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Don't cry for me, mes Poitevins...
先の日曜日、2011年10月9日。
日曜日だというのに、仏蘭西共和国内の社会党の党員による次期大統領選に出馬する代表者選出予備選挙が行われました。(と、どうかひとつ岸田今日子さま風に)





選挙の結果、不動の一、二位(=前第一書記のフランソワ・オランド François Hollande 氏と現第一書記のマルティヌ・オブリ Martine Aubry 女史)に次ぐ第三位に着くだろうと予想されていた「我らが女王セゴレエヌ・ロワイヤル Ségolène Royal さま」がなんと四位となり、この結果にセゴ姐さま、不覚にもお目から涙がおこぼれあそばしてしまったのでございました。(と、鈴木保奈美さま風にどうかひとつ)

いやー、おいらもヴぃっくりでしたけれど、予備選挙前に仏蘭西社会党の予備選候補者についてのドキュメンタリ番組が流れており、今回、セゴ姐を抜いて三位につけたアルノ・モントブゥ Arnaud Montebourg 氏がセゴ姐に負けず劣らずの好印象だったのでこんな結果になっちゃったのかなーとふと思ってしまいました。(と、芸能レポーター風にどうかひとつ)

「時のひと」とか「時、満てり」とか文学な言葉がありますけれど、前回2007年共和国大統領戦当時、セゴ姐さまとマリタル(市民婚を経ていない家庭を築く男女)な関係にあったフランソワ・オランド氏は今回、当時より15kg減量という外見だけで、なぜか支持者が増えてしまったと申しましょうか。逆に当時、隣国獨逸でアンゲラ・メルケル Angela Merkel 女史が初めての女性首相として誕生した直後で、仏蘭西国内に獨逸以上の女性国家元首を!といずれの党も考えて、仏蘭西社会党から躍り出たのがそれは、それは第一印象が美しく上品なセゴ姐だったンざます。当時、光り輝くセゴ姐にハレーションしている小太りな男がフランソワ・オランドさんでした。結局、この5年を振り返ると仏蘭西社会党ってリーダーの内面より外面が第一なのかしらん?と思ってしまっても、こんな愚見に叱られるどころか「そーそーそーなのよ」とお返事をいただくことも期待できそうです。

2007年当時は獨逸のアンゲラ・メルケル女史の度量について仏蘭西びとはわかりきれていなかったかもしれませんが、こうして5年経ってみると、アンゲラ・メルケルという御方は単に仏蘭西の神聖賢愚帝サルコぢ一世にとって唯一の欧州内のお友達にしか見えず、強いのか弱いのか、政治的手腕については「よくわかんない」。そこで仏蘭西社会党で次期大統領候補として力を伸ばしたのがアンゲラ・メルケル女史にふてぶてしさとドスをきかせて膨らませたようなマルティヌ・オブリ Martine Aubry 現第一書記です。先日9日の予備選挙まで共和国内の移民居留区を訪問しては「慈愛ある国母はワタクシなのよ」でアピールのセゴ姐に対し、壇上で構え、鋭い目線と低い叫び声でマニフェストを語る女性戦士マルティヌ。仏蘭西の歴史においてマルティヌ Martine の男性名はMartin マルタンで、Martinというヒトは4世紀頃、ハンガリーから仏蘭西に渡ってきた戦士であったことから、マルタンは現在も共和国軍の守護聖人でありますからして、マルティヌ・オブリ女史はまさに仏蘭西を守る聖人の名を冠した女性なんであります。

セゴ姐さまの苗字はロワイヤル Royal なんて優美ですけれど、セゴ姐さまが今回の予備選のため、支持者共々「赤」を必ず身につけることで美や強さを強調しても、既にセゴ姐さまには「前回大統領戦で敗退した」という事実もあるし、何より「5年前に美しく咲き誇っていた候補者」なのです。
一方、セゴ姐さまが醸し出す優美さ華やかさを何ら持たないマルティヌさまにとりましてもフランソワ・オランド氏同様、「時が来た」「時、満てり」なヒトなのでありましょう。その見地から眺めるならば今回第三位についたアルノさまなんぞは「次かその次だっぺ」とほぼ断定だったりします。

次期大統領は仏蘭西共和国にとって初の女性国家元首で、「ゲルマンの国母 天使なアンゲラ Angela ちゃん」さえ、ガツンと一発で説き伏せるマルティヌちゃんとなりますかしら。それともいくら痩せてもまだどこかオドオドのフランソワ・オランド氏でしょうか。

Σ( ̄△ ̄; え?サル?・・・知るか。Bof 

それにしても、セゴ姐の涙。
BGMはまちがいなくエヴァ・ペロンさまの「泣かないで、あるぜんち~な」ざましたよ。うづぐぢずぎるぅ。
あああ、我らが女王、セゴ姐さま、ワタクシは着いてまいります、どこまでもぉおおお♪

どこまーでも行こう、道はきびしくともー の歌詞で始まるフォークソングがありましたな、そーいえば。何だっけ?


le 11 octobre 2011, Firmin



しっかし、日本という國では「カーラさんは、結婚前にエリゼ宮(大統領府)を散歩したとき、サルコジ大統領がチューリップやバラなどについて詳しく説明したり、ラテン名を教えてくれたりしたとコメント。*」がニュウスとして活字になっても、9日の社会党内での予備選挙結果について報道されないのかしらね。これもまた、Bof×無限大だわさ。

* ロイター 9月28日(水)16時10分配信
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by ma_cocotte | 2011-10-11 16:10 | よっ、大統領!2012 | Comments(0)
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