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「Annonciation お告げ」と名づけられた3月25日に告げられたこと
昨日3月25日は仏蘭西の暦の聖人名欄に Annonciation あのんしあしおん と書かれている日です。このAnnonciation を仏和辞書で引くと、この単語は女性名詞のカトリック用語であり、意味は神のお告げ(受胎告知)、お告げの祭日(3月25日)と知ることができます。仏蘭西語で言うところのイマアヂュ image を用いて一目でわかってもらおうとするならば、このモザイク画はいかがでしょうか?
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仏蘭西はピレネー山脈の中腹にあるルルド Lourdes という町の大聖堂内のモザイクです。推定15歳前後のマリアちゃんに懐胎を告げる大天使ガブリエルです。もし周りにアヌンシアータやアノンシアと言う名前(この名前の前後にマリアやマリなど添えられていることもありますが)の方がいらしたら「おめでとう」のひと言でも告げられてくださいませ。

さて、そんな2011年のお告げの日に私宛に告げられたことがありました。
2011年3月25日。私は今年一月の里帰りの際、お世話になった方々にお礼の品を送ろうと夕方、ココんちから最も近い郵便配送センター(フランス語でなぜかトリポストTri poste と呼びます)に行きました。ここでは出納や保険業務は行われていませんが、郵送物の受付は行われています。私は大きな封筒を3つ、受付のムッシュウに出し、重量を測った後、送料を払うことになったので、カルトブルウ Carte Bleue というサインなしで暗証番号のみで支払うことができるカードを用いて送料を払うことにしました。カードを指定のマシーンに差込み、液晶掲示板の指導に従って私が暗証番号を押すと「Code bon」と液晶掲示板がお返事。それから一分ほど待つと、通常ならばカードを抜くよう指示が出るのに、なぜか取引停止と掲示されました。受付のムッシュウがそれを確認し、もう一度同じ手順で進んだら、二度目も暗証番号は正しいのに約一分後に取引停止との返事。ムッシュウがこの段階で(おそらく三度失敗するとカード機能が働くなることから)、まぢまぢと私のカードをご覧になった後、私に「マダム。このカードの有効期限が切れています」と教えてくださいました。よーく見たら、02/11と刻印されています。仏蘭西では日本と年月日が逆の表記になるので、確かにこれは2011年2月で有効期限が切れていることになります。受付のムッシュウはカードの代わりに小切手で払えますよ、と教えてくださいましたが、運悪く私のお財布に小切手帳がなく、和製クレジットカードがあったので恐る恐るムッシュウに差し出したら、使用できるとのことだったのでこのカードで小額を支払いました。

私はきょうのきょうまで、毎度カード更新のたびに郵便屋さんが書留の形で届けてくださるのに、郵便屋さんから新しいカードを受け取った記憶がありません。こんなことは初めてですが、しばし考えたら今年の一月はまるまる私は日本にいたので、仏蘭西の郵便事情についてまったくわかりません。んなわけで、ココんちの仏蘭西びと♂に問い合わせたら、まったく記憶にないと言い張ります。これ以上は天のみぞ知る事柄ですので、私はトリポストから出納業務も行う旧市街の郵便局に移動しました。受付でカードを提示し、確認してもらったところ、結論として二週間後に新しいカードが私の手元に届くだろう、と言うお話で、書類にサインさせられました。・・・・ううう、なぜ届かなかったのかモヤモヤの中のまんまぢゃ。

いずれにせよ、もし私が昨日、郵便局に行かず、いや、行ったところで現金で送料を払っていたら、カードの有効期限切れを知ることもなく、普段の極貧生活の日常においてカルトブルウを使うことを避けている私ですから数年後に有効期限切れに気付くことになったのかもしれません。偶然とは言え、「お告げ」という名の付く日に事実を告げられたこと、くすっと笑ってしまったのでした。

普段、全然カルトブルウを使っていないくせに、こうして有効期限切れと、約2週間も新しいカードを受け取るまでカードを使えないと知ると「ああ、なんて不便なの」とつぶやく私はなんて傲慢なのでしょう。ほんと、ヤな人間。そんな2011年3月の週末。明日から仏蘭西は夏時間になるのだそうです。

le 26 mars 2011, Larissa

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by ma_cocotte | 2011-03-26 21:49 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
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