<< 目に見えること、目に見えないこと きのう、わたしは、現場におりました。 >>
願望も繰り返せば現実になるのかもしれない。
以下、フランシスコ教皇さまが3月13日にロオマ教皇として披露されて以降、仏蘭西国内のマスコミで延々と繰り返している「フランシスコ教皇の御世になったら変更されるであろう項目」と同じです。それは、【離婚、避妊、神父の妻帯は許す可能性がある】というもの。仏蘭西のマスコミによってはフランシスコ教皇の時代に同性婚認可もありえると流していたりもしました。しかも、結びは「だから仏蘭西にとってフランシスコ新教皇は都合の良い存在」とまで公言していました。

新ローマ法王:清貧の原点はスラム…通いつめ十数年

毎日新聞 2013年03月27日 12時14分(最終更新 03月27日 13時24分

(前略)

 神父の性的虐待スキャンダル、バチカンの内紛……課題は山積している。小説「逆さの十字架」でカトリック教会の偽善を暴いた作家のマルコス・アギニス氏は「教会は大改革が必要なことを認識している」と言い、ベルゴリオ枢機卿が法王に選ばれたのは(1)欧州人でない(2)性的虐待問題が火を噴く北米大陸と無関係(3)アフリカの宗教と混在し過ぎたブラジルを除く(4)前法王と違って強いメッセージと存在感を出せる人物−−との観点からと分析。「人当たりは柔らかいが信念は強固。同性愛者の教会婚は認めないが、シビルユニオンと呼ばれる一定の法的保護は認めるだろう。妊娠中絶反対の立場は維持する一方、離婚、避妊、神父の妻帯は許す可能性がある」と推測する。


全文:http://mainichi.jp/select/news/20130327k0000e030211000c.html





なんだかなあ。

フランシスコ教皇さまは「仏蘭西共和国にとって都合の良い思想の教皇」ではなくて、単純にフランソワ・オランド大統領とエロ首相をリーダーとする「仏蘭西社会党政権にとって都合の良い教皇」ではありませんか。もし、この記事に掲載された可能性が本当に実現するのだとすれば。

確かラッツィンガア名誉教皇さまが来仏した時も、まるで仏蘭西司教団が離婚認可や司祭妻帯が実現する可能性があるとほのめかしたような報道ばかりが流れたけれど、実際、司教総会開会の席でのベネディクト16世(現ラッツィンガア名誉教皇)の演説ではまったく逆の意見をはっきりと述べられました。それは現代のカトリック諸問題の原因は要理教育などがおろそかになっているからこそ発生した問題だから、司教たるもの、しっかりよく考え直し実行しなさい、というもので、当時の教皇発言が今年の「信仰年」のベースにもなっているように思えたりもします。

仏国営放送も、民放の雄TF1もサルコぢ前大統領時代に事実上、掌握された形だったので、フランソワ・オランドの御世となり、これら二大放送局はどう自由を取り戻すのだろうかと期待していたけれど、なんだな、偶然にもこうして「王のいない仏蘭西」にとって王のような存在であるロオマ教皇が新たに選出された「事件」によって、現在の仏蘭西のマスコミは社会党の願望が適うようなハナシを連日くどく流すということがよくわかりました。

いくら同じ内容の「フランシスコ教皇の時代に仏蘭西にとって喜ばしい改善事項が実現されるであろう」が連日連夜、繰り返し流されても、騙されるヒトはカトリック信仰生活の外にいるひとびとであって、カトリックで生きているヒトには上に掲げられたような「離婚、避妊、神父の妻帯は許す」可能性については
ないってば。
としかつぶやけません。それとも、新しい教皇さまは強権を振るうのですか。
この手の世俗からの願望は「カトリックの新しい教皇」に無理やり押し付けて重ね合わせるより、七夕の日に短冊に書いて笹に飾ってみてはどうでしょう。かなうといいですね。

le 27 mars 2013, Rupert

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by ma_cocotte | 2013-03-27 23:03 | actualite 現時点の現場から | Comments(6)
Commented by mariarica at 2013-03-29 00:44
はじめまして
興味深く拝見しています
宗教を政治の道具にしてほしくないの一言です
信仰と宗教の隔たりを強く感じる今日この頃
こちらのページに出会い驚きました
これからもどうぞよろしくお願いします
Commented by ma_cocotte at 2013-03-29 01:20
+ mariarica さま。

はじめまして、ようこそ。
本当に、新しい教皇様が選ばれたと同時に、イエズス会司祭であること、
解放神学も知らぬ立場ではないこと「だけ」で、「フランスに都合のよい
教皇の誕生」という宣伝に、ムッとなりますね。その時点でフランスが、
フランスの掌で教皇を転がしていることになりますもん。

「信仰と宗教の隔たり」も深い問題事項だと思います。

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
mariaricaさんが何か気付かれましたらお知らせくださいね。
Commented by カルメル会が好きな信徒 at 2013-03-31 03:31 x
はじめまして。 先程書き込みをしましたら、゛文字数が多すぎる゛との表示が出てしまいました・・・。書きたい事が沢山あるのですが、マスコミに好かれなかったベネディクト16世とは対照的に肯定的評価の多い新しいパパ様。 なんだか先代がお気の毒な気もしますが・・・。因みに、件の毎日新聞の記事中にある゛カトリック教会の偽善゛という表現にカチンときて、先日抗議のメールを送った経緯があります。 聖職者の方々には、外野の声ではなく、信徒の声に耳を傾けて頂きたいと願っております(アンチの人達の顔色をうかがう必要はないと思うのですが)。
時節柄、お身体御自愛下さい。
Commented by ma_cocotte at 2013-04-03 20:54
+ カルメル会が好きな信徒さま

はじめまして、ようこそ。
マスコミの暴走というか、無知のひとびとを言葉巧みに脇道に
誘導する様子に気付いている聖俗信者さんは多いと私は拝察しています。
「新しい教皇」の存在を勝手に借りて、好き勝手なことを書き散らかして
いますよね。狡猾だと思います。(笑

カルメル会が好きな信徒さまも、季節の変わり目、どうも今年は
寒暖差が極端ですので、重々ご自愛くださいませ。
Commented by カルメル会が好きな信徒 at 2013-04-04 20:53 x
ma_cocotteさま

お忙しい中、御返事を頂きまして有難うございます。
実は、毎日新聞の記者の他にも、つい最近ですが、朝日新聞の記者についても、抗議メールを送ったばかりです(信者ではないにも拘わらず、欧州での公的書類に゛カトリック゛と虚偽記載している、という特派員に対してです。)。マスコミと喧嘩するつもりはありませんが、虚偽や出鱈目は看過するつもりはありません(相手側からすれば、只のクレーマーにしか見えないのかもしれませんが…)。
以前調べ物をしていた際、偶々貴ブログに遭遇して以降、時折貴ブログを拝読しております。 今後も、海外からの貴重な情報と御意見を宜しくお願い致します。
Commented by ma_cocotte at 2013-04-04 23:42
+カルメル会が好きな信徒 さま

私も「虚偽や出鱈目」や「強い保身」もろもろ目にしてしまうと
見過ごせないタイプです。
というわけで、カルメル会が好きな信徒さんが拙駄文をご覧になって
気付かれたことがありましたらお知らせくださいませ。
こちらこそよろしくお願いいたします。m(_ _"m)
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