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ひとびとを裏や底から操るひとびと
先日23日の午後遅く、仏蘭西国民議会(下院)で同性婚と養子縁組の合法化法案が可決、成立しました。仏蘭西という国にたまたま寄留しているガイジンの私から見ると、なぜ同性婚合法化と同性婚家庭での養子縁組合法化が一緒にされているのか不思議でなりません。

なぜならば、同性の婚姻は成人した二人が決めた自由意志だから。

ですが、同性家庭の養子縁組についてはどうでしょうか?
子供が親を選べるのでしょうか?
今の仏蘭西では未婚女性の人工授精は違法ゆえ、血のつながった子が欲しい女性同性愛者は仏蘭西ではなく国外で人工授精を受けねばならないし、男性同性愛者も国外で代理母を探すことで、彼らの希望、つまり「子持ちの親になる」ことが適うことになります。血はつながっていなくとも養子縁組で「子の親」になるには独身として申請すれば可能だったりするけれど、現法では同性婚の二人が離婚または死別した時、非公式な親側には未成年である子供に関する権利が一切認められていません。これ、日本ではわかりにくいけれど、仏蘭西という国だと例えば幼稚園、小学生の子供について親に送り迎えの義務が発生しますが、今の法律だと非公式な親に学校側は帰宅が理由であっても子供を渡すことができないらしいです。(隣村のおばあちゃまから聞いた話)

加えて、未成年の青少年が心身成長中であると考えると、成人ふたりが決めた同性婚について賛成するひとびとの中から、「子供たちの権利が大切であって、成人した同性愛者二人が望む「子を持つ権利」ではない」という意見が飛び交うのも当然です。
繰り返しますが、なぜ同性婚合法化と同性婚家庭での養子縁組合法化が一緒にされたのでしょう?
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この写真 ↑ は先週、ココんちの地元の県庁前で行われた同性婚姻と同性婚家庭での養子縁組合法反対のマニフェスタシオン(=デモ)の様子です。わが地元は共和国内で有名な社会党帝国ですし、歴史においては旧教より新教勢力が強い土地なので、反対デモの勢いは写真のとおりで、花の都巴里やらリヨン、ボルドーなどのカトリックかつ保守都市での反対デモの勢いとかけはなれています。市内では多くの「同性愛の二人」が既に生活していますが、今のところ、同性婚姻が認可されても、市民婚を司式する側(つまり、市役所の市長)に断る権利が許されているそうなので(堕胎についてと似たような話ですね)、今後、わが地元には結婚するために引っ越してくる同性愛の二人が増えるでありましょう。

しばらく前にもココに書き残したかもしれませんが、今回の同性婚姻合法化法案改正の仕掛け人はフリーメイソン(仏語だとフロン・マソン Franc-Maçon)だということで、仏政治において中道のミギにもヒダリにもフロン・マソン会員はゴロゴロ、いや、フロン・マソン会員だらけだから、間違いなくこの法案は可決成立するよ、という話がガイジンの私の耳にまで届いておりましたので、反対派から請求された違憲審査が行われても、間違いなくこの法案は可決でしょうね。
こんな裏話が既にアタマにあると、法案可決直後のクリスティアヌ・トビラ Christiane Taubira 法務大臣の口から出た「(新法は)新しい権利を付与し、差別に断固とした立場を取り、私たちの国が婚姻制度に対して持つ敬意を立証するものだ」というのも、台詞を準備したのはフロン・マソンだろうと容易に妄想できます。なぜならば仏蘭西に長期滞在していればいるほど、クリスティアヌ・トビラ女史の素をよく知っているからです。ガイジンのアタシには彼女は単に仏蘭西社会党に悪用された踊り子にしか見えません。彼女の笑顔を見れば見るほど気の毒になります、まる


le 25 avril 2013, Marc

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by ma_cocotte | 2013-04-25 21:39 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(6)
Commented by mariarica at 2013-04-30 02:47
子供の権利を守るために慎重であってほしいと願い祈っておりましたが…そのような勢力がフランスを動かしているとは???
同性婚は大人同士彼らの個人的自由なので賛成ですが
子供の人権を奪う事でその団体に何か利益があるのでしょうか?
Commented by ma_cocotte at 2013-05-01 00:26
+ mariarica さま、

おっしゃるとおりなのです。
地元の神父様から伺った話だと、フリーメーソンは「家族」に否定的
らしいです。だから、今回のように一手出すことで、将来的には
「家族制度の崩壊」の実現を彼らは目標にしているのではないでしょうか?

それゆえ、壇上に昇れるような有名人で反対を表明している方の中には
自ら同性愛者であると明らかにされても、養子縁組など未成年者の
人権に関わる改案に賛成できないとおっしゃる方がいるのです。
Commented by りりん at 2013-05-02 00:47 x
はじめましてこんにちは。よく読みに来させて頂いています。私は米国で児童福祉のケースワーカーとして働いていましたが、頼ることのできる保護者をもたない子供達を見てきた私としては、同性愛者であろうが異性愛者であろうが、子供を心から愛して、暖かい家庭を提供できるのなら、それが子供にとって一番大切なことだと思っています。お父さんとお母さんが一人づついるおうち、お父さんが二人いるおうち、お母さんがふたりいるおうち…といろいろな形の家庭がこれからもうまれてくるのでしょうが、どのような形であれ、そこに愛があるのならば、子供にとってはかけがえのない家庭になると思うのです。
Commented by ma_cocotte at 2013-05-02 21:54
+ りりんさま、はじめまして。

りりんさんのお考えも頷くばかりなのです。愛情のない環境が
未成年者を不幸にします。
離婚率50%の仏蘭西という国で、離婚後の未成年者について
諸問題が発生するらしいのです。
Commented by hiiragi at 2013-05-04 17:50 x
フリーメーソンですか?!最近よく耳にしますね・・・・・
イエズス会はフリーメーソンにより設立されたようだな

同性愛の結婚を認めるのかな?
エイズが蔓延しそうですね、

家庭崩壊を目論んでいるとは怖いですなぁ。。。
Commented by ma_cocotte at 2013-05-07 03:07
+ hiiragi さま

イエズス会がフリーメーソンによる創立だったとは知りませんでした。
フリーメーソンにおいて家族の概念がまったく違うらしいですね。
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