<< 冷静になってみると、 勝った・・・・嬉しい。 >>
「ああ、やっぱり」としかつぶやけない。
きょうの朝の私は5時半過ぎに起床。掃除を終え、テレビに火ぃ入れて、いつものニュウス専用チャンネルに合わせたら、Attentat à Nice の文字。早朝の寝起きですからいつも以上に働かない私の脳がぼんやりと「ニースでテロ」と和訳しました。この時点でかなり目が覚めはしましたけれど、その後、ニュウスを視聴していても情報がどんどん変わっていく・・・そんな中、こうしてココにタイプし始めたあたくしです。

まず、事件ですが、ニースの旧市街突き当たりの海岸沿いの大通りプロムナアド・デザングレ Promenade des Anglais でテロが発生。昨日は日本語で言うところの革命記念日(仏蘭西では14 Juillet, カトォズ・ジュイイェと単純に「7月14日」という国定祝祭日)だったので、夜は恒例の花火大会が共和国内のすべての県庁所在地や主要都市で開催されました。ニースでは午後10時半頃から花火大会が始まり、テロ発生は花火終了直後の午後11時頃だったらしいです(現時点の報道です)。容疑者は白い大型トラックで会場に近づき(その近づき方が既に人殺しを目的とした運転という説も@現時点)、会場の治安をあずかる警官隊の20mほど手前で停車後、無差別に発砲を開始。警官隊との銃撃戦となり、容疑者はトラック車内で絶命・・・となったらしい。

現時点(仏蘭西時間の午前7時過ぎ、日本時間の午後2時過ぎ)でニュウス専門チャンネルからわかることは、
① 容疑者は31歳。ニース生まれのチュニジア系男性
② 死者は80人弱(まだ正確な数字は出ていません)
③ 18人が重篤患者として病院に運ばれている
④ 今月26日に解除予定の戒厳令を3か月延長。
でしょうか。この内容が繰り返されています。

思うに、トラックで突入後の乱射というのは新しいケースですし、加えて近年マジョリティだったモロッコ系移民ではなくチュニジア系が実行者というのも「新しい」です。(これについては一昔前ならばイスラム原理教条主義者=アルジェリア系で、モロッコ系は穏健と思われていたのに、近年、大逆転していることになります。チュニジアはマグレブ三国の中では最も教育熱心で他国に比べ男女同権の意識も高かったせいかアルジェリア、モロッコとは少し異なる位置でした。←けれど、例のチュニジアの春だかなんだかを境に状況が悪化した。残念なこってす。)

まだ午前7時過ぎなので、今後、詳細がどんどん公表されていくと思います。とりあえず、以上。


le 15 juillet 2016, Bonaventure


【追 記】
午前8時の時点で死者数が84名になりました(各全国紙一律の数値なので確かだと思います)。








* 私個人の昨日から今日ですけれど、

私が住むココんちあたりでも昨晩は23時から旧市街の大広場で花火が打ち上げられました。ココんちあたりは超ウルトラスーパーど田舎ですが、それでも県庁所在地にあたるので花火大会が開催されます。私は昨年の7月14日の花火大会は見物に行きました。大広場を囲むカフェのテラス席に座り、30分に及ぶ美しい花火のショーと多くの人々がかもし出す華やぎを楽しみました。

でも、今年は行くのを止めました。

モンココは昨日の午後遅くまで見物をあきらめていませんでしたが、私は申し訳ないけれど見物を断りました。「行くならひとりで行って」と口にしたことも覚えています。
なぜ私が拒んだのかと言うと、この一年のテロ事件のショックと警戒が私の脳にこっぴりと残っていることが原因です。それ故か、花火大会のポスターを見てからの脳内熟考で、この花火大会というステージはテロリストにとって「最高のお披露目舞台」であると答えが出ました。仏蘭西の花火大会のスタイルは優美な音楽が流れる中、花火が30分くらい連打され、花火大会後はそのまま野外パーティ会場に化ける形です。しかも、花火はココんちあたりのケースだと打ち上げ場所から10mも離れていない場所で私たちが見物するので、30分の轟音の連打の合間に誰かが自爆しても、周囲が恐怖を認知するのが数秒の差とは言え、ぢわぢわという波になります。「イスラム原理教条過激派」のカミカゼ・ナルシストにはたまらん設定ではないですかね。

兎に角、昨日の共和国内の各地で行われる花火大会については脳みそつるつるの私でもある種の「ヤな予感」が過ぎり、私は今死ぬわけには行かないので花火見物は我慢しました。

で、一夜明けて、ニースの花火大会でのテロ事件が明らかになりました。

ニースはココんちより南なので、花火開催時間が午後10時半だったのだと思います。ココんちあたりだと午後10時半だと外は未だ薄明るいのです。

この一年のテロ事件を振り返ると、どうにも警察や軍が守りきれない場所を彼らが狙っていると思います(シャルリ・エブド編集室とバタクラン劇場内を除きます。ユダヤ系食品店のケースは曖昧)。昨晩の花火大会も共和国いずれの都市も大広場や、車両通行止めにした大通りに人々が集うわけで、彼らひとりひとりの荷物検査の実行は不可能でしょう?←だったら、会場手前に検問を設ければ?となりますが、その検問に並ぶひとびとがごったがえす中で彼らは自爆しますよ。空港でのテロのパターンと同じです。

昨日のニースでのテロは無差別殺人ですから、犠牲者の中には白い人、黄色いひと、黒いひとだけでなく、容疑者と同じカフェオレなひと(仏語で北アフリカや地中海人の肌色をカフェオレに譬えます)もいました。報道だと病院にはカトリックの司祭やイスラームのイマムも多くかけつけ、対応にあたっているとのことです。こういうシューキョーの話題に触れるのも仏蘭西だからかもしれません。カトリックもイスラームも死を前にしたひとに行う儀式があります(あ、イマのカトリックだと死を前にせずとも病床の上にあれば行いますね)。もちろんキリスト教、イスラームだけでなくユダヤ教にも死の前後に決められごとがあり、それははっきりと「義務」と名づけられています。

というわけで、きょうはどこのテレビ局も特番の一日になりそうです。

もうすぐ午前8時だ・・・。


ああ、書き忘れた。

「私は貧困層が住まない特区にいるからテロは大丈夫」とかそういう意見について私は嫌悪します。
仏蘭西のどこであろうとテロの可能性があります。市街地で寝起きするテロリストならば特区に移動して自爆すればいいだけの話です。移動中のバスや地下鉄ン中で自爆するのも彼らの自由です。だから、自分の居住区の質は何の安心材料でもないわい。しかも、腹巻爆弾にアルミニウムを巻けば装置が感知できないって言うぢゃないかw ブルカの中にいる人物の性別だって素人のあたしたちには判別が難しいのも事実。

そーそー、インテリのイスラム原理教条主義過激派信奉者だっているよ。彼らの住まいはパリだろうが南仏だろうが知識層、富裕層がマヂョリティの特区ではないか。
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by ma_cocotte | 2016-07-15 14:50 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
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