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行き過ぎた清貧改革
いづれの御時(おほんとき)にか、「行き過ぎた典礼改革」といふ言葉が飛び散らかっておりましたが、今、2013年卯月、これまでの二千年に及ぶ基督教の歴史において前例のない「新しいローマ法王」が2013年3月13日にこの世にお誕生れになったことで、近い将来「行き過ぎた清貧改革」なんて言葉が飛び交いそうだと予感できるほどの「新しいローマ法王」の存在を無断で借りての世間の騒ぎっぷり。ただ、ただ、あきれるばかりでございまふ。

「新しいローマ法王」と言うのは、カトリックヲールドでは「教皇フランシスコ」と呼ばれる方で、この世で初めてのイエズス会という修道会出身の「ローマ法王」で、3月13日夜、選ばれた直後からご本人による生活スタイルのお披露目が全て質素、簡素につながると世界中のマスコミが丁寧に大騒ぎし続けています。が、サラっと記事を読んでみますと、質素・簡素なお暮らしぶりがまるで2000年の歴史上で「新しいローマ法王」が唯一の存在のごとき話になっていますけれど、地球上の名も無き聖職者や修道者が守り続けている生活となんら変わらなかったりします。2000年の歴史上で豪勢な生活を送ったから歴史に名を残すほどの有名聖職者、修道者になったわけで、それがキリスト教はたまたカトリックの生き方として正しいのかと問われれば、「正しくありません」と返答するのが・・・えぇええとぉ・・・・(きょうび、「普通」とは書けないので、何と書けばいいのだ?(笑)

おまけに、イエズス会という前世紀に「解放の神学」という鍵語で世界を賑わした修道会から「新しいローマ法王」が出たことで、「新しいローマ法王」はこれまでのカトリックを破壊するほどの勢いを秘めた人物のようにマスコミが私たちを誘導していること。気になりますね。
なぜ「新しいローマ法王」がイエズス会出身で解放の神学を知らなくは無い南米出身者だと、
離婚
避妊
同性婚
司祭の妻帯
女性司祭
が、いずれも
「新しいローマ法王」の強い力で認可され実現する
と予想できるのでしょうか?
以上、条件「新しいローマ法王はイエズス会出身で解放の神学も知る南米人」と、続く結果「離婚、避妊、同性婚、司祭の妻帯、女性司祭の認可、実現」はまったく必要十分条件にさえなっていないのねー。先日もこの場でつぶやいたけれど、「ないってば」。

そんなわけで、日本語だろうが仏語や英語だろうが、3月13日以降、世間に飛び交っているマスコミが流す「希望」が、希望どころか、彼らの願望、欲望を無理やり 今までに例のない「新しいローマ法王」の誕生 にこぢつけて、実現させようとわれわれを誘導しているにすぎないと見えます。繰り返すゾ、「ないってば」。

今週はじめの月曜日、4月1日の仏国営放送France 5のナマ討論番組は「新しい法王」がテーマでしたけれど、視聴者からの質問のひとつに「現在のようにあまりに新しいローマ法王の生活スタイルが清貧だと称えると、これまでのカトリックの清貧が破壊されはしませんか?」というものがあり、鞭打ちになるほどわたくしは大きく頷いてしまいました。この番組に登場した識者も、新しいローマ法王がイエズス会出身だから伝統破壊するだろうという予想をするより、イエズス会出身だから黙想どころか霊操するほどの祈り方を知っているひとなのだ、と世間が見るのが優先だとおっしゃってて、これもまたうなずくばかりでしたわ。

ヒトの目でわかるほどの過度な地味が強まると、ピューリタン革命後の混乱やヤンセニズムによる偽善もろもろ、悪い芽が噴き出すので、こんな世知辛い世の中で生きる私たちには注意が必要だと思います、まる


le 3 avril 2013, Richard

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by ma_cocotte | 2013-04-03 21:26 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
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