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一 勝 四 敗
2014年度のガレット・デ・ロワ合戦の勝敗発表。
今年は1月5日から17日までの間に3つのガレット、2つのクロンヌ(ブリオッシュ)をいただきました。結果、
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右奥のトラディシオナルなスジェ Le sujet を取ったのがま・ここっつぁんです。フェーヴ la fêve ではありませんのことよ。スジェです。ス・ジェ。

既に日本國国内で定着しているガレットデロワというお菓子の中に入っている陶器アイテムを「フェーヴ」と呼ぶことに言いがかりをつけているつもりは少しだけありますけれど、ガレットデロワに入っているフェーヴをさす物は陶器のアイテムではなく、乾燥したソラマメです。
これまで何度もココで書き残しましたけれど、ガレットデロワの遊びは本当は切り分けたガレットデロワを食べている間に中から陶器のアイテム(これをスジェ Le sujetと呼びます)が出てきたひとはその日一日、お菓子を分け合った環境の中で王様になります。そして、残念ながら同じ時間に分け合っていただいたガレットデロワから乾燥ソラ豆(それがフェーヴ la fêve)が出てきてしまったひとはその日一日奴隷になるという遊びだったのです。今世紀に入ってから世論のせいか、急激にガレットに負けを意味する乾燥ソラ豆をしのばせることがなくなりまして、それについては横に置いたとしても、なぜに王様になるアイテムがスジェではなくフェーヴと呼ばれるようになったのかはまっこと不思議です。

仏蘭西では兎も角、日本語圏において「陶器のアイテム」=「フェーヴ」であり、まことしやかに仏蘭西では陶器のアイテムをフェーヴと呼んでいるのです、と言う文面を見るたびに、私としては「それ、本当に本当?」と首を傾げています。

ちなみに、この写真はきょうの時点でのココんちのスジェとフェーヴです。
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手前の2つの乾燥ソラ豆がガレット・デ・ロワに入っていたソラマメで、これが本当に本物のフェーヴ。これが自分が手にしたガレット・デ・ロワの中から出てきたら、その日一日、王様の言うことを全て聞かねばなりません。

仏蘭西共和国内のどこかで、今でも乾燥ソラマメのフェーヴと陶器のアイテムのスジェの両方をしのばせたガレット・デ・ロワ、クロンヌ・デ・ロワが売られていることでしょう。

私の環境だけかもしれませんが、陶器のお人形を口から出して「フェーヴが出てきた!」と喜んだと同時に、「あのね、それはスジェだよ。フェーヴぢゃない」と冷ややかに訂正されることも仏蘭西国内では未だあるということで、まる
一方、日本國国内では陶器アイテムをフェーヴと呼ぶ「独自の文化」が定着していくことと想像します。どなたかが早合点して勝者がフェーヴと宣伝してしまったのかしらねぇ。

仏蘭西共和国の巷では未だガレット・デ・ロワもクロンヌ・デ・ロワも買えますが、同時に大きなお店では2月2日の旧教のお祝い日 La Chandeleur にいただくクレエプのため、クレエプ用のフライパンや小物、小麦粉、そば粉、ジャムの徳用瓶にチョコレエトが揃った大きな売り場が目を引くようになりました。私の脳内もガレットからクレエプへ優先順位が移行ちう。クレエプ、大好き。


le 17 janvier 2014, Marguerite de Hongrie

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by ma_cocotte | 2014-01-18 19:26 | Thé ou Café? | Comments(6)
Commented by mariarica at 2014-01-19 16:01
たいへん勉強になりました 私も
フェーヴだと思っていた一人です☆
Commented by ma_cocotte at 2014-01-19 23:49
+ mariarica さま

日本國国内ではフェーヴで定着していますものね。
私はこちらに住み始めた当時(西暦2000年前後)は未だ乾燥
ソラマメ入りのガレットが巷で売っていたし、近年は「フェーヴ入り」と
いずれのお店も宣伝しているのでそういうことだと思い込んでいました。

久しぶりにガレットのゲームで私が勝利したことで、ココんちの
仏人から突込みが入り、あらためて調べてみたら、なるほど!と。

Galette des Rois Sujet Fêve

で検索すると詳細がいくつも出てきます。お時間ございます時にぜひ。
Commented by ぴよよん at 2014-01-23 07:45 x
こちらはとても久しぶりです。
お元気ですか?
私も陶器がフェーブだと今の今まで固く信じていました。
fèveがそら豆のことだというのも知っていたのですが、
むかーしむかしは陶器の代わりにそら豆を入れていたんだよ、とか
そういうことかと…。
ちなみに今年はいつもより多く3個のgaletteをいただきました。
勝率は1勝2敗。
うちの大家族で食べて当たったのはかなりラッキーですよね?
Commented by ma_cocotte at 2014-01-24 18:04
+ ぴよよんさま、

そちらこそお元気ですか?
ずっと気にしておりました。
ママンが一日女王!なんてすばらしい結果でありましょ。良かったですね!

日本でどうして勝者=フェーヴが定着してしまったのか、私も
捜査中です。地域によって勝者=フェーヴと呼ぶのかしら?
と仮定すると、もし首都パリの習慣がそうならば、日本では鵜呑み
しますよね。
三単語で仏語検索すると詳細をかなり拾えたのでありがたかったです。
うちに本物の乾燥そらマメが残っていますが、このお店のガレットには
もちろん陶器も入っていたので、伝統的な遊びができたことになります。
この十年で急速に廃れた遊び方のひとつかもしれない。バナーニャ
事件にもつながるような気がしないでもありません。

私もたまたま先日自分が勝利したことで「わーい、フェーヴだ」と
声にだしたら、家人から「え?勝者はスジェ Sujet だろ」と非常に
冷ややかに言い返されてしまったのです。「ああ、もし敗者なら
フェーヴと言っていいよ。」とニヤリまでくっついた。ぢぐぢょ。
Commented by m-rica at 2014-08-20 11:23
また テレビでスジェをフェーヴと大々的に喧伝していました
ので

それはフェーヴでは無く スジェだと

今日のBlogに載せました

☆ま・ここっとさんに教わった旨も

ご迷惑な場合 削除しますので ご一報くださいませ

事後報告で 失礼しました。
Commented by ma_cocotte at 2014-08-20 16:17
+ m-rica さま

お知らせに感謝です。
これから拝見します!
迷惑なんてとんでもございません。感謝、感謝!
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