30前後の仏蘭西人の両親のほとんどが1968世代で、あの学生革命を青年時代に経験した世代であり、このロクハチを境に幼児洗礼が歴然と減ったにも関わらず、妙齢となった彼らの子供達が自分で考えに考えて受洗を決めていることに教会は万々歳とのことです。すごろくに例えるなら振り出しに戻り、はじめの一歩からやり直しです。

誰よりも早く到達した気になり、ヨソさまから「カトリックの長女国」なんて渾名をもらったことであぐらをかいてふんぞり返っているより、こうしてこの世に生きているのだから動いた方が悪玉菌が出て善玉菌が増えると言うもの。そりゃ、Tant mieux、よござんしたっと。

le 4 avril 2010, Pâques
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by ma_cocotte | 2010-04-04 16:07 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
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