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不完全ナマ中継
昨日は午後2時から、ノルマンディ地方はルーアンの司教座聖堂で、7日前の朝、テロリストの蛮行により亡くなったヂャック・アメル Jacques Hamel 司祭の葬儀が執り行われました。



テレビではニュウス専門チャンネルの itele がカトリック専門チャンネルの KTO と連携しての生中継。午後1時半には生中継が開始されていたと思われます。(というのも、私は午後1時半頃、外出先の街頭テレビで生中継をチラっと見たから)

カトリック司祭の葬儀の最後の最後には列席の司祭全員でサルヴェレジィナ Salve, Regina というラテン語聖歌が唄われるのが常なので、昨日の私はそれを楽しみに待っていましたが、残念にも itele も KTO もその歌唱の前で生中継が終了してしまいました。一夜明けて今日の朝になり、こうしてYouTube の KTO で昨日の録画をおさらいしましたが、やはりサルヴェレジィナまでの記録が残っていませんでした。本当に残念。

なぜ生中継が尻切れトンボになってしまったのかと言うと、もちろん葬儀が長引いたことで放映時間制限に引っかかってしまったことと、葬儀ミサの最後に参列者ひとりひとりが聖水をもって棺に向かい十字を切るという儀式があったからだと思います。この儀式はカトリックの葬儀なら必ず行われることで、仏教の葬儀に照らし合わせると焼香が似通っているかもしれません。
昨日のアメル師の葬儀は聖堂内に約1700名の参列者、聖堂の外には雨が降っていたにもかかわらず100名ほどのひとが集まったので、1800名ものひとが最後の聖水の式に参加すると相当の時間になります。昨日の生放送はこの聖水の式の途中で終わってしまいました。

それでも、私個人が興味深く見たことは、この葬儀ミサにはベルナアル・カズヌゥヴ内務大臣とロラン・ファビュビウス前外務大臣が参列していたこと。そして、最後の聖水の式でカズヌゥヴ内務相はカトリック信者と同じく聖水(棒)を持ちアメル師の棺に向かって十字を切りましたが、ロラン・ファビュウスは聖水棒にはまったく触れず、その代わりに棺のそばまで近寄り、数秒、棺に手を乗せたのでした。

へぇえええ。

フリーメーソン会員で知られるカズヌゥヴはこうして聖水をもっての十字を切ることに躊躇いはないけれど、ユダヤんのファビュウスにとっては十字切りにはいくら儀式と割り切っても「できない」何かがあり、ユダヤんがお墓に石を置いたり、手を置いてしばし射祷する行いに倣っているんだな・・・とあたしゃ、妄想しました、まる


le 3 aoùt 2016, Salomé



こんな ↑ 下世話な、誰からもミッションをもらってもなく、老婆心のねぢ曲がった好奇心での感想なんぞは横に置いて、昨日は主司式だったルーアンの大司教様のお説教で「こんなことは二度とあってはならない Plus jamais ça ! 」「悪魔よ、去れ Va-t'en Satan! 」などの語気強い言葉が聖堂の中で響き渡ったことが印象的でした。悪魔の存在はユダヤ教でもイスラームでも信じられているし、今の時代になって実はカトリックが悪魔の恐ろしさについて曖昧に、軽んじている傾向が世間で散見されるので、大司教という長上が「悪魔よ、去れ」という一文を用いたことは今となっては新鮮というか、目からウロコでした。
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by ma_cocotte | 2016-08-03 16:16 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
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