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逆縁の不幸
先ほど、きょうの「花子とアン」第117話の視聴を終えました。
泣きました。
同時に花子の息子の死を報せる電報を受け取った蓮子さんに義母さまが日本婦女子の鑑のように凛と、うろたえる蓮子さんの背中を押した姿が印象的でした。私は子供を産んでもいませんし、育ててもいないので、どうも齢ばかり重ねるだけで心構えが子供のままであると改めて実感もしました。

以下、どうでもいいことですが、

私の亡き母は生まれて初めて出産した子(男児)を生後三日で失いました。母の健康と、これから生まれてくる赤ん坊のためにもと私の両親が首都圏の過疎地に引っ越してすぐ、身重の母がお風呂場で転んだことで産気づいてしまい、日満たずに出産となってしまいました。自宅でお産婆さんによる出産となり、初子は無事に産まれたものの、3日目に急変し、眠るように息を引き取ったのだそうです。私の両親にとっては初めての子供だったので、月足らずの赤ん坊ではありましたが、戒名もいただき(両親の名前からそれぞれ一文字ずつもらっての戒名です)、荼毘にふし、父方のお墓に納骨されました。今は、亡き母と息子は並んで納骨されています。

私が生まれる前の話なので、両親からこのことについて知らされるしかありませんでしたが、今振り返ると両親共にこのことについて私に語ることはありませんでした。父は未だに何一つ語らないと言えます。生前の母は何度か年ごとに父にそっくりになる私を見て寂しくなったのか、死んだ子供が自分にそっくりな赤ん坊だったと私に話したことがありました。母は面長の顔立ちでしたから、おそらく月日満たずに誕生した兄も肉付きなど赤ん坊らしくなかったので、面長の母に似た印象だったのかもしれません。

母が亡くなって、葬儀を済ませても私の父は朝昼晩だけでなく思い立っては仏壇やら家に安置されていた骨壷に手を合わせるばかりで、母の遺品には何一つ、まったく手を触れませんでした。一方の私は母に手を合わせる暇もなく、一か月近く朝から晩まで母の遺品の整理をし、遺品を手にしてはあれこれ思い出すことを懐かしみながら、空を見て射祷していました。その時だったか、それから半年後になって母の納骨で実家に戻った時だったか、父に私が「母が先に行ってしまったけれど、もし私が先に行ってしまったらママは発狂してしまったかもしれませんね」と話したことがありました。父は節目がちに頷いただけでしたね。最初の子だけでなく、私まで母より先に他界してしまったら、きょうの「花子とアン」の中で蓮子さんの義母さまが子供を失った母親の気持を蓮子さんにびしっと伝えられたけれど、我が身の心臓をもがれるよりつらい思いは母親にとっていかばかりかと想像します。きょうの「花子とアン」の後半で息子の遺体に添い寝する母 花子。蓮子さんの来訪で堰を切るばかりに号泣する花子。私が生まれる前のこととは言え、もしかしたら私の母もこうなってしまっていたのではないだろうかと今になって思いやる自分・・・遅すぎですね。

きょうの「花子とアン」ホームページ の日めくりノートを覗くと、花子の夫 英治さんのこの日の演技についての考えを読むことができます。読みながら、時代背景違えど、上に書き連ねたようなことが心巡った次第です。
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きょうは8月13日で、まもなく14日の日付にかわって数分後には、12年も共に暮らした愛猫の他界一か月を迎えることになります。猫ですからね、ヒトぢゃありません。寿命もヒトより短いとわかっていますけれど、この一か月、寂しい気持でいっぱいです。写真はこんもりと満開になった庭のルドベキアです。おとといあたりから秋の気配も感じられます。時は先に先にと流れているのだと咲く花や吹く風に教えられています。

le 13 août 2014, Hippolyte

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by ma_cocotte | 2014-08-13 18:04 | 『?』なたわ言 | Comments(4)
Commented by mariaangie at 2014-08-13 21:47 x
十字を切ってお祈りしております。

こんばんは。
色々なお気持ち,お察し致します。
何もできませんが,
日本より,十字をたくさん切って
お祈りしております。
Commented by ma_cocotte at 2014-08-13 22:13
+ mariaangieさま、

きょうの「花子とアン」の15分、親の気持、祖父の気持、子供の気持、
友の気持、知人の気持と全ての登場人物の思いについて自分を
乗せて考えてしまいました。そうしているうちに、自分自身の過去が
オーヴァーラップしたりするものなのですねぇ。
この世に今いる私たちは時に乗り、前に善く進んでいくしかないのだと
思います。

お祈りに感謝です。ありがとうございます。
Commented by joyママ at 2014-08-17 05:56 x
私も 逆縁には なりたくないですね。
両親、特に 母を残しては
お??達も 居りますので
彼等( 人間、お??たち) を送れば
たぶん、大きな心残りは 無いかと

実際の、秋が・・・涼風が 待たれます
Commented by ma_cocotte at 2014-08-20 00:50
+ joyママさま

逆縁は悲しいというより、周囲を「悲しませる」と思うので、
私のような親不孝もんは逆縁だけはしてはならない、
それが親孝行なのかもしれない、とようやくわかってきたように
感じています。

猫の一生は短いとわかっちゃいますが、これまたつらいですね。
ほぼ黒猫とほぼ同い年の猫がうちには2猫おり、続いてほしくありません。
私にも一休みさせて、と祈りながら、彼らと日々関わっています。
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