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+ オ ミ ヤ ゲ バ ナ シ +
或る日の朝、司祭館にて。
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「一生の宝です」と神父様から司祭らしからぬ台詞をもって私の目の前に出された本二冊。

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もそっと寄って見ましょう。

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これは、今は昔、たった二週間ほど前に永遠の都ロオマの西のはずれにあるヴァチカン市国の大広場で催されたカトリックという世界における司祭年というイヴェントの閉祭で配布された式次第であります。神父様は仏蘭西からこの催しに参加した約750人のカトリック司祭の中のひとりでしたので、式次第をこうして持ち帰られました。

本の紙は良質ですし、中は典礼文だけでなく聖歌の楽譜やウンマ譜も納められ、数ページごとに美しい御絵も印刷されており、もしかしたらこの本は一年前の司祭年が始まった日か、それともそれより以前から念入りな準備をもって作られたものだと簡単に想像つくほど丁寧な製本でした。

カトリック世界における司祭年を閉じる儀式は先の6月10日、11日にメインエヴェントがヴァチカンで行われましたが、その両日に集ったカトリック司祭は約15000人で、全員にこの式次第だけでなく同時通訳を拝聴できるイヤフォンも配られ、世界中から集った司祭方誰もが不自由なく参加できたそうです。

神父様の土産話になりますが、6月10日の夕刻から深夜まで行われた式典の最後に、仏蘭西語で言うところのL'adoration ラドラシオンという聖体賛美式が厳かに行われましたが、まさに教皇さまはじめ聖ピエトロ広場に集った司祭全員が跪いた瞬間に物音ひとつない静けさがあり、(良い意味で)恐ろしくなったそうです。あまりに驚いて恐る恐る後ろ(つまりローマ市内に通じる道、コンチリアツィオーネ通り方面)を振り返ったら、あの聖ピエトロ広場の大噴水の水音のみがさあああっと耳に入ったとか。

「ああ、それは天使が通ったのですね」と返答してみた私でした。

le 23 juin 2010, Audrey
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by ma_cocotte | 2010-06-23 19:55 | 『?』なKTOりっくん | Comments(2)
Commented by Leonie at 2010-06-27 00:31 x
鳥肌がたちました!気を引き締めて明日(あ、もう今日だ!)のミサにいきます。
Commented by ma_cocotte at 2010-06-27 03:12
+Leonie さま

神父様も(冷静に)不思議がっていました。
あんなに広い広場に1万人以上が集っているのに、
本当に物音ひとつしなくなったそうです。

そういう瞬間ってあるものなのですね。
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