<< 今は昔、中身は真っ白でした。 三歩進んで、二歩下がる。 >>
あっさりと
通り過ぎてしまいました。
b0070127_15193570.jpg

モワサックの教会のエレミヤさん。

b0070127_1533988.jpg
↑ この南玄関の真ん中の柱の右側面にエレミヤさんがいらっしゃる ↑


エレミヤ(מְיָהוּ )さんとは旧約聖書に登場する預言者です。仏蘭西ではヂェレミ Jérémie と言う名で知られています。エレミヤは「立ち上がる神」という意味です。

日本國で発売されている有名な海外旅行ガイドブックには写真つきで「近くの町スーイヤックのサント・マリー修道院にあるイザヤ像はしばしば類似性が指摘される。実際に(写真を)並べてみるとこんなにソックリ」と丁寧な説明が書かれているのに、私が参加した巡礼団では何も説明がありませんでした。いちおうガイドさんはこの教会の主任司祭で、聖堂と、聖堂に隣接する聖ピエェル修道院の美術の専門家でもあらせられるのですが、真ん中の柱以外の壁面彫刻についてはそれは丁寧に説明くらしゃったのに。なぜだろう?

b0070127_1520991.jpg
なぜかしら?


私が素人ながらちょっこし思い浮かぶのは、新旧聖書の登場人物の男性がハゲという設定でない場合、(真ん中わけの)長髪と頬の下から顎を被う髭を伴うのはユダヤ教の生活習慣に基づくことだから、二者の頭部や表情だけをソックリというのは少々無理があるのでは、ということですね。

それにしても柱という壁に比べると幅や高さに特長ある空間に納められたと感心したのでありました。「踊る」と表現されるのも当然の、線の流れの美しさです。モワサックのエレミヤとスーリヤックのイザヤの共通点は躍動感ある立ち姿にあるのではないでしょうか。

le 22 octobre 2010, Elodie
[PR]
by ma_cocotte | 2010-10-22 15:48 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(2)
Commented by ガビィ at 2010-10-23 15:15 x
こんにちは

門のところに、エレミヤさんがいらっしゃるのは、めずらしいですね。

アップでみると、らいんがきれいです。
Commented by ma_cocotte at 2010-10-23 15:43
+ ガビィさま、

そうですね。
カトリック聖堂内の旧約登場人物の表現は雄雄しい
ことが多いと思いますが、このエレミヤは強さを
秘めた優雅に見えます。ほんと、線の流れが美しいです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 今は昔、中身は真っ白でした。 三歩進んで、二歩下がる。 >>