<< ノルマなのです、ノルマ。 きょうはみんなの大ホタテ記念日... >>
樹海の中の遊園地
b0070127_21484945.jpg

仏蘭西は大西洋岸、ヴァンデ Vendée 県にピュイ・デュ・フウ Puy du Fou という名の欧州史を主題にした遊園地があります。日本國内にも欧米文化を模したテーマパークなるものが点在しますが、それらが埋立地等を利用した100%人工庭園で成り立っているとすると、このピュイ・デュ・フウは未開の樹海を切り開いて、古代、中世、近世時代の欧州生活文化を復元しています。
50ヘクタールもの敷地を一日で要領よく周り全てを見尽くすことは難しく、できれば開園と同時に入場し、入場する際に受付で配られている当日のプログラムを凝視し、5つのグロン・スペクタークル Les grands spectacles と呼ばれる30分ほどの活劇を全て観劇できるようにまず計画することをお勧めします。他の小さい催しやお土産店をひやかすのはこれらスペクタークル観劇の合間に行う。そうすれば一日でピュイ・デュ・フウの「つかみはオッケー」と言えるかもしれません。以下、今年の復活祭休暇の時期に民放TF1のニュウスで紹介されたピュイ・デュ・フウの様子です。
Le Puy du Fou, un voyage dans le temps, reportage du journal de 13h de TF1
http://videos.tf1.fr/jt-13h/le-puy-du-fou-un-voyage-dans-le-temps-5834625.html
最初に紹介された寸劇は今年デビュウの催しで中世のヂャンヌ・ダルクが登場するフィクションだそうです。

夏のヴァカンス期間中は夜10時頃の日没に合わせての音楽スペクタークルもありますが、これを観劇するとなると園内のホテルに宿泊することが無難のように思います。そうでなければ真っ暗闇の野外駐車場から樹海を抜けて街らしい街の灯りを見るのも園を離れてから数十分後で、仏蘭西での車の運転に自信がない方には遊園地外の現実世界への道程は難しいかもしれません。

さて、私がピュイ・デュ・フウを訪問したのは丁度一年前の今日、7月28日でした。日帰りだったので夜のスペクタークルを諦め、5大スペクタークルを制覇しました。まず、5大スペクタークルのうち、唯一屋内(この建物 ↓ の中)で行われる18世紀のリシュリュー卿が登場するショー Mousquetaire de Richelieu に行きました。
b0070127_2223657.jpg

なんとこの建物3000席もあり、舞台の広さは2000平方メートルだそうです。
b0070127_22265447.jpg
リシュリュー卿やら太陽王らしき人物が登場する寸劇の途中から水芸と調教された馬のエレガントなショーを楽しめるので、オリンピックの馬術競技を愛する方々には必見です。

次に私が行ったのはこちら、
b0070127_22322568.jpg
Le Secret de la Lance という15世紀当時の英仏関係を主題にしたショーです。こちらも騎士たちが馬上で美しいアクロバットを見せてくださいます。今年はこのショーをリニュウアルし、ヂャンヌ・ダルクが登場するようです。

次に私が向かった先は、ローマ時代。
b0070127_22421464.jpg
Gladiateurs というはじめてローマ人男性と隠れキリスト教徒の女性が結婚に至るまでの三世紀のローマを舞台にした物語です。もちろんこのコロッセオはローマ歴史建造物に模して造られたものですが、なんでも6 000人は余裕、7000人収容可能の大舞台だそうです。劇中でサーカスでお目にかかれるような獰猛な動物たちが登場したり、ベン・ハーのごとき騎馬戦も見れます。
b0070127_22482876.jpg
なんか最後に愛する二人が結婚でき、まさしく「愛は勝つ」そのもので感動しました。

続きましては、コロッセオすぐ近くのこちら、ヴァイキング時代のショーです。
b0070127_23304940.jpg
Les Vikings 。なぜかこちらもヴァイキング時代の婚礼の様子を含む修道士も含めた欧風チャンバラ劇で、お祝いの村民は開始前に観客席から十名ほど選ばれることになっています。火の粉飛び交い、水中からヴァイキング船が浮かび上がるほどの戦いが終わればイカ帽、いえ、司教さまの祝別に跪く兵士達という結末。
b0070127_23335821.jpg
修道士が陣取る塔が途中で燃え上がりますが、その熱風が客席まで届いてヴぃっくらこきました。目の前の川沿いの小道を馬だけでなくいのししが駆け抜けるシーンもありました。

そして、最後はワタクシ一番のお勧め!Le Bal des Oiseaux Fantômes で、
b0070127_2340513.jpg
鷲、鷹、ふくろう、みみずく、ペリカン、アホウドリなど150羽が大空を飛び交い、自分に目掛けて飛んでくると錯覚するほどのドキドキの経験を味わえます。
b0070127_23444080.jpg
物語は中世の城砦が舞台なのです。眠れる森の美女のような女性が最初に登場し、馬に乗った騎士も現れます。
b0070127_23412483.jpg

本当に縦横無尽に飛び交う鳥たちに大感動しました。
天国とはこういうところではないかと空飛ぶペリカンを見て想像してみたり。

このショーだけを朝から晩まで繰り返し見たいくらいです。
b0070127_23433765.jpg


ああ、すぐにでも飛んで行き、鳥よ、鳥よ、鳥たちよー♪ と大空を仰ぎたくなりました。

le 28 juillet 2010, Samson
[PR]
by ma_cocotte | 2010-07-28 22:09 | 『旅』 Rien de special | Comments(4)
Commented by siojake at 2010-07-29 21:23 x
鳥さん150羽!鷹一羽でも鷹狩りショーになるのに、すごい。
これは...マジで見に行ってみたいです。ラインナップにペリカンが居るのが
魅力的ですね~。

このテーマパーク、Futuroscopeよりずっとツボに来ます。行きたいぞ~。
Commented by ma_cocotte at 2010-07-29 22:30
+ siojakeさま、ぜひぜひです。
場所柄、春から夏一杯しか十二分に楽しむのが難しいです。

鷲や鷹が自分めがけて飛んできて、はばたきによる風を感じる
こともできます。私個人は空飛ぶペリカンの群れに度肝抜かれ
ました。

いずれのグロン・スペクタークルも感動する物語です。必見!
Commented by 伊望 at 2010-08-06 13:49 x
ここ次回フランスへ行ったら、是非行ってみたいです!!凄く面白そう!
Commented by ma_cocotte at 2010-08-06 21:19
+ 伊望さま、ぜひぜひ。

ローマ禁教時代からヴァンデ戦争までキリスト教史にちなんだ
スペクタクルが多く、中世、近世を模して造られた村も敷地内に
点在しており、時代にちなんだグッズや食事も楽しめます。

調べたらどうも復活祭休暇から9月末までが開園みたいです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< ノルマなのです、ノルマ。 きょうはみんなの大ホタテ記念日... >>