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夜明け前から、ヴぃっくりぽん。
またも寝ぼけ眼レポート。

こんにちはココんちの野暮用のせいで午前5時半までに起床せねヴぁなりませんでした。
リビングに移動し、テレビに火ぃ入れたら、画面からかもし出される何かがおかしい。ぢぃいいいと凝視を数秒した後に、どうやらどこかで銃撃戦の現在進行形なのだとわかってきました。そして、その場所がサンドゥニ Saint Denis だとわかりました。

花の都巴里の北部に隣接するサンドゥニ市は先の金曜日にテロ事件があった国立サッカー場がある町です。移民街としても有名ですが、一方でサンドゥニ市にはそれは大きな大聖堂 La Basilique Cathedrale de Saint Denis があり、その聖堂の中には仏蘭西の歴代国王、王妃の墓所があることや、日本語でもしばしば耳にするレジオンドヌール勲章を受勲した人物につながる女子が集う全寮制女学校があることでも知られています。ですから、当初、テレビ画面で生中継を見た時はサンドゥニ市内の移民家庭が多く集う団地で銃撃戦になっているのだろうと想像しました。

ところが、この想像は大きく外れました。

中継場所はヂャン・ジョレス広場 la place Jean Jaurès で、テロリストさんたちが立て篭もりを続けている現場はこの広場と大聖堂の間の通り(たぶん、レピュブリック通り Rue de la République)に建つアパルトマンです。広場と大聖堂の間にはサンドゥニの市役所や簡易裁判所があります。つまり、サンドゥニの旧市街、歴史的にサンドゥニ市の心臓部にテロリストさんたちが立て篭もっていることになります。

こんなヴぃっくりぽん、ありますかいな。

灯台下暗しなのか、今の段階でテロリストたちが先週金曜日からココに篭っていたのか、それともヨソからココに戻ってきたのかわかりませんけれど、国立サッカー場からも1kmくらいしか離れていません。きょうの朝から周辺住民のインタビュウが次々流れていますが、こんなカトリックの大きな教会が建つカルチエに意外にもかなり教条原理的な装いのムスリマ(イスラム教の女性)が多くお住まいというのも驚きでした。
b0070127_1935551.jpg
http://www.lepoint.fr/societe/en-direct-attentats-fusillade-a-saint-denis-le-9e-terroriste-cible-18-11-2015-1982539_23.php


で、銃撃戦。
結果、立て篭もっていたテロな女性さんが自爆し、共にひとりの男性が死亡したらしく、警察のターゲットだった主犯格のアブデルハミド・アバウド Abdelhamid Abaaoud は生け捕りに成功したらしい。←コレ、ちょっと不思議です。なぜなら普通、主犯格は殉教を選ぶので、今回の場合なら自爆おねいさんの近くに彼が位置して、共に昇天というシナリオでしょうに。なぜ生きて、捕らわれてしまったのだろう??(現段階ではまだちょっと不明)19日早朝に追記:アブデルハミド・アバウドの生死が不明と発表されました。ですから、生きているならば逃亡中だと思われます。

しっかし、男女区別が徹底しているイスラム教ですのに、おテロリストさんたちが信じる原理教条主義の世界では女テロリストが大活躍ということですかしらね。まあ、弱い女性や乳幼児にダイナマイト腹巻を巻きつけるのは今に始まった彼らの慣習ではありませんからね(棒読み)。
この数日、傍観して思うことはIS(イスラム国)からの声明文にもコーランからの聖句が明示され、普通のイスラム教団体のページからもコーランの聖句を挙げてのISへの徹底批判がある。こうなると、ムスリム同士の戦いでもあるのだな、とわかってくるし、同じムスリムであっても読み手の解釈次第で神なるものが殺人にも生かされてしまうという恐ろしさに気付かされます。

サンドゥニに住むひとびと、サンドゥニに職場があるひとびとに今日は就労禁止、外出禁止命令が出てしまい、こんな世の中に誰がした?と気の毒に思っています。高速道路も封鎖されちゃったので何かと不便よね。

このままだと年末恒例のクリスマス市なども中止になるという話も入ってきているので、悲しいです。
平和が遠のいていく・・・


le 18 novembre 2015, Aude

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by ma_cocotte | 2015-11-18 19:18 | actualité 現時点の現場から | Comments(2)
Commented by シスターみみっく at 2015-11-18 20:03 x
このたびの一連の事件に関しまして心より哀悼の意を表し、犠牲になられた方々に永遠の安息をお祈り申し上げます。
話して分かる相手ではなさそうですが、でも、やられたらやり返す以外に何か手だてはないものでしょうか…
Commented by ma_cocotte at 2015-11-18 20:48
+ みみっく姉さま、

本当におっしゃるとおりなのです。
今、テレビから航空母艦がトゥーロンからシリアに向かい出発した様子が繰り返し流れています。昨日、おとといのシリアでの空爆だけでも「こんなことしても何ら結果は見えないよ」と口から出るばかりです。イスラム社会の家族、家庭の絆の特色をよく考えれば、こんな報復したところで平和が遠くなっていくだけで。泣けますよね、本当に。
そう思うと、私たちにとってできる究極は「祈り」「絶えず平和を希求する」に尽きるように思えてなりません。共に祈ってまいりましょうぞ。
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