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破られた禁忌
ココんちから旧市街を挟んで反対側の麦畑のはるか向こうに
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小さく見える白い三角形。

異様にも見えるので、或る日、白い三角形を目指して車を走らせてみました。
想像していたよりかなり遠くで、時間もかかりました。

三角形は左の建物でした。
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建物ですから正しくは四角錐ですね。
そばには小さな四角錐がいくつかぽつんぽつんと。

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小さな四角錘の写真を撮ってみました。
さて、これはいったい何なのでしょう。

ヒントは小さな四角錘群のそば。
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お墓です。
が、よく見るととても小さなお墓です。
仏蘭西国内に点在する墓地の墓石はこの4倍以上の長さ、3倍近い幅があります。

実は写真の大きな四角錘は市営の火葬場、小さな四角錘群はロッカータイプのお墓で、そばには従来の墓石の形に近いお骨を納めた「小さなお墓」が並んでいるのです。

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仏蘭西の歴史というか仏蘭西の主だった宗教(キリスト教、ユダヤ教、イスラーム)の理由で仏蘭西での火葬は禁忌に等しく、市が市営火葬場の設置を決めたことは大英断だったそうです。近年、11月の「死者の月」を迎えるたびにニュウスでこの火葬場が紹介されてもいます。
ウソかマコトか火葬は土葬に比べ安いので年々火葬を希望する市民が増えているとのこと。「ウソかマコトか」と私が添えるのも禁忌と知っているからでありますが、しばし考えると当市には社会主義者や共産主義者が多いので禁忌を軽んじ新たを求めるのは共和国内の他の市町村に比べるとあり得ることですし、議会での可決も容易だと思われます。

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火葬された方々のお墓を眺めてみたら、墓石に十字架が掲げられたものもありましたので、中にはキリスト教徒の方のお墓もあると言うことですね。私が見た限りではユダヤんやムスリムのお墓はありませんでした。善くも悪くも禁忌、慣習を破るのは毎度、キリスト教徒です。小ピラミッドに納骨するロッカータイプのお墓は写真のごとくまだガラガラですが、少しずつ埋まっていくのでしょう。

火葬は年々、共和国内でも多く行われるようになり、ココんちの近所では市営の他に墓石屋さんの一角に火葬場が設けられました。ちょっとヴぃっくり。


le 9 juillet 2011, Hermine

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by ma_cocotte | 2011-07-09 01:47 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
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