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この形が今の仏蘭西なのかもしれません。
2012年となり一月も残り8日となりましたのに、昨年の出来事を持ち出すことはナンなんでございますけれど、昨年11月の終わり、26日に仏蘭西はブルゴオニュ地方の町クリュニ Cluny にて、1981年から1995年まで仏蘭西共和国大統領であったフランソワ・ミッテラン François Mitterrand 氏の夫人ダニエル Danielle さんの葬儀が行われました。
以下のビデオは葬儀の模様について24時間ニュウスチャンネルで放映された報道です。



ビデオでご覧のとおり、葬儀は町の広場で行われた友人葬でした。仏蘭西社会党の党員が中心となり、ダニエルさんに縁ある方々が次々と弔辞を述べるというお式で、参列者の中にはミッテラン大統領の隠し子として知られるマザリィヌ・パンヂョ Mazarine Pingeot さんの姿もありました。葬儀後、ダニエルさんの遺体はクリュニ市内の墓地にあるご両親のお墓に埋葬されました。

ダニエルさんの葬儀の報道をテレビ画面で眺めつつ、現場にはダニエルさんの子供ではないけれど、夫君ミッテラン大統領の娘であるマザリィヌ嬢の姿もあったので、日本風に言うならば「なさぬ仲」でありながら既に赦しがあったのね、と感動したけれど、ダニエルさんの埋葬が夫君ミッテラン大統領が眠る隣ではなく、ご両親の墓所と聞き、正直、驚きました。
なぜなのでしょう?
はるか昔のことのように思えますが、1995年5月に大統領の任期を終えたミッテラン大統領が帰天したのは翌年1996年1月8日で、まるで大統領として燃え尽きてしまったのではないかと思えたほどでした。



ミッテラン大統領の葬儀は1996年1月11日で、棺の埋葬先は大統領の故郷シャラント県のジャルナック Jarnac にあるご実家のお墓でした。
以下、クリックし、最下段までスクロオルするとミッテラン大統領が眠る墓所の写真があります。
http://www.ville-de-jarnac.fr/ville-de-francois-mitterrand

調べてみたところ、ミッテラン大統領が眠るジャルナックと夫人ダニエルさんが眠るクリュニの間は約470kmとのこと。まあ、肉体は朽ちますが霊魂は永遠に共にあると思えば、ご夫妻の埋葬地が遠距離なんてどうってことないことなのかもしれませんが、こうして1996年のミッテラン大統領の葬儀と2011年のダニエル夫人の葬儀の様子を見比べても、前者はカトリックの葬儀で、後者は友人葬と時の流れというか、仏蘭西人の意識の変わり様を感じ取れたりもします。一昔前ならば宗教葬が当たり前だった仏蘭西も、きょうび友人葬が主流になったのかもしれません。

1905年以前に建築が終了した教会聖堂は共和国と宗教団体の共同財産ということもあり、近年、無宗教葬の斎場として市役所が聖堂を貸し出すなんてことをしている市もござあますからして。

le 23 janvier 2012, Alphonse

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by ma_cocotte | 2012-01-23 01:33 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
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