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オルグのオルガアヌ  l'organe d'orgue
しばらく前になりますが、年に一度、9月に共和国内で一斉に開催される【ぢょるね・でゅ・ぱとりもわあぬ Journées du patrimoine 、文化遺産探訪デー】の折にココんち地元のカトリック聖堂で、パイプオルガンについての勉強会がありました。
遠く、突き当たり上空に見える四角い箱がパイプオルガンです。
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普段、オルガンが置かれている場所に私たちが行くことはできませんが、この日は特別に螺旋階段を昇ってオルガンのそばに行くことができました。



パイプオルガンのそばからいつも私たちがいる下界を眺めると、こんな感じ。
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ちょっとどころかかなりブルっと来ました。
想像以上に高いし、遠い。
オルガニストの方はごミサの時、祭壇に背を向けていますが、鍵盤の斜め上に置かれたバックミラーを見ながら、先唱者の式に合わせて鍵盤を叩くのです。これだけでも素人の私には神業であります。
この写真 ↓ の左下方の長方形がバックミラーです。
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そして、鍵盤。
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鍵盤のそばには音の種類を代えるレバー。
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レバーを引っ張ったり押したりしながら鍵盤を叩き、同時に足も動かします。
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足鍵盤だけでなく、ピアノで言うところの技法を変えるペダルもあります。




パイプオルガンの横腹を開けると、空気が吹き込まれて音を生み出す器官があります。
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そばによって写真を撮れば、
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オルガンとは言え、ヒトの内臓と同じで真っ暗なのでした。

見学後の感想は歯医者さんのごとく使い手の器用さが生かされる楽器だと思いました。



ちなみにこのオルガンの音色はこんな感じ ↓




le 15 décembre 2011, Nino

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by ma_cocotte | 2011-12-15 01:24 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(2)
Commented by kaocin at 2011-12-15 17:17 x
猫さんの方でお世話になっております。
コンサートホールでは聴いておりますが、教会のように、
石造りかつ天井の高いところでどのように響くか、知りませんでした。
今、あたりまえにある3度の和音は、(このような)音の重なりの中から発見されたと、むかーしむかーし教わりました。
ホントにそんなに重なるんか? と当時は若干疑っていましたが。
音の聴き方にも違いがあるでしょうけれど、
ノンポリでもおごそかな雰囲気にはうたれます。
過去の記事でも拝見しましたが、文化遺産探訪デーっていいですね!
あたしは文化遺産よ!なんてすましていなくて、人々の思いの歴史が感じられるような気がしました。


Commented by ma_cocotte at 2011-12-15 19:39
+ kaocin さま、するどい。

実はパイプオルガンというものは建物との関係がとても重要で、
音の伝わりを軽んじてはならないのです。
いくらバックミラーで一階祭壇の先唱者の指揮に合わせて引いてみても
音の伝わりがうまく行かないと、オルガン伴奏と合唱がずれてしまうのです。
こればかりは直すことが難しく、ココんち近所の一教会では毎度
二階のオルガン伴奏と一階の歌唱がずれたミサが捧げられています。

年に一度の文化遺産探訪デーはありがたいですよ。
普段は入ることもできない建造物に入れるだけでなく、専門家の
レクチャーもついても無料です。この日を目指して予習したり、
資料を集め、当日、専門家の意見と照らし合わせたりできるし、
オペラ座などは無料歌唱レッスンを行ったりと、私たちそれぞれの
興味に合わせて、お散歩もかねて文化巡礼できます。
こんなありがたい二日間はありません。
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