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ナヴェットは「Bonne Année ぼなね」のホームラン王なのだ。
Bonne Année! あけまして「ぼなね」!
あっという間にお正月三が日3日目。

南仏の習慣でノエルから新年にかけて縁起物のNavette(ナヴェット)というお菓子を食べます。どこのパン屋さんでもノエル市でも見かける小舟の形をしたビスキュイ。小麦粉,砂糖,ハーブを練り上げた焼き菓子は素朴すぎ!歯ごたえありすぎ!です。

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さて,私も縁起かつぎでナヴェットを買いました。
マルセイユのSaint Victor 教会そばにFour des Navettes(ナヴェットのかまど,なんて「まんま」な名前)がございます。創業1781年でござーますから,そうさな,フランス大革命の8年前にお店ができたことになります。
かもめが高く低くほわ~んほわ~んと飛び交う中,お店の近くまで行くとナヴェットの甘くさわやかな匂いが鼻に入り込んできます。
入口の緑のドアの上には
La plus ancienne boulangerie de Marseille
の看板が。ずばり「マルセイユで最も古いパン屋」ざますよ!
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お店を出て右に数歩歩くとSaint Victor教会です。
なんだか怖いですね,要塞のよう。

古い建造物なので窓が小さいのも特徴です。
この教会,西暦304年に亡くなった聖ヴィクトォルの墓の上に建てられた修道院だそうです。
もちろん南仏に点在するベネディクト会系やシトー会系修道院同様,重く,暗く,質素な造り。地下にはクリプトと呼ばれる墓地があります。
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この旧港に面して聳えるSaint Victor教会はアラン・ドロン主演の「Fabio Montale」というドラマで最初のシーンに登場する教会です。
アラン・ドロロンに会えるかしら?と期待しつつ中へ。

重い扉を二度開くと薄暗い聖堂に入ります。
扉のすぐ右には聖母子像。
スタイルの悪い像ですから,おそらくルネサンス期以前のものでせう。

お地蔵様のように温かみがあるマリアさまとイエズスさまです。

フランスのカトリックでは聖堂内の聖人像に蝋燭を捧げて祈りを唱える習慣があります。

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「暗いのは良くないねぇ」
と思わずつぶやいてしまうほど質素な祭壇です。
なにやら湿気もぢわり・・・と身にしみてまいります。
聖堂の祭壇は太陽が東から西に動いても窓が小さくてステンドグラスも「にゃい」。

流石,ベネディクタンざますね。
「これでもか」の質素ざます。

「祈りながらおいしい蜂蜜作ってくれいっっ。」
修道会で売っているラヴェンダ蜂蜜は美味です。

そしてキラキラ大好きの私としては物足りなくもあります。
が,祭壇の左には大サントンクレシュワールド村が!


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というわけでこの日,元祖Navette12本お買い上げ!

元祖はなぜか舟形ではなく,びょーんと長いナヴェットです。
一般のパン屋さんで売られているナヴェットの3~4倍くらいの長さです。
すーっとハーブの香りが効いた素朴なお菓子ですが「硬い」。
小麦粉が多く,余計なモンが入っていないせいでしょう。

噛み砕くのに歯が割れそうな恐怖感に襲われます。

サン・ヴィクトールに行くと誰もがこの袋を片手にナヴェットをほおばっています。
それくらいマルセイユでは有名なお菓子屋さんです。
ぜひぜひ♪


このあとすぐ私はマルセイユの旧港で港のオンナPomponette(ポンポネット)に会いました。
んもぉったらもぉ。
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by ma_cocotte | 2005-01-03 00:35 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(18)
Commented by unya_suke at 2005-01-03 01:35
キラキラ大好きの私としては物足りなくもありますって・・・わかります!そのお気持ち!質素な教会ってもちろん厳かではありますけど・・・わたくしもキンキラでステンドグラスどど~んっ!わ~ゴージャスぅ!さすが外国!日本のお寺とはダイナミックさがちゃうなぁ・・・派の不謹慎者でございます。
Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 02:04
♪Unya_sukeさん,さりゅう。なんでだかイタリアとスペインのカトリック教会はキンキンキラキラしているのにフランスの教会はどこも質素な造り,質素な内装ですよねぇ。どうせだから金箔貼りまくってほしいです・・・。なんてね,パリでは地味系サン・シュルピスのミサに通っていました,私。ははは。
モンマジョールほどではないですがサン・ヴィクトォルも無気味系です。
Commented by seven_sea at 2005-01-03 06:31
あけましておめでとうございます。 さりゅー。
金箔を張った教会(爆) ナヴェット、写真ではやわらかそうなのに、硬いんですね~。

Commented by koppa124 at 2005-01-03 06:47
seven_seaさんに同じく、金箔貼りの教会に(爆)
私はどちらかと言うとキャンドルの灯った質素な感じが好きかも?です。
うううっ、あたしって地味なのねぇ〜ん(笑)
ナヴェット、ハーブ入りのかりんとうのような感じかなぁ〜おいしそーーー!!
Commented by takusukila at 2005-01-03 13:29
やっぱりあれですかね、カフェオレなんかにひたしながら食べるのかしら? ビスコッティぢゃないよって? それにしても、このおとなりの獅子。。。 う~む。 おねえさん、なかなか遊び心がおありね!
Commented by kattyan60 at 2005-01-03 14:30
関東のきらびやかななる霊柩車を見て驚いたのは、関西では白木のままの質素だからです。
教会も建築される先端技術で決まるんでしょうかね。
僕にその時が来たら荘厳なんてのは厭でロックン・ロールでも流して欲しいもんだ、否 みっちゃん同様葬式も無しで良いよと伝えてあります。

macocotteさんの記事はいつも的を得て興味深いです。
お正月だからとて飲み過ぎないようにね。

Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 15:31
♪seven_seaさん,あけましてぼなね。
スペインやイタリアの教会には多く,金箔キラキラ教会がありますよん。プロヴァンスではエクサンプロヴァンスの大聖堂がそこはかとなくキンキンキラキラです。でもスペインのような目の覚めるキンキラキンではありません。
ナヴェットは歯からの圧力で歯茎が痛くなるくらい硬いです。余計なものが入っていないからでしょうか?
でもおいしい!
Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 15:34
♪koppaさん,こちらにいると教会巡りも面白いです。前述のパリのサンシュルピス教会は立派な建物ですが,ステンドグラスが黄色と白のヴァリエーションでまとめられたものなので極彩色のノートルダムやシャルトル大聖堂に比べると落ち着く教会です。
おらが町マリニャーヌの教会は小さいけれどほどほど派手で「いい線」いっています(笑)。
Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 15:37
♪takusukilaさん,ナヴェットのハーブの香り(ちょっと柑橘系っぽい)はどちらかというと紅茶に合います。だけど南仏では紅茶なんて滅多に口にしません。家庭ではおそらく珈琲に浸して食べている方々もいるでしょうねぇ。おぞまし。
隣の獅子さんは松の内までです。お正月ヴァージョン!
Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 15:41
♪かっちゃんさん,名古屋から金沢にかけての「金箔」文化も目をみはるものがありますよ。霊柩車はもちろん仏壇もキンキラキンです。ココんちは教会のそばにあるので前の通りは葬送の通り道でもあります。たまにながめていると色とりどりの花。私はあれがいいなあ。白の菊だけなんて淋しいもん。

フランスは今日3日から仕事始めです。
Commented by ツキノワグマ at 2005-01-03 21:56 x
その昔、あれはペリーが浦賀に来た年でしたかね。卒業旅行でよーろつぱをユーレイルパスで周りました。とにかく美術館と教会をただひたすらめぐる旅。きらびやかなカテドラルにも圧倒されたのですが、あのじめ〜〜〜ッとした重苦しくて暗い教会の方が好きでした(というかカルチャーショック。日本の寺などは暗くても閉塞感がないし)。パリでもオルセーやルーブルよりもクリュニーみたいなカビくさいところの方が面白かったな〜。
よーろつぱって美術館がタダのところが多くて本当にうらやましかったなぁ。ルーブルでさえタダだったし。
Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 22:11
♪つきのわさん,ペリーの浦賀来航は1853年ですぞ。
あなた,はうおーるだーゆぅ?
私もクリュニーが好きなのだあ。あの拷問用品の数々・・・ふっふっふ。タペスリーは文句なく芸術ですね。素晴らしいっっ。
ルーブルがタダの日は毎月第一日曜日のみですけんども。
運が良かった,つきのわはん。
大英帝國はいつでもタダですね,スコットランドも。

永井荷風も遠藤周作も私の友人のおじいさまもフランス留学の第一歩はマルセイユの港です。ここからリヨンへ,パリへと上ったのです。
もちろん忘れちゃいけない,ナポーレオン!
マルショーン,マッルショーン!(←国歌のサビの部分あるよ)
Commented by seven_sea at 2005-01-03 23:08
昨日、ナヴェットこっちにも売ってないかなぁとおもって探したんですが、ありませんでした。 スペインって金ぴかなのかしら? うちの相方が、「スパニッシュ・シナゴーグっていうとたいていは、金ぴかに飾ってるよ。教会も一緒?」といっていました。 ほかのシナゴーグは公民館みたいなのに・・・・(笑) 実をいうとたまらなくツボなんです。スペインもの(笑)
Commented by ma_cocotte at 2005-01-03 23:16
♪seven_seaさん,ナヴェットは南フランス名物なのでフランスでも限定ものなのですわん。これが更にバルセロナ方面に向かうとドーナツ状の形に変わります。これもおいしい!
フランスも先日紹介したマルセイユのシナゴーグをはじめ,シナゴーグはシャンデリアがぶら下がって素晴らしいステンドグラスもありカトリックよりも華やかです。公民館からは程遠いですわよ。パリのシナゴーグもガウヂャス!
スペインのカトリック教会は金粉だらけです。建物の支柱やら聖像もキラキラキラぁ!プラド美術館の延長線上ですね。
イタリアもかなりイケます。イタスペにはさまれたフランスがなぜか地味なのぢゃ。なぜぢゃ?
Commented by ツキノワグマ at 2005-01-04 00:15 x
またしてもミラーマン?
今、遠い記憶を引っぱり出してシワをのばしていたんですが、ルーブルってホントはタダじゃなかったのかも。切符売り場にたくさん並んでいたし…。人が流れる方についていったら入口だった…ということは、無賃入場?(今さら汗) 
他でもタダだったのは私がカワイ子ちゃんだから?(あっ、叩かないでぇ!) ってそうだ! 学生証を見せたからだったみたいです。
よーろつぱは学生にはほんと優しいと思います。イタリア以外ほとんどタダだったし(こだわる)。スペインのとある博物館ではすてきなおぢさまが一つ一つ説明してくれました、英語で。すごくよく分かりました。台座についている説明そのままだって事が。
マルショーン、まるしょーん、丸正…?
Commented by ma_cocotte at 2005-01-04 00:24
♪いや,ツキノワさんよ。ミラーマンは暁に出現するので深夜では早すぎるのぢゃ。
パリの美術館は毎月第一日曜日だけ無料のはずです。私は何度もそれを利用しました。ありがたや,ありがたや。
私は2000年の夏に北イタリアにいったけどまだリラの時代だったので数字で頭がおかしくなりました。なにせイタリアなので日本人と見たらボラレ間違いなしです。
Marchons!ですねぇ,Marcher(歩く)がNous(私達)にくっつくとマルション。で,主語がないと「Let's」の意味になるので「歩こう!」です。

ツキノワさん,四谷近辺ですか?丸正を知っているとは!
Commented by ツキノワグマ at 2005-01-04 00:55 x
四ッ谷よりも新宿二丁目です、よく行っていたのは。近くで働いていたので。いえ、仲通りじゃないですよ。よく間違われましたけど…。
Commented by ma_cocotte at 2005-01-04 02:52
♪つきのわさん,面白すぎ・・・あなた,何者?
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