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神聖賢愚帝の復活への敷石
先週は
2017年大統領選挙にサルコぢを復活させよう!
という報道が繰り返しテレビやラジオのスピーカーから流れていて、正直、ガイジンの私でさえ暗闇に突き落とされた気持になりました。
昨年の大統領選挙でサルコぢが落選したことで、仏蘭西の世の中は社会党政権、中道左派よりヒダリに力が傾いてはいるけれど、サルコぢが奥の院である政党UMPは野党第一党であり、表舞台で活躍する政治家の頭数は相当数あるのに、なぜ大統領候補が唯一【ニコラ・サルコぢ】なんですかあ?

先週はじめ、まずあのアラン・ヂュペが2017年大統領戦にサルコぢ再来を希望すると発表。んなこと、ガイジンとは言えアラン・ヂュペを嫌う私には「勝手にほざいてろ」でしたが、先週後半になり、シラク元大統領正室のベルナデット皇太后が2017年サルコぢ再降臨待望論を明らかにした。いったいどういうおくすりを用いると、聡明であろうニンゲンの目を曇らせることができるンですかね?美味しい国産牛が最良のおくすりなのかなあ。だったら、出自のわからぬ馬肉を食べている人間の方が良心においては明るい目を持っていることになる。ふん。

先週一週間の政党UMP議員たちによるサルコぢ待望運動を眺めていて、仏蘭西という国はなんやかんや言って、ユダヤ型生活体型を好むのか?とまず疑問に思ったけれど、少し考えたら、2017年のサルコぢ再臨を望んでいる連中は過去5年のサルコぢの御世で私腹を肥やしており、社会党政権に転じたことで重税を強いられている世界の人間たちなんです。(Ex :超肥満体のヂェラアル・ドパルデュとか美容整形顔が崩れ始めたヂャニ・アリデとか・・・ね?)

現在、共和国内で問題になっている馬肉加工品問題にしても、庶民にしてみれば「Trop tard 時既に遅し」であり、私たち庶民はこれまで目の前に出されたPUR BOEUF (純正牛肉)と箱に明記された商品を信じて買い、繰り返し食べ続けていたに過ぎません。サルコぢに目をかけられた「共和国内で「できる」人間」は常に地場の優良食料しか食べていないのだから、こんな問題、彼らサルコぢに愛され「選ばれた民」には「他人事」なんですよね。と、こんなひとつの問題でも、サルコぢという神聖帝に「選ばれた者」と「選ばれなかった者」で感想も印象も今の仏蘭西共和国という国の中では違いが出ます。昨晩の国営放送地方局ニュウスにも政党UMP所属のEU議員が馬肉加工問題について「大した問題ではない」とはっきり。このEU議員の発言を聴いているこちとら、ムっとなりました。
仏蘭西という国ではスーパーでも馬肉を買えるし、私が南仏で住んでいた土地には市役所の隣に馬肉屋さんがありました。だから、欧州内で馬肉を食べる習慣がない国と仏蘭西ではスキャンダル扱いにするにしても温度差があります。仏国内で問題なのは「誤表記」、つまり企業側の良心が曇っていた点ではないでしょうか。

今年に入って、共和国内では同性婚合法の是非を巡って巷ではずっと論争が続いているけれど、現社会党政権は国民投票を実行しないまま、合法にする強権を共和国民に見せています。これについて「もし現大統領がサルコぢだったら国民投票を行っただろうに・・・」「もしサルコぢだったら同性婚を廃案にしてくれただろうに」とつぶやく人は、社会党の一拠点都市に住む私の周りにでさえいるにはいます。それを言われてしまうと、昨年の大統領戦で兎に角「サルコぢ以外」を第一に考えて投票したひとびとはぐぅ・・・とうつむき加減になってしまいます。

でもね、私個人はサルコぢの御世の悪夢の中の人物になるのは、たとえガイジンであってもイヤです。同じ政党でもシラクの時代はここまで共和国に集う民を「できる人間」「できない人間」の二つの世界に分けませんでした。

ええ、サルコぢが提案する生活スタイルを実践「できる」ひとについて、私個人は弱い人間ですから、時折うらやましく思いますよ。ですが、こんな「私はできる(だから、できないひとを憐れむ)」「私はできない(だから、がまんする)」という気持を日々、共和国内に生きる人間各自が思い繰り返せば、いずれは麻痺するということについてUMPという政党がなんら疑問を持たないならば、アホどころかパーの政治家集団に過ぎないと私は考えます。

サルコぢ以外にいくらでも大統領にふさわしい人物が政党UMPにいるだろうよ?
単に現在のサルコぢが汚職もろもろで裁判沙汰になっていることで、再度大統領の座につけば特権で裁判遂行停止、この汚職に関わった連中も全て救われるっちゅう魂胆なら、いっそう寒気がします。

ヒトが作った法の上に座す良心なんて彼らのこころには存在しないことだけは明らかですね。


と、以上、かつて仏蘭西共和国大統領なんかに御身を窶した真の神聖賢愚帝ニコラ・サルコぢに選ばれなかった者のぼやきでありました、まる

le 19 février 2013, Gabin

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by ma_cocotte | 2013-02-19 19:12 | 『?』なサルコぢ屋 | Comments(2)
Commented by JOYママ at 2013-02-22 19:05 x
日本でも、マダムシラクが サルコジ支持してると
ニュースで放送してました
一瞬、目が点になりました
Commented by ma_cocotte at 2013-02-28 04:23
+ JOYママさま

シラク夫人も政党UMP党員ですし、政治家でもあるので、
UMP出身のサルコぢを贔屓するのは仕方ないとは
わかっていても・・・あー、やだやだ!であります。
納得いかないというか・・・最大政党のひとつなのだから、
いくらでも候補者はいるだろうに。
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