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これが伝説の、真っ黒チーズケーキ=Tourteau Fromagé
昨日、ココんちのメールボックスに届いたチラシをきっかけに知ってしまった商品。
【まっ黒チーズケーキ】
何度スクロールして広告の最後まで辿り付いたか忘れるほどいろいろ長々と説明がありましたが、作り手さんが「フランス西部ポワトゥー地方に伝わる伝説のチーズケーキ」をブラックココアと濃厚ベークドレアチーズを絶妙のコラボレーションで誕生させたのだそうです(伝説なのに、誕生なのよね)

作り手さんが真っ黒チーズケーキを造るきっかけとなったのはパリでのパティシエ修行時代のルームメートの発言と、花の都はパリのオテル・ド・クリヨン修行中にパティシエから聞いた話。ところが、作り手さんがポワトゥー地方に行きたくてもパリから300km以上離れており、都合あって日本國に緊急帰国。本物を食べられないまま、黒いチーズケーキへの思いが募り、「ポワトゥー地方でおそらく使われていたであろうソディアル社のクリームチーズを贅沢に使用」し、フランス産カカオパウダーとブラックココアで黒いサブレを生み出したのだそうです。


えー、さてー、ココで。
ポワトゥー地方伝統の真っ黒チーズケーキは
Tourteau Fromagé
とぅると ふろまぢぇ
と言う名前で出ています。
こちら ↓ が本物のポワトゥー地方伝統のまっ黒チーズケーキです。
b0070127_1944281.jpg


袋から取り出すとこのような感じです。
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このポワトゥ地方伝統のまっ黒チーズケーキ。地元ポワトゥでは「伝統で」決まった型があるのか、いずれのお店で購入しても直径、高さともほぼ同じです。

19世紀末なら兎も角、21世紀から10年過ぎた現在、ポワトゥー地方伝統のまっ黒チーズケーキ Tourteau Fromagé は共和国内のどこでも手に入ります。大手スーパーマルシェチェーンならば自社ブランドで廉価に販売しており、チーズ専門店では業者名が印刷されたビニール袋に入った形で売られています。
今回、ココで紹介したTourteau Fromagé はスーパーマルシェチェーンとチーズ専門店の間あたりに位置しますでしょうか。ポワトゥー地方で中規模生産している製造元で、私は地元の大手スーパマルシェチェーンで買いました。値段はひとつ1.59ユーロ。

パリとポワトゥー地方第一の都市ポワティエの間にはTGV(仏蘭西国有鉄道新幹線)が通っており、パリはモンパルナス駅から2時間ほどで行けます。
そして、Tourteau Fromagé でググればいくつものレシピが出るので、自分好みのレシピが選べます。

材料の基本は山羊の乳、じゃがいも粉で、黒い部分はカカオではなく180度のオーヴンで時間をかけて焼いたことで生まれた焦げに過ぎません。この焦げは捨てずに一緒に食べますが、苦味は「ない」と言っても過言ではなく、中のチーズケーキが気泡豊かにふんわり軽く、山羊のチーズゆえほどよく酸味もあるので、上の焦げのカリカリ感と、下方の薄いタルト生地のしっとり感が口の中で混ざり合って、美味しいのです。ポワトゥー地方ではおやつの時間にいただく時に、牛乳に軽く浸して食べたりもします。こうすることで味にコクが出ます。

Tourteau Fromagé を切るとこのような断面です。
b0070127_1922374.jpg

上の真っ黒い焦げの厚さが決め手だと思います。これ以上厚いと成功と呼ぶのは難しい。これより焦げ目が薄いと、焦げなどないそんぢょそこらにある牛乳で作ったこんがりときつね色に焼きあがったチーズケーキの方が美味しかったりします。


まあ、おフランスでは sushi と書いて「すし」と発音する、日本のお寿司やお鮨とは一見似ていても、実はまったく違うと言える料理が流行しておりますからして、このようなポワトゥー地方伝統のまっ黒チーズケーキとはまるで違うポワトゥー地方伝統のまっ黒チーズケーキが日本國で売られていてもお互いさまなのかもしれません。チラシ広告にも「違ったらごめんなさい!」とありますものね。

てか、ポワトゥー地方の名前を出さずに売ればよろしいのに・・・
なぜポワトゥー地方の名を出さねばならなかったのだろう?まっこと不思議であります。
だってポワトゥーの民にとって贅沢なココアをふんだんに使ったお菓子なんて、共和国の下から数えて一番かもしれない貧食地帯ポワトゥー地方のケーキ屋さんで見つけることは「まずあり得ない」と言えちゃうかもしれません。


le 16 juin 2011, Régis

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by ma_cocotte | 2011-06-16 19:22 | The ou Cafe? | Comments(4)
Commented by 塩鮭 at 2011-06-16 23:17 x
やだ、私も昨日買って来ちゃったわよ(笑)
モノプリにいっつもある1.96ユーロ。

自作オリジナルって文言を入れつつも「ポワトゥ地方伝統の」が
妙に目に付くのは、宣伝の為なんだろうけど何だかねえ。
ヌテラの巻き寿司よりはずっと食べ物として良質ではあるけどさ。

まるでフランスから届いたような…の部分を見て、
ある意味「こだわりの冗談商品」なのかしらん、とも思いました。
Commented by ma_cocotte at 2011-06-17 00:31
+ 塩鮭さま

щ(゚Д゚)щ をぉおお、なんとっっ!
でね、上の写真と同じものを見つけたらぜひお試しを。
すんごく美味。ひさびさの大ヒットでした。
正直、「ポワトゥー地方伝統の」を入れなくても、十分売れそうな気がする
のだけれど。食べてみたいものね。日本で先に食べてしまって、
ポワトゥ地方で探しても見つからないお菓子となると、探した人が
気の毒に思えます。

ヌテラの巻き寿司・・・・_| ̄|○ オ、オエ
まさか海苔巻きにはしていませんよね?

そういえばクラフトのクリームチーズは英国の隣国・仏蘭西より
日本の方が簡単に買えることを思い出した。
カスタードクリームが入ったシュークリームも仏蘭西より日本の
方が簡単に買えると思うが、しかし。
こういうことがあると、日本は極東の島国なんぜよーっっ!ですね。
Commented by al_lamia at 2011-06-18 16:56
↑ 極東の島国ですが
今回の地震災害では、企業の根性感心しました
すごい勢いで、流通動きました
現地では、まだ・・・まだ・・・と思われていたでしょうが
外でみてますと、その早さと根性には脱帽
日本は政治は5流ですが、経済界で持ってますね
Commented by ma_cocotte at 2011-06-18 23:49
+ al_lamia さま

道路や電気の復旧の早さ、信じられませんでした。
神業のように見えました。

それに加え、お菓子の件は想像と応用力の賜物ではないでしょうか。
と、こちらでカスタードプリンのようなもの、シュークリームにそっくりなもの、
サヴァランと似たお菓子を食べつつ思ったりします。
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