昨日(2005年4月6日)早朝,モナコ公国のレーニエⅢ世大公が崩御されました。
モナコは大公国であって王国ではありません。 将来,大公家の世継ぎである男子が絶えたら,養子縁組をしてでも国を存続せねばなりません。「永遠の王国」ではない足元あやふやな大公国モナコですが,昨日レーニエⅢ世大公の崩御が発表されてから,モナコ在住者の全てが喪に入りました。国内は国旗に黒いリボンを結び,ほとんどの一般家屋の窓からも同様の旗が掲げられました。モナコは超一流の店が集まり,カジノはつとに有名ですが,その全店舗も昨日は「弔意の閉店」を決めました。 が,ですね。 今(フランス時間午後2時手前),お昼のニュースが終わりましたが「日本人観光客が喪中のモナコへ観光を続けている」と丁寧に流れてしまいました。カテドラルや大公宮の前で写真パチパチする日本人団体の映像がしっかり付いて。今朝はモナコ内の学校に通う子供全員がカテドラルでの追悼ミサに出席しましたが,ミサ終了後カテドラルを出る子供たちにシャッターを切る日本人たち・・・。キリスト教国でもなく,グリマルディ家とはエンもユカリもない日本人にとってはどんな状況に遭遇しても決められた観光スケジュールを強行突破しなければならないのでしょうか? 9.11テロ級の偶発的状況ヂャない限りですか?「ヒトの死」とはそういうものですか? これで帰国後「王様が死んだせいで買い物できなかったぢゃないよ!」とでも言うのでしょうか?それとも「王様が死んだおかげで特別なモナコを私は見たのよ」と自慢するのでしょうか? 大公家の方々は6ヶ月間喪に服すそうです。来週火曜日,水曜日にレーニエ大公のご遺体がモナコ国民のために顕示されます。4月15日の葬儀終了までモナコ国内は何もかもが通常どうり動くことはありません。 確かにモナコは観光収入で成り立つ国です。が,一杯お金を落としてくれる日本人のために「大公への敬愛」を軽んじて商売を優先するようなことはしません。昨日からどの店舗にも飾ってある黒リボンを添えた大公殿下の写真に「縁起悪い」という言葉は似合いません。 日本ではモナコ国民と大公家が観光収入で贅沢な暮らしをしていることのみが強調して伝えられていますが,大公家がその収入を利用して文化・芸術・スポーツ活動(バレエ,サーカスなど)のパトロンになっていること,モナコ周辺のフランスの小村に公共施設を寄付し続けていること,最貧国のひとつであるマダガスカルの復興パトロンであること,カロリーヌ王女(長女)がフィリピンのスラム街へのボランティア活動を続けていること・・・などなどは尊敬に値することです。 モナコに住む人々が大公家(グリマルディ家)を敬愛するのも当然でしょう。お金持ちだから敬っているわけぢゃありません。 このような「グリマルディ家の人々」の地道な活動をぜひとも日本で紹介して欲しいです。 ほんとに、そうですね。同感です。ところで、彼は結局、生涯独身をつらぬき通したのね?グレース・ケリーのことが忘れられなかったのかしら、やっぱり。。。?新たに天国で始まる二人のロマンスに乾杯! ◎Unya_sukeさま。 昨日からニュースで繰り返し流れているのは「元祖パパラッチに振り回された王族はイングランドではなくモナコだ」ということです。グレース妃の事故にも謎は多く残っているし,何より二人の王女がはちゃめちゃな人生を継続中(キャロリーヌは4度の結婚,ステファニーは歌手になるは脱ぐは門番と結婚しちゃうは,サーカス団と駆け落ちしちゃうは,子供に捨てられるは,曲芸師と再婚しちゃうは・・・うう,書ききれん),その姉妹に挟まれた世継ぎ・アルベール王子は未婚のまま・・・。グレース・ケリーの死後は「苦悩の大公」で紹介され続けていました。そして確か一回り以上王妃と年齢差があったはず。 アルベール王子はテレビ生放送のインタビューなんぞを拝見するとなかなかの方ですよね。生きた言葉で魅了できる王子さまだと思います。昨日から「独身のままではいられまい王子」としてニュースで連呼され続けてますよ。どうなるのかなあ?ちょっと興味あり。うふ。 >これで帰国後「王様が死んだせいで買い物できなかったぢゃないよ!」とでも言うのでしょうか?それとも「王様が死んだおかげで特別なモナコを私は見たのよ」と自慢するのでしょうか? そういう、、、のが多そうで悲しいデス。 NYテロのあと、おもしろ半分で安く行けるって事で旅行に行った日本人多数。。 友達も行こうかなーって言うのを聞いて、その友達への想いがかわりました。。 自分が関係ない場所、事は、どうもおもしろくとる人が多くてイヤになる。。 ◎でしょ?ミイさま。 喪中なのに観光を続ける日本人・・・なんて全国放送で紹介されてしまった。肩身狭い日本人の私です。「日本はお金持ちだけど野蛮国」レッテルがべったり・・・。日本は「どこにも恥じない国際人を育てる」のが教育目標だったのではないのか? ヴァチカンもモナコも日本で書かれるようなスキャンダラスな国ではないのよ。芸能人ネタと同じような記事に疑問を持たざるを得ません。 はぁ・・・。なんとも言えないわ。言うけど。 自分だったらどうするかを考えるとね。 もし予約をして代金も払ってしまっていたら…行くかすら。行くわよね多分。僅かな休みをやりくりして、払い戻しもできないならね。行った先でどういう行動をとるかだわ。 ゴシップ好きは日本人に限ったことではないけど、間がわるいのは確かね。空気を読めないと言うのも。ちょっと軽い言い様だけど、致命的でもあるのよね、コレ。 ◎ツキノ-ワ-グマさま。10000km離れたエンもユカリもない国だからと言ってヴァチカンやモナコを面白おかしく書く必要もないのではないかしらね。 一方,今日のお昼のニュースははっきり「日本人観光客のみが観光を続け・・・」と紹介されて始まってしまいました。モナコは衛兵交代が有名なんだけれど,太鼓にまで黒い布をかぶせて弔意を表していても日本人観光客にとってはおかまいなしで騒いでおりましたぞ。 日本人観光客なら、さもありなん、な恥ずべき行動です。いったい人の死を なんだと思っているのでしょうか? こちらでは教皇様よりも大公の報道は さらに少ないのですが、ある番組でキャスターがふざけた調子で、「ま、あの美しい G・ケリーと結婚できたといっても、ヤモメぐらしが長かったから、幸せな81年 だったかどうか・・・」とバカ笑いをしていたのが、観ていて不愉快でした。 お亡くなりになったんですねぇ。 日本ではじぇんじぇん報道の扱いが小さいような気がします。 (それどころかローマ法王ですら首相が出向かない国ですからねぇ。) きっと「休みをやりくりして高いツアーを払って・・・・」っていう感覚なんだろうなって思います。 旅行会社の判断もあるだろうけど、いるならいるで、もう少し場の雰囲気を読んで目立たないようにするとかできないかなぁ?って思ってしまいます。 ◎Monicaさま,とうとうニュースで報道されてしまいました。「外国人観光客」ではなく「日本人」と断定して,です。これ,恥ずかしいです。こういうことをしておきながら一方で「日本人には情がある」と言ってもロジックになりません。 前回のエントリーでHoop先生もコメントでご指摘でしたよ。「公妃グレース・ケリーの夫の死」と紹介する日本。 これも非常識極まりないでしょう?確かに彼女はハリウッド・スターでたまたまアイルランド系カトリックの血を引いているから大公と結婚「できた」だけです。 「きれいだから」だけぢゃ結婚できません。そういうことをタブーにしてハリウッドスターと結婚した「王(King)」。彼はKingではなく永遠にPrinceです。大公ですから。こういう序列もタブー。で,結果はヴァチカンへ民間人派遣・・・情けないです,これが国家の判断です。 そう,こちらはたった今(8H30),法王葬儀の特別番組が開始しました。これから13時まで生放送です。そして南仏は雨です。天からの涙雨。 ◎Seven_seaさま。 何せ「グレース・ケリー公妃の夫」ですから。エジンバラ公と同じような物言いでしょう?レーニエ大公は婿ではありません。運良くグレース・ケリーがアイルランド系カトリックだから結婚できただけです。 こういう滅多にない状況にぶち当たってしまったらそれこそ「C'est la vie (運命だわ)」でポジティブ・シンキングしつつ一歩譲るのが欧米的思想でしょうね。とにかくモナコのカジノは大公立なので1か月休業になるかもしれないそうです。 お邪魔します。 世継ぎが居ないとフランスに吸収される、というのは昔の話です。 レーニエ大公は正に、フランスとの関係を修正した君主でした。 ◎kiyoaki.nemotoさま,2002年に条約が改正されたそうですね。
日本の外務省のHPも早く書きなおしていただかないと・・・・。 先週の大公死去以降,フランスではモナコ存続のためにアルベール王子は独身は続けられないだろう,と論議されていますがキャロリーヌ王女の長男(アンドレア・カシラギ氏)を養子にするのでしょうか?
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その日暮らしのその日@ココんち
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