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サルコぢ無き後、
2012年6月19日、全国紙おル・フィガロさまの第一面。
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おとといの日曜日、仏蘭西国民議会(下院)総選挙の決選投票が行われ、中道よりヒダリの完勝という結果になりました。(我らが女王セゴレェヌ・ロワイヤルさま、かつての英雄ヂャック・ラング王子はいずれも仏社会党所属なのに落選しましたけれどね)

悪の神聖賢愚帝サルコぢ一世が政界から表向き去ったにも関わらず、シラク上皇、ベルナデット・シラク皇太后、サルコぢ一世の下で栄華を極めたUMP(国民運動連合)は改選前の304議席から194議席という大敗。サルコぢ一世が大統領現職時代にシラク上皇やド・ヴィルパン元首相の悪事をボコボコ叩きながら、自己の名声を高め、UMP支持者に栄華を実感させ、私腹を肥やしたことがサルコぢ一世の御世が終わったことでUMPを救うどころか共和国民がこの機会にUMPと完全な別れ、A Dieuを決めた結果がコレなんでしょうねぇ。

・・・と、たまたま仏蘭西に寄留させてもらっている一ガイジンは涼やか、冷ややかに眺められるけれど、仏蘭西びとにしてみればかのド・ゴオル将軍の流れにあるUMPがこのまま没落していくという予想はしたくもなく、上の新聞第一面のごとく、予想されるUMPの次期総裁候補3名が掲載となりました。総裁選は今年11月なのだそうだ。

ま、ガイジンの身なれど、ワタクシはヂュペ Alain Juppé、コペ Jean-François Copé の「カトちゃん、ペ」の二人を毛嫌いしておりますので(まぢ、こいつらの顔を見るだけ、声を聞くだけで虫唾が走る)、フィヨヨン François Fillon 以外、考えられません。というか、そもそも、今回の大統領選挙においてもしUMPの公認候補がフィヨヨンだったらフィヨヨンが共和国大統領に選出されていたのではないか、と未だにこの我が妄想を折り曲げないワタクシです。

真に誠実なフィヨヨンに悪魔が集り易いのも容易に想像つくことですので、既に集り始めているとは思いますが、どうか5年間の首相官邸でも清廉潔白を貫かれたフィヨヨンさま、これから11月までも悪魔どもに惑わされること無く、道を歩んでくださいませ。・・・と祈るばかりの一ファンでした、まる
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ヂュペまたはコペがUMPの長上となり、まかりまちがって5年後に大統領になんてなりやがった日にゃあ、仏蘭西はオシマイですぜ。ふんっっ。

le 19 juin 2012, Jude


【追 記】
UMPの次期総裁が誰になろうとひとつ気になっていることが私にはあります。
それは、国民議会総選挙投票直前の先週、毎日テレビで放映されていた各政党のアピールCMで、UMPがはっきりと仏蘭西共和国に原子力発電は必要で、仏蘭西にとって原子力はフォルミダアブル formidable!、つまり「ステキ!」なんだと断言していたことです。こいつら、UMPは馬鹿ですわい。
これを聞いて、誰がUMPに投票するンですかね?
しかも、今の仏蘭西は獨逸と蜜密であるべきだ、なーんてアピールもしていました。
仏蘭西はそのうち21世紀の神聖ロオマ帝國に飲み込まれるつもりなのでしょうか?

というわけで、今回、このアピールだけでもUMPは自滅の道を整えたと思えます。
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by ma_cocotte | 2012-06-19 16:44 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(4)
Commented by rice_shower at 2012-07-10 01:17 x
「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。 どこに新しいものがございましょう。 生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真暗闇じゃござんせんか。」

http://www.youtube.com/watch?v=sz0CuwJX6ZM

Fukushimaの絶望、我が政府の惨憺たるざまを日々見せ付けられると、こんな曲も聴いてみたくなる、というもの。
Commented by ma_cocotte at 2012-07-13 15:50
+ rice_showerさま

「もし原発即時撤廃したら日本は無くなる」という呪文をどう捉えられますか?
Commented by rice_shower at 2012-07-14 15:17 x
原発に替わる新エネルギー導入、促進の確固たる政策が無ければ、日本は沈滞、衰退の途を辿るでしょう。 
原油価格は100ドル近い高レベルに張り付いたままですし、これに引っ張られて石炭、LNGなどの市場価格も下がる気配も理由もありませんから、化石エネルギーに依存している限り、日本はデフレ下の物価上昇に苛まれる事になります。
「だから原発を動かさねばならない」とドジョウは抜かすのです。 阿呆です。
例えば、地熱(火山国に最も適合する)、メタンハドレード等々、ポテンシャルの大きな自然エネルギーはいくらでも有るのだから、「原発はこの国に不適合、今後10年自然エネルギーに集中的、徹底的に投資」と国が宣言すれば、民間は放っておいてもこれに呼応し、旧原発分のエネルギー程度はcompensate出来ます。(最高の成長戦略)
で、それまでの間、どうしても足りない部分、原発を動かすのは止むを得ない、これが私の目下の立ち位置でしょうか。
Commented by ma_cocotte at 2012-07-14 20:21
+ rice_showerさま、

私は難しいことがわからないけれど、ただ単純に「原発はこの国に不適合」、
これだけを単純に信じています。自分で信じ始めたというより、あの
震災で思い知らされ、信じさせられたという表現が合っているかもしれません。
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