<< ポルスペひとり旅 夏草や 兵どもが 夢の跡 >>
ハ キ ダ メ に カ ラ ス
昨日の夜は9時頃から深夜まで、仏国営放送 France 2 にずっとずっとアラン・ヂュペ Alain Jeppé が生放送に登場していました。ココを長らくご覧の方でしたならば、私がヂュペ嫌いであることがどこか記憶の片隅にあるかもしれませんけれど、もちろん現在の私は相変わらずヂュペが嫌いというより、信頼なんか持ってません。

ところが、です。
先週、あの神聖賢愚帝サルコぢ一世が、です。なんと政界復帰宣言なんてことをぶちまかしました。先ずは自分の政党UMPの総裁選挙に立候補し、続いて2017年の共和国大統領選に臨むつもり、その気になっちゃっているそうです。
b0070127_15193946.jpg
@Les Guignols de l'info

勘弁してくださいです。
サルコぢの御世にピリオドを打ちたいがために、サルコぢ以外の誰でもかまわないと決戦で仏社会党のフランソワ・オランド王に投票したところで、フランソワ・オランド王の御世がアジャパーなのは誰もが認め、後悔もしていますが、その後悔は次の大統領選挙にもし、万が一、フランソワ・オランド王が出たところで、投票しなけりゃ済むことです(現状のオランド王の公私からして、次期大統領選でオランド王が仏社会党公認になることは先ずないだろうと推測す)。

かなり、果てしなく黒に近い汚職好きであるサルコぢがオランド王の不人気やら自分が院政をしいている政党UMPが迷走状態であることが、サルコぢの取り巻きにしてみると「政界復帰のチャンス」と読んだのだろうと推測するしかありませんけれど、少し穿って眺めてみれば、サルコぢが再び大統領特権を得たら、現在進行中のサルコぢが絡む全ての疑惑について何もかも「中断できる」わけです。そんなことさせてたまるか、と思う庶民もいれば、サルコぢの御世の数年でサルコぢの恩恵やら贔屓やらもらったひとびとはサルコぢの復活を実現させることで、再び恩恵を実感したいのです。

実にいやらしい魂胆がサルコぢと、彼を拝む臣民が持っています。

UMPは日本国内に例えるならば自由民主党のような巨大政党です。今度の総裁選挙にはサルコぢ以外に何人かの候補者の名前が挙がっては消える繰り返しが、この半月続いています。サルコぢの御世において、首相をつとめたフランソワ・フィヨンもそのひとり。ですが、サルコぢのやりくちを知っているひとならば簡単にサルコぢがライバルを丸め込み、そして、大統領選挙においてはライバル政党(きょうび、仏社会党だけでなく極右政党FNも含まれてしまっている)のマニフェストを盗んで自分のものにすることで票数を増やしていき、当選したら必ずしも実現しなけりゃ済む、それがサルコぢスタイルだから、サルコぢは今度もまた同じことを行なうと予想できます。フィヨンはおそらくサルコぢに叩かれる、飲まれる、消される・・・でありましょう。

さて、ここでもうひとり登場したUMP総裁候補者がアラン・ヂュペです。サルコぢの御世において、外務大臣だか何か重職をもらったひとりですが、フランス政治にあまり興味ないひとの脳裏にはシラク大統領時代に首相をつとめた人物であることの方がこびりついているかもしれません。このひともサルコぢと同じく、汚職がひけらかされた過去があります。

サルコぢが先日、仏国営放送夜8時のニュウス番組にナマで登場し、一時間近くべらべらとあの調子でしゃべくりましたが、それを前後して、【サルコぢが過去を悔い改めて生まれ変わった】、だから?
臣民よ、サルコぢを赦せ、受け入れよ
という、あれ?どこかで見聞したことある話の流れだなあ、と数秒考えたら、新約聖書のパウロの回心ではありませんか。へぇ、サルコぢの両瞼からウロコが落ちたんだ、と思ったところで、生放送のサルコぢを眺めていたら、平気でフランソワ・オランド王について「ウソツキ」と口から出しやがったので、サルコぢが回心して生まれ変わったなんて臣民を洗脳するウワサ流しにすぎないのだと現実に戻れました。サルコぢ、愚かであります(このひとの本職が弁護士であることがどうにも信じられないくらい、口から出てくる言葉になんら魅力ない)。
サルコぢがナマでテレビ画面に登場し、十日もしないうちに、政党UMPの重鎮たちがサルコぢを支持せず、アラン・ヂュペ推しであるというウワサが流れ始めました。今週に入り、ディスカールデスタンやシラク夫妻はヂュペを推していると。
b0070127_15322963.jpg
"Alain, je vais demander à Giscard de te soutenir ! Avec toi, moi et Chirac, on va écraser Sarkozy !"
@Les Guignols de l'info

そんなウワサが流れたところで、昨日の夜の生放送。
こりゃ、アラン・ヂュペにとっては順風以外の何モンでもありませんぜ。
いやはや、私ゃ、繰り返しますけれどアラン・ヂュペが大っ嫌いですけれど、昨晩の生放送を見てしまいますと、先日の生放送に登場したサルコぢにくらべてアラン・ヂュペは落ち着いているし、対面した人物が誰であろうときちんと聞いてから、声を低めた美声で返答しているし、何よりハゲ頭であってもサルコぢより品もあれば、他人に「我は紳士であるぞ」と信じ込ませるオーラが出ているのです。

昨日のヂュペに比べたサルコぢは?

・・・・思い出したくもありません。
動作に落ち着きないし、他者や物に投げる目つきが悪いし、声も高く、話し方がせっかち。・・・政治家としてのマイナスポイントを挙げたらキリがありません。現オランド王も同様ですが、オランドより現在の外務大臣のロラン・ファビュウスの方が数千倍オーラがあるし、かっちょい。ノンポリのマダムのハツはオランドではなくファ謬スにつかまれちゃってますけれど、昨晩のあの番組を見ちゃった中道保守を贔屓しているのにノンポリなオバちゃんには多動なサルコぢよりダンディーなヂュペに将来を期待したくなっちゃったのではないかと思いました。先日のサルコぢのナマ登場に続いて、昨日のヂュペのナマ登場の順番だと、ヂュペだってサルコぢに負けず劣らずの狡猾で限りなく黒いカラスであっても、漆黒カラスのヂュペがハキダメに浮かぶ鶴のようにさえ見えてきますからね。
b0070127_15443286.jpg
@Les Guignols de l'info

兎にも角にも、サルコぢがパウロのように回心して、イエスさまのように復活し、サルコぢが愛するオバちゃんたち(この写真 ↑ 左のナディイヌ・モラノ Nadine Morano)がマグダラのマリアのごとくサルコぢ賛美のために命をかけて宣教布教に励み、テレビ画面やラジオスピーカーにたびたび登場して、ヒステリックにアホちゃいまんねんパー発言で大事な私たちの目と耳を汚し、時間を無駄にする時代が近未来にこの世に復活することは、私ゃ
勘弁です。
サルコぢは二度と復活しなくていいです。
お願いですから、普通のひととしてフランスの政界から他界したら、永遠の安息の中にいてください。

しっかし、あいかわらずサルコぢのストーリーは聖書やナポレオン英雄伝にあてはめて茶化せるようにできているので、気分悪いし、気持悪い。


le 3 octobre 2014, Gérard




【追 記】@10月3日午後12時半(日本時間同日午後7時半)
上の文中で、シラク夫妻がアラン・ヂュペ支持と書きましたが、ヂャック・シラクはアラン・ヂュペ支持、ベルナデット・シラクはサルコぢ支持とのことです。
[PR]
by ma_cocotte | 2014-10-03 15:54 | 『?』なサルコぢ屋 | Comments(2)
Commented by m-rica at 2014-10-03 16:17
おらら…フランスも大変ですね
しかし 此方は もっと深刻です
日本沈没
声が高いどころか
ちゃんと言葉の話せない
ノータリンが国のトップです
Commented by ma_cocotte at 2014-10-03 19:33
+ m-rica さま

あややおよよ。
私もアンチ安倍ちゃんですわよ!
終始まったくおちつきのないサルコぢの動きをどうしたら止められますでしょうか?
テレビ画面とは言え、サルコぢの話す仕草や目つきを見ているうちに、
こちらまでおかしくなってまいりますよ。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< ポルスペひとり旅 夏草や 兵どもが 夢の跡 >>