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You have to have a dream. ヽ(`Д´)ノ
きのうは夜8時15分からサルコぢ大統領生インタヴュウ番組が国営放送France2と民放TF1で同時放映されました。皇帝陛下、いや、大統領閣下へのインタヴュワは国営放送からイヴ・カルヴィ Yves Calvi 氏、TF1からはヂャン・ピエル・ペルノ Jean-Pierre Pernaut 氏のお二人。
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Nicolas Sarkozy en direct sur TF1 et France 2 depuis l'Elysée, interrogé par Jean-Pierre Pernaut et Yves Calvi, le 27 octobre 2011 © TF1-LCI

私は毎度の「~ながら視聴」ではありましたが、対話の内容より、エリゼ宮から生中継されているうちにインタヴュワお二人の表情がどんどん変わり、生中継終了間際にはお二人共、顎をぐっと引いて上目で大統領閣下に強い眼力を送っていたことが印象的でありました。

話の内容は私個人にはあまりにボフ bof で、来年には次期大統領戦を控えており、党内予備選もなしにご自分が党公認候補と決定で胡坐をかいているのか、共和国内の平らで等しい民の悩み苦しみを知らずにこの期に及んでまだ幻想を民に語っているサルコぢ帝にしか見えませんでした。大統領当選直後から「仏蘭西にケネディ再来」とマスコミを使って喧伝させたサルコぢが、4年後の今では「仏蘭西は獨逸と並ぶ強国」をやたらご自分が院政をしいている政党UMP(与党)の大臣も交えて繰り返し出すなんて、「仏蘭西は強い」と三度も聴いたら、脳みそツルツルの私でも、もしかして党内でマインドコントロールでも行われているのではないかいな?と発想してしまった次第。

だって、サルコぢ帝の治世となってから日常の生活において日々を振り返ると、仏蘭西が強くなったどころかどんどん弱くなっているようにしか見えません。仏蘭西が強くなった印象が感じられるのは、サルコぢ帝が大統領選挙前から「ボクのお友達」と紹介する方々がオーナーの企業が発展していることと、悲しいかな、仏蘭西が復帰したNATOの軍事介入など時代を逆行しているようにしか見えない悲しむべき「強さ」です。一方で中小企業や小売店舗の衰退や共和国民の顔から笑顔が失われつつあることは紛れもない事実です。

おとといだったかカダフィ将軍亡き後のリビアの石油利権に中國が関わるようなことを耳にしました。昨日は夜明け前にラジオから欧州経済危機について中國が援助に出ると聞こえて来ました。年々、中國からの移民が仏蘭西国内に増え、今ではココんちのような超ウルトラスーパーど田舎でも中國人をよく見かけるようになりました。昨晩、サルコぢが中國のユーロ介入を否定しながらも、景気の良い国として中國、インド、インドネシアの名を何度も出していたけれど、仏蘭西国内での中國人への優遇が今にも増して良くなるなら、仏蘭西は今世紀中にイスラーム主義の社会主義国家になりそうです。まっこと腑に落ちないのはサルコぢが院政をしくUMPなる政党は中道右派なのに、なぜにこうも一党独裁マルクス主義の国に「中國サマサマ」で(って、個人の懐が中國サマサマのおかげで破れそうなほど膨らみ重くなっているからだろうけれど)、昨晩の生中継後の各政党代表者が集まっての討論番組で中道よりヒダリの諸氏がサルコぢの中國贔屓に警戒感を示しているのでしょう。

で、サルコぢ帝の治世の初期段階で「仏蘭西にケネディ再来」なんて話は簡単に崩れ落ち、近年は世界中のどこの会議だろうと獨逸のアンゲラ・メルケル女史とべったり2ショットばかりを報道させるサルコぢ帝がいくら獨逸と並んでギリシャはじめとする欧州連合加盟国を獨逸と共に救済する、とおっさっても、どう考えてもそんなことを仏蘭西がしたら獨逸にくっついていられるどころか、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリアの次に、獨逸に切られてカタストロフの底に陥るのは仏蘭西としか想像できません。ところが、昨晩の各党代表の生討論番組ではサルコぢ帝が院政をしくUMP代表から「アイルランドを救済したことで既にアイルランドは返済を開始しているから大丈夫」なんて楽観が語られ始め、これもまた、UMPという党内だけでマインドコントロールでも行っているから現実を直視できないのかしら?と思えてしまいました。UMPの党員がお仲間内で夢を語り合うのは勝手だけれど、世間で彼らの夢を語られ、誰彼構わず「共に夢を見よう」とばかりに押し付けられても、日々の生活の現実から共に夢を語ることができないことくらい実感しているし、それを拒む自由は仏蘭西という国にはあったはずです。(「あるはず」とは言わないゾ)
サルコぢが院政しいてからのUMPなる政党の党員発言は政党と言うより新興宗教の臭いがプンプンして薄気味悪言ったらありゃしません。

兎にも角にも、昨晩、サルコぢ大統領がエリゼ宮でのインタヴュウを生放送したところで、共和国民による大統領好感度は1%上昇もしなかったそうです。生放送前、Facebookでのおル・モンドさまの関連記事のコメント欄では視聴ボイコットの呼びかけが飛び交ってはいましたが。次期大統領にサルコぢ支持を表明している共和国民は今のところ31%だそうで、昨晩はインタヴュワに次期大統領選出馬について質問されても明言を避けたサルコぢ大統領閣下でありました。


le 28 octobre 2011, Jude


大統領任期が満了後、サルコぢ帝ご一家はスイスはたまたエイメリカに移住かと思いきや、中國に移住されるのもよろしいかも。


【追 記】
たった今、国営放送の午前8時のニュウスで政党UMP広報担当ヂャン・フランソワ・コペ Jean-François Copé が昨晩の大統領発言についてラ・ヴェリテ La vérité だと述べる様子が流れた・・・。なーにがラ・ヴェリテだ。ヴェリテというのは真理(しんり)だから、ヒトひとりが否定しようと変わらない真実について用いる単語で、そう簡単に世のつれづれにあてがってはならない重い言葉なのに、こうも軽々しくサルコぢの発言にあてがうとは、やつぱり現在のUMPはどうかしている。


【追々記】
今朝のおル・モンドさまの記事 L'UMP applaudit "le discours de vérité" de Sarkozy, l'opposition ironise がFacebookに掲載され、コメント欄に
c'est Saint Nicolas priez pour nous...
とありました。伝統主義のカトリック祈祷文になぞらえると「聖ニコラ、我らのために祈りたまえ」です。目に入るなり、ついうっかり笑っちゃいました。 vérité の文字を見つけたら自動的に祈祷文をあてがうのが共和国の民ですわい。それくらい vérité は重い鍵語です。昨晩のサルコぢ帝のおしゃべりが真理だなんて軽々しく口にするヂャン・フランソワ・コッペぱんが次々期大統領候補なんて噂、まぢめにゾっとします。私だけではあるまい。
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by ma_cocotte | 2011-10-28 14:42 | 『?』なサルコぢ屋 | Comments(4)
Commented by al_lamia at 2011-10-28 17:45
「中道よりヒダリの諸氏がサルコぢの中國贔屓に警戒感を示しているのでしょう。」・・・の一文は、なかなか興味深いですね。
日本の一般ニュースでは、もっぱらギリシャ危機 ユーロの介入に話です。
まぁ、当然でしょうが 銀行への不良債権棒引きの話を聞くと
小泉政権の竹中サンが、日本の各銀行を恫喝するような感じで
行なった事が思い出されます・・・・・日本から竹中サン貸し出ししのしょうか?(笑)
まぁ、世界中 お先真っ暗・・・中国も国内は・・・でしょうしねぇ
Commented by ma_cocotte at 2011-10-28 23:51
+ al_lamiaさま

サルコぢの過剰な中國贔屓はこの期に及んでいっそう不気味にしか見えません。
一夜明け、ココんちの会話においてはサルコぢは次期大統領選に出ない
だろうという予想が出ました。もしそうなったら与党UMP公認の大統領候補は
誰になるのか?現首相のフィヨン氏ならばUMP全体の信頼回復に
つながるかもしれません。フィヨン氏が出馬ならば、仏社会党の公認候補
であるオランド氏と同じ名前フランソワなので「フランソワ対決」になるかも
しれません。
ギリシャを救済したところで次のユーロ犠牲国が芽を出すに過ぎないと
思うし、仏蘭西だってユーロについて「ユーロのおかげ」より
「ユーロのせい」を用いるヒトの方が多いです。私もそのひとりです。
Commented by al_lamia at 2011-10-29 17:54
確かに外から見ても「ギリシャを救済したところで次のユーロ犠牲国が芽を出すに過ぎない」ですね
スペイン・イタリアしかりですから
イタリアの借金上手は、古からですから
サルコジさん、リビアの次は中国ですか
彼の国は しぶといから リビアの様には行きませんね
現に、中国からは追加の借金 断られてる感じの
ユーロではありませんか?  どうなるのでしょうか?
それにしても、ユーロが安定しないと 日本の円高が
止まらなくて、大変な事になりますが・・・・そちらが心配です
Commented by ma_cocotte at 2011-10-30 02:29
+ al_lamia さま、

金曜付けで以下の記事。

  ギリシャのユーロ圏加盟「誤り」=救済以外に選択肢なし―仏大統領
  bit.ly/sAEKX1

私は仏蘭西もドミノ倒しに用いられるコマのひとつだと見ています。
ユーロで笑っていられるのは獨逸と北欧各国くらいではないでしょうかね。
ところで、ユーロが安定する日なんて来るのでしょうか?
ドミノ倒ししか頭に浮かびません。
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