<< とりあえず、3.99€ 大航海 >>
葡萄牙について知らないことばかり
だったので、知る喜びがいっぱいの旅になりました。
b0070127_341445.jpg

例えば、首都リスボンで遠くにかすんで見える橋。
その名は「4月25日橋 Ponte 25 de Abril」、欧州で最も長い橋なのだそうです。知らなかった。

とある三食付き昼寝皆無の団体旅行に参加し、リスボンからポルト、国境を越えてスペインのサンチアゴまでのバスツアー。不幸にも連日の豪雨でバスの窓の外の景色も大して楽しめず、ただただ耳に入ってくるガイドさんの説明をかぢっておりましたが、自分、ポルトガルについて何も知らないことを知りました。

現在のポルトガルの第二外国語は英語だけれど、以前の第二外国語はフランス語だった。

国民男子の義務教育化が1940年代、国民女子の義務教育化が1950年代なので、現在も多くの高齢者が文盲であること。(例えば1910年代のファティマの聖母出現で知られる3人の子供たちは学校に通っていませんでした)
b0070127_45915.jpg

大昔、ポルトガルがアラビア・イスラーム世界に支配されていた時代が長かったので、現代ポルトガル語のうち約1000単語がアラビア語由来であること。たいていはアル al で始まるそうです。が、例えば地名のファティマ、ナザレなどはアラビア語そのものだそうです。そう言われてみると、ファティマはイスラーム婦女子の典型名だし、ナザレはイエスさまが育った土地で、現在はパレスチナ自治区内です。なあるほど。

16世紀頃は日本との交易がさかんで、当時の日本の文化がポルトガルに多く持ち込まれ、生活文化に大きく影響していること。例えばポルトガル語でお茶を「チャ」と呼ぶのも日本からお茶の文化が届いたからだそうです。知らなかった。これについては当時の日本がポルトガルからたくさんの生活文化を受け入れ、今に至っているのだとばかり。ところが、ポルトガルでは「お互いに文化交換をしていた」と捉えてくださっているようで、親日家が多いです。ありがたい。

ポルトガルでの最低給与設定が月額500ユーロ(フランスの三分の一弱)で、500ユーロで定年を迎えた場合、その後の年金が月額270ユーロであること。←フランスぢゃ生きていけないかも・・・。コレゆえ、高学歴者や手に職を持つポルトガル人が欧州各国、海外(主にブラジルまたはアフリカ内の旧ポルトガル植民地各国)に移住してしまうという現実。この話題は少なからずショックでしたね。一方で大学での就学費用が何から何まで高額なので、大学に通える学生の出自が限られてしまっているという矛盾。なんだかなあ。ポルトで、バスの中から偶然にも何度か黒づくめの伝統的な装いの美しい大学生たちを見ましたけれど、教育制度が欧州の他国よりかなーり遅れているし、問題があると察しました。

と、ポルトガル国民の生活はとても厳しいのに、ポルトガルの町の様子はフランスやスペインの町々より洗練されていて美しいという不思議。もちろん町のそこここに壮麗な歴史建造物だけでなく朽ちた廃墟や疲れた建造物が点在してはいるのですが、どういうわけか街全体がかもし出す雰囲気はフランスよりかなり垢抜けているように思えました。私が日本人なのでポルトガル人の生活感覚とどこかツボが合致しているせいでしょうか?
b0070127_4103477.jpg

首都リスボンも、商業大都市ポルトも、ファティマやナザレも都市計画整備実施または完了直後に訪問したのも運が良かったのかも。空港もリスボン、ポルト(↓)とも近未来空間でしたよ。
b0070127_420498.jpg

と、以上、まとまりのない文章のまま、とりあえず今日はココまで。

le 18 novembre 2014, Philippine



もうひとつ「知った喜び」を思い出しました。
現在のポルトガル国内事情がフランスと異なる点。
それは、最近の世界を騒がさせている物騒な諸問題にもつながりますが、今は貧しいポルトガルもかつては他の欧州国と同じくアフリカにいくつかの植民地を持っていましたが(ポルトガルにとって最後に手放した植民地は中国のマカオ)、アフリカのいずれの旧植民地国もキリスト教国であり、イスラームがマイノリティである点が英仏の事情とまったく異なる点で、ゆえに現在もアフリカの元植民地からポルトガル本国にひとびとが移住してきても英仏が悩んでいる問題がポルトガルでは起こらないのだそうです。これはちょっと目ぇ覚まされた話題でした。

と、この写真はナザレの町で偶然出会ったアフリカはアンゴラからの巡礼者さんたちです。カトリックさんたちですね。
b0070127_4363679.jpg

b0070127_4365975.jpg

ロオマ、ルルド、ファティマなど必ずアフリカからの巡礼者さんたちがいらして、彼らの美しいプリント布の民族衣装に私の目が釘付けになってしまうのですが、アンゴラの布地も鮮やかで美しい。ほれぼれ。
[PR]
by ma_cocotte | 2014-11-18 04:23 | 『旅』 Rien de special | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< とりあえず、3.99€ 大航海 >>